(寒そうな風景にも春の兆し)
五回に分けて感情についてみてきましたが、(おいおい、まだだろう)という突っ込みを意識しながらこれを書いています。
そうそう、まだ一つ残っていましたよね。
つまり、感情は、「よい」・「わるい」・「ふつう」・「わからない」という4つの評価に対する心の色合いのことでした。
話が「わからない」で終わってホットしたら、抜け落ちてるよと、ご指摘です。
実 . . . 本文を読む
(闇を通り抜ける 白川郷にて)
「よい」・「わるい」・「ふつう」・「わからない」
感情は、ものごとを評価して、この4つの区分に分類することで起こる「感じ」でした。
「よい」・・・うれしい感じ
「わるい」・・・嫌な感じ
「ふつう」・・・安定した感じ
「わからない」・・・不安の感じ
そして、この感じというのは、だれもが毎日経験している心の雰囲気とでもいえばいいのでしょうか。
なかな . . . 本文を読む
(のしてんてん絵画最新作)
感情について、どうしても避けて通れない問題があります。それが「わからない」という評価から来る感情です。
「わからない」というのは、言うまでもなく、良し悪しの判断が出来ない状態にあらわれる感情なのですが、一般に不安感が伴います。
先日見てきた良し悪しの感情は、自らの欲望をコントロールすることで幸福を手に入れることは難しいことではないかもしれません。
しかし . . . 本文を読む
(水車ならぬ水杵。水が杵をつくこの自然とのつながり方にほろり)
感情は、ものごとに対して、自ら下す評価のことだと前回申しました。
「よい」・「わるい」・「ふつう」・「わからない」
この4つの区分の中で、複合的に重なり合って感情は複雑に動いて行きます。自分のことでありながら、自分ではどうすることもできないと思えるほど、感情に押し流されてしまう日々も経験されるのではないでしょうか . . . 本文を読む
(あしなが・・・足の長いのは憧れですが、これだけ長いと不便そう)
感情を表す言葉の一覧です。
すでにお気付きの方もいると思いますが、この表の中に、感情の正体が隠れているのです。
感情について、あらためて考えてみると、言葉の数だけ感情があると分かってきます。それは実は言葉に限りませんね。それこそ、言葉に表せないほど感情は私たちの心の中にあふれているのです。
この瞬間、私たちは呼吸をしなが . . . 本文を読む
(高山駅前 宮川にかかる鍛冶橋欄干 手長象)
広辞苑では、「心」は知識・感情・意思の総体だと説明していますが、今回はその中の感情について、見ていきたいと思います。
よく理性的という言葉に対して、感情的という言葉を使いますね。
理性的とはは冷静で理知的で信用がおける態度を連想しますね。他方、感情的というのは、情動的で盲動するような負のイメージ . . . 本文を読む
思考地図の説明をざっと済ませましたが、何の根拠もない思いつきです。
ただ、のしてんてん系宇宙の発想は1977年でした。それから40年近く、自分の心を観察し続けてきた結果ですので、もう少しこの報告を続けていきます。すこしでも参考になれば幸いです。
さて、思考をエネルギーととらえると、自分の中に起こってくる思考は、受動的、能動的にかかわらず、全て自分の中で生み出されたものだとい . . . 本文を読む
この時期に雪がない
なぜか謝る宿のひと
一度は行ってみたいと思っていた飛騨でしたが、雪ならぬ雨でした。
合掌造りの藁ぶき屋根にはほとんど雪がありませんでしたが、雪解けのこの時期も春を感じさせるいいものでした。
雨も柔らかく、苦にはなりません。
それでも驚いたのはこの吊り橋。橋の足場とロープの欄干だけで、この川幅を渡ります。吊り橋と言えば、普通頭の上から太いロープが . . . 本文を読む
(誕生日・・・お祝いする価値を見出した人は最高のしあわせを手にする。)
思考地図の最下層には身体的思考があります。
身体の感覚を思考と呼べるのか、そういう反論に対しては答えようはありませんし、答えるつもりもありません。身体感覚は思考ではないと信じるのもまた、間違いではないのですから。
ただ私は、思考をもっとも人間的な行為だと考えます。ならばそれは、私たち人間存在の一部を切り取ることで理解 . . . 本文を読む
(もう20年以上使っている)
思考地図
今回は地図の上段、「覚醒」の区分に入る思考を観ていきます。
覚醒という言葉を使ったのは、真実に目覚めるという意味を込めたかったからです。
理念思考は、言葉による思考でした。この思考の代表的なものは学術の世界ですね。人は幼年から言葉を覚え始め、はぐくみと教えによって、言葉を習得します。「何}という問いかけが芽生えますと、そこから . . . 本文を読む