光と影
きれいな白い箱と白い卵がたまたま出逢いました。
どちらもほとんど同じのマット状の白い肌が心に沁み込むような感じがします。
※ 文末に私の気付きと感じた思いを追記しました。
たまごを紙の上に置くと、とても幻想的で、光と影だけの世界が何とも言えない美しさと、不思議な存在感を見せてくれます。
たまごか . . . 本文を読む
宇宙のひも S50号
己の心と宇宙の境界線にある紐
イメージに技術がついてこない
何度かあきらめかけてようやく形を見た。
自分の中では今日までがタイムリミットだ。
個展オープンまでには形にしたかった。
見得と欲望の修羅場を何とか潜り抜けたような気がする。
当初の思いが描き出した形は
ことごとく消え去った。
白いキャ . . . 本文を読む
北斎の波
修羅場の話しの最後に、葛飾北斎のことを取り上げてみましょう。
資料はすべてWikipediaからお借りしました。
伝記はよく知りませんが、私には、稀有の偉人であり、孤高の修羅の人であった。そう思えてなりません。
有名な赤富士。
無駄のない清らかさを感じさせてくれる富士の姿。赤色が心に沁み込んできますね。
日本が生んだ巨匠です。ゴッホなどにも大きな影響を与えました。
. . . 本文を読む
人として生きるということはその生に価値を見出すこと。
修羅場と化すのは、
心が戦国時代を迎えているのだと、自分の経験が教えてくれます。
真実は一つなのに、
価値はあまりにも多い
あれがいいい。これがいい。
あれもほしい。これもほしい。
それが修羅を生み出すのです。
よく考えてみましょう。
修羅とは何か。なぜ心の中が戦 . . . 本文を読む
炬燵で居眠りしている耳にテレビから、こんな感じのセリフが耳に飛び込んできました。
「一度だけ、亡き人に会えるとしたら誰に会いたい?」
もうろうとした意識の中で、
「師匠に逢いたい」そう答えていたように思います。
病床で最後に見てもらった作品を、長い沈黙の後
「浅い」
と一言いいのこして、旅立って行かれたのです。
その師の年齢をすでに何年も超えてしまった . . . 本文を読む
白髪 一雄 足で描くアクションペインティング (具体)
具体美術協会の中心メンバー、白髪一雄の絵は凄まじい。ネットで拾った一枚の画像でも魂を吸い取られる気がする。
この絵はこんなふうにして描かれました。
私の感じた修羅場など、あっさり飛び越しているというしかありません。
全身を絵筆にして描く。
これ以上はないですね。
これを0.5 . . . 本文を読む
ここ数日、私は創作の面で、地獄のような道を歩んでおりました。
文字にするのがためらわれるのですが、
最近の禅論議で、これは今後の己のために書いておきたいとおもいました。
1月に入って、はるひ美術館での個展作品が一段落して、最後にひもの絵に行き着きました。
それを受けて、新たなひもの絵を描き始めたのです。
宇宙の成り立ちのもっとも根源に光とひもがある。
光 . . . 本文を読む
心の力学は何故存在するのでしょうか。
人は、誰に教わるでもなく、塊を認識します。
「在る」という認識は、もっとも原始的な意識だと思いますが、それは人が持つ最初の理解でしょう。
人間の始まりを想像してみましょう。赤ん坊の意識から世界を見たらどうでしょうか。
赤ん坊の意識は宇宙そのもの、すべては一体となって宇宙が呼吸をしている。赤ん坊自身はそんなことを何も考えま . . . 本文を読む
ニュートンの万有引力の法則
という公式で現わされます。
といって、私が詳しいわけではありません。
「分かりやすい高校物理の部屋」からの引用です。(リンクミスを修正しました)
二つのもの(AとB)が引きあう引力は、他に力の及ばない空間の中では、上の式にそのままあてはまります。
この時、
F=引力
r=ABの距離: M=Aの質量: m=Bの質量
G=定数(学者でない . . . 本文を読む
空間を描く。
心とは不思議なもので、デッサンの上に力学をつくりあげます。
空間を意識して描きはじめると、その思いが鮮明になってきました。
心の力学と題して、HPで公開しているものですが、紹介してみます。
紙の上に二つの〇を描きます。
するとそれだけで、心は動き出します。その絵を見て、様々に想像力が働きはじめるのです。下の絵を何も感じないまま観ることは出来ま . . . 本文を読む