幸せのとき
心は苦しいほど喜びであふれる
そして手には何もない
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鬱から解放されるために大切なことは、鬱を客観視することだ。
だがこれは大変難しい。何とかしなければと思ったときにはすでに鬱を自分のものとして意識してしまっているからだ。鬱が自分のすべてだと意識してしまったら、心はどんどん沈んでいく。
そのとき有効だったのは医師の診たててくれた抗鬱剤だった。
自分ではどうすることも出来ない頭脳の働きが、薬の力で抑制された . . . 本文を読む
鬱がやってくると、何もかもが否定的に思えてしまう。
だからその逆をやれば鬱から逃れられる糸口が見つかる
どんなことも、どんな些細な出来事にも、
それは自分にとっていいことなのだと思うのだ。
どんな辛いことでも
よく考えてみればきっと、どこかにそれが自分にとってよかったのだと思える答えが見つかるだろう。
最初は無理でも諦めずに、辛い事の中に自 . . . 本文を読む
鬱から抜け出す第3の方法は自分を見つめるということだ。
鬱にとらわれたとき、大抵はもうこの苦しみから逃れられないと思ってしまうだろう。
一つの心配事が、まるで水面に拡がる波紋のように
心を不安の色に染めていく。
心が暗くなったとき、必ずそこに二つの道がある
一つは暗い心にまっすぐ落ちていく道
そしてもう一つは、今私に鬱がやって来ていると、はっ . . . 本文を読む
太陽が西に沈むのを見て自分を責める者はいない
太陽が照り輝くのを見て他人を責める者もいないだろう
それは誰も、太陽が人の力を超えた宇宙の摂理で動いていることを知っているからだ。
私の欝は、自分の命は自分のものと思うところから生まれた
社会にうまく適合できないこという思い込みが高じて私は自分を責め始めたのだ。
そして恐れ、先の見えない闇の中に迷い込ん . . . 本文を読む
欝は理想的な自分の姿を通してみた現実に対して起こることが多い。
理想と現実のギャップを自分の責任と思い込んでしまうのだ。
だから欝は、他人よりも自分を責めるタイプの人に多いいのだろう
知らない、できない、わからない、不器用、邪魔者、嫌われ者、
その裏返しで、人はみな立派に見える。
それがみな無能な自分のせいなのだ。
だがそんな私でも、雨が降るのを自分の . . . 本文を読む
鬱から脱出する第一歩は
まずそう信じることだ。
鬱に閉じ込められた心は必ず解放される
解放された時の自分の姿を思い描くことは
惨めな自分の姿しか見えていない心の世界に
ささやかな慰めを与えてくれる。
欝はそれをありえないことだと冷笑するだろう
引きとめようとして、悲惨なイメージで私をがんじがらめにしようとするのだ。
そのとき、鬱と . . . 本文を読む