目を閉じて、自分の呼吸を見つめている
鼓動が隅々までいきわたって、
私はこの体が生きていることを知る。
真実そのものだ。
そしてそのほかには何もない。
ゼロ。
生まれたままのこの命が
そのままこうして生きている。
日々の当たり前の生活。そこに生まれる悩みや苦悩、義務や欲望
それらはゼロの上に積み重ねられた幻想
私自身が作り出した思い込みだ。
そ . . . 本文を読む
至福とは宇宙とのセックスだ
そう考えるとわかりやすい。
肉体の交合は男女による、人間存在の根源にふれる正当な流れの上にある至福と言える。
そして精神の交合は、個と宇宙のあるべき関係に従うことによって得られる至福のことだ。個と宇宙のセックスに他ならない。
前者は人間存在を支え
後者は宇宙を健全にする。
いずれも、その褒美として至福が与えられる。
それはヒトの心に初めから組み込まれている . . . 本文を読む
天中に満月
息子が午前様で帰ってきた。残業らしい。
駅に迎えに出た妻の留守に台所で探したが酒が見つからず、
やむなく水杯で月を見ようと縁台に座った。中身は水でも杯の中に月が宿る。
ほどなく帰宅した息子と妻も加わって
ようやく本物の月見酒が喉をこす。
瓶ざしのススキの穂が黒い影になってかすかに揺れる。
名月や
ゆらりと穂先
影を見て
. . . 本文を読む
宇宙とは私達自身のことだ
幸せと思えることも
不幸と思えることも
私たちの体と心を震わせる。
それはすべて、宇宙の波動なのだ。
自分の体をいい波動で満たすことで
私たちは至福と巡り合う。
その至福の正体は、生のままの宇宙だ。
我欲を正しくコントロールすることで
私たちは誰でも、
その宇宙と共振することができる。
至福とは宇宙とのオーガニズムなのだ
. . . 本文を読む
のしてんてん とは、心がつくりだすすべての世界を現す言葉だ。
実のところ、私たちは自分の生活の100%例外なく、のしてんてんの世界の中にいるのだ。
ちょっと自分のことを考えてみるといい。
誰かのせい、何かのせいと思えるものや、太陽でさえ、
それは自分のフィルターから見た のしてんてんの世界だということがわかるだろう。
人は考え方一つで幸せにも不幸にもなれるという根拠はここにある。
あな . . . 本文を読む
宇宙空間に浮かぶ地球。
もし地球に引力がなかったら、地球を形作っていたものたちは宇宙空間に分散してなくなってしまう。
逆に言えば、地球の正体は引力だと言えるのである。
地球には引力が働いて一つの閉じた空間をつくっている。その力は宇宙空間よりも強いために地球はいつまでも存在し続けるのである。
強い力は一つにまとまり、弱い力はその周りに空間をつくる。
この法則は地球という閉じた空間にも適用さ . . . 本文を読む
物質とは何か、その仕組みの根源を考えてみたい。
空間の中に物質が浮かんでいる。基本的なことはこのイメージに尽きる。
物質は空間の中に存在する。空間の中で、一つのかたまりとして存在するもの、それが物質である。
私たちが認識している物質の最小のものは、クオークだと言われている。素粒子で肉眼では到底見ることのできない物質である。
一方、見ることができる最大の物質とは何だろうか。言うまでもなく、宇 . . . 本文を読む