おおよその構想をまとめて、浄光寺の御住職に電話を入れた。お昼過ぎだった。
具体的な展示の構想を練るために、本堂内の採寸をするためだ。
それなら5時半ごろにいらっしゃいということだった。
昼過ぎの明るいうちにと思っていたのだが、何かの法事があるらしい。
待ち時間に菓子箱を切ってキャンバスンのミニュチュアを何枚も作った。
本堂の模型も作りたい。
本堂の形は頭の中に残っているが、細部のつくり . . . 本文を読む
手元にあったF10号で壁画をイメージする下絵を描いた。
宇宙の波動 =命のリズム、基本的な私の考えを三角錐に託して、心の動きを画面の奥行きに求める。
一つ一つの箱虫は、様々な瞬間の心の姿を現し、それを眺め渡すことで、己の心の過去から未来につながる姿を一望できる。
このイメージを主題にしてふくらませて行けそうだ。
まだ全体は見えないけれど、必ず行き着けるという妙な確信がある。不思議だが、迷い . . . 本文を読む
天台宗の大阿闍梨 酒井さんを知ったのは随分前のことで、千日回峰という過酷な行を行っている新聞か何かの報道だった。毎日40キロもの山道を歩く。雨の日も風の日も、熱があっても歩くという。それは私に強く響く何かがああった。その後、再び千日回峰行を行ったこと、そしてなくなったことなど、記事を見てそれとなく知っていた。
それが先日、追悼の記事を目にして、酒井さんが寺に入ったいきさつを知った。妻の自殺で苦し . . . 本文を読む
浄土という言葉をテーマに、壁画を描く。
浄光寺での個展を決めたときに見えてきた方向だ。
浄土は心の奥の奥にある。その闇の奥とつながる絵、それがのしてんてん絵画の本懐でもある。全身全霊をかけて描いてみたい。
古いDMカードを切って、大小さまざまな箱虫をつくった。
箱虫というのは、箱を切ってできる短冊からできた、のしてんてん絵画のキャラクターで、最初それが虫が這うような形に見えたのでそう命名し . . . 本文を読む
浄光寺本堂の全景。おじさんライダーさん、ありがとうございました。
個展は5月初旬なので、その時にはまだこの菖蒲の鉢は、田の中に集められて大切に育てられているでしょう。花目がまっすぐに伸びて、出番を待っている頃だと思います。
心の奥につながっていく絵、一辺90センチの正方形キャンバスを10枚つなぐと9m。
高さは二枚重ねで、1.8m。つまり20枚必要になる。
腕がもつか、体の調子に気を配りな . . . 本文を読む
おじさんライダーの徒然日記
おじさんライダーさんのブログから本日も写真を拝借。ご本人からの快諾があったのですが、ここまで利用させていただく以上、ライダーさんのブログの宣伝もしておきます。泉南市のバイクのライダーで、行く先々の風景や食べ物をきれいな写真で紹介しています。まだお会いしたこともないのですが、個展の折には来ていただけるということで、その日を楽しみにしております。
この写真は浄光寺の大門 . . . 本文を読む
写真はおじさんライダーさんのブログから拝借した、浄光寺境内。菖蒲の花の向こうに親鸞聖人の像が立っている。とてもきれいなカットだ。
さて、2度ほどインターホンを鳴らすと、中から細い声が聞えた。
私が来意を伝えると少し戸惑った声がして、玄関の小窓が半分引かれて下着のままの男の顔が覗いた。それが御住職だとそのあとすぐに分かったのだが、私は一瞬引きそうになった。
「すみません・・・御住職さんにお願い . . . 本文を読む
浄光寺の大門前の風景です。この写真はおっちゃんライダーさんのブログから拝借した画像です。5月ごろの浄光寺は手前に見えるように菖蒲の鉢が寺の境内に敷き詰められます。とてもきれいなお寺で、正月には参拝者に年越しそばがふるまわれる。住民に大きく開かれたお寺なのです。
ここで個展をと思い立って、9月の21日、私は新作とパンフレットを持って浄光寺に出かけました。アトリエから歩いて5分。
何か法会でもある . . . 本文を読む
初夏のころ、毎年何百ものアヤメの鉢が土塀と境内を飾る美しい寺がある。浄光寺という。
アヤメは寺の住職の御内儀が一つの鉢から毎年株分けして育ててきたもので、今や寺を覆い尽くすほどになっている。季節には住民の心を和ませてくれる優しい寺だ。
この寺に絵を飾りたいと思った。
. . . 本文を読む
芸術というものを考える。
私が追求してきたものは何なのか。
定年までの半年で決めなければならないことがある。
自分を生きるということへの覚悟でもある。
家族への金銭的な責任から解放されるその日から、
私のこの命は
私の中にある可能性を掘り下げることだけに使うべきだ。
それは、芸術家として名声を得、成功するということも違う。
純粋に己の奥の奥にあるものをこの目で確かめることなのだ。
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