第六感
《五感以外にあって五感を超えるものの意》理屈では説明のつかない、鋭く本質をつかむ心の働き。インスピレーション。勘。直感。霊感。「第六感が働く」 (デジタル大辞泉)
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五感を観てきたので、第六感について書いておきたいと思います。
念のため申し上げておき . . . 本文を読む
意識が照らし出す感覚の中で、もっとも身体に密着したものが触覚・体感だ。
五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)と言われる中で、触覚を最後に取り上げたのには理由がある。それが身体そのものを知覚する感覚だからだ。
心の旅をして、常に帰ってくる場所がここにある。
私がいつも苦悩を体に感じるのもここだし、至福を味わうのもこの場所にある。
私はこれを体感と呼んでいる。
それは、いわゆ . . . 本文を読む
意識。
それは私にとって、存在の根拠だ。
絵画のよりどころでもある。
例えばこの絵を仕上げるとき、作品の味わいを観る。
その味わいにこころを満たされなければ、作品はいつまでたっても仕上がらない。
これは外にはけっして現れない、わたしの完全なる個人の体験なのだ。
この味わいは、味覚とつながっている。
まずい、うまい。
その結果を出す前に、様々な味覚の刺激が味孔の微 . . . 本文を読む
意識に最も近い感覚。
「観る」は深くそして広い。
百聞は一見にしかず。古い言葉もあるように、見たことはそのまま意識につながる。
そして観る対象は様々だ。
ものを見る。
光のもとで色と形を見極める
見ただけで、瞬時に世界を把握する素晴らしい能力だ。
心を観る。
心に描かれる心象風景、悲しいことうれしいこと、様々な感情の色を観る
. . . 本文を読む
意識は常に、私の中にある。
吾は空なりと思い定めれば、空=意識がまず見えてくる。
その常にある意識に気付かずに、心だけが動いている。これが日常の私の姿だ。
ピントのボケた意識にまみれている。
意識を砥ぐとは、
そのぼんやりした意識をクリアにすることだ。
その第一は、音を聴くこと。
そこから始めた。
瞑想して、ただひたすら、周囲の音に耳をかたむける。
. . . 本文を読む
目覚めとともに、意識が動き出す
その意識を、どれだけ真剣に眺めていられるだろう。
次の眠りが来るまで
意識はいっときも途切れることなく私の中を照らし続けている。
人には言えない恥ずかしいことや、自分で見たくないようなことですら、
意識は容赦なく照らし出して私に見せるのだ。
つまり意識は
自分の思い通りにはならない。
これは一体何を意味するのだろう。
それを理解する . . . 本文を読む
想像力は尊く、唯一の知る力だ
想像力がなければ、誰もけっして人を理解することは出来ない。
愛は想像力だ
そして己もまた想像力なのだ。
なぜ?私が私に問いかける
理由は単純だ。
なぜなら、吾は空だから。
それ以外のいかなる理由も、説明も見当たらない。
もので愛を語れない
ものでしあわせを語れない
ものでいのちは語れない
しかし哀れにも、ものに幻想 . . . 本文を読む
(現代美術作家31名の競演)
全国各地に散らばっている、ほぼ同年代の作家たち。作風も、所属(身の置き方)もまちまちの中で、もの作りというたった一本の糸だけでつながった、集団です。
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やっと私の行動日程が決まりました。強行軍です。
8月21日、出品作品を携え、夜行バスにて東京入り
8月22日、早朝着。 . . . 本文を読む
(猫型宇宙探査船スケール号:目に艦長たちのいる操縦席がある。この連載のトップを飾ります。)
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第四話 スケールの世界探査旅行
一、スケールの世界
スケール号はのしてんてん博士が造った猫型の宇宙 . . . 本文を読む
「神ひと。」博士が得意そうに言った。
「神ひと?」
「神ひとって何ですか、博士。」
「そんなもの、聞いたことないだス。」
「博士、それって、ずるじゃないですか。」艦長も抗議した。
「神ひとなんて、だれも知らないでヤすよ。ほんとうにそんなものあるんでヤすか。」
「知りたいかね。」
「知りたいでヤす。」
「知りたいだス。」
「知りたいです。 . . . 本文を読む