今、台風が通り過ぎている。突風が来るたびに、家がきしむ。かなり強い風のようだ。
横殴りの雨。どことも被害が出ませんように。
100号のキャンバスを張る予定だったが、アトリエに行くのが出遅れて、パソコンの前に座っている。
久しぶりに大作を描く。木枠を組んだが、キャンバスがまだだ。こう書いているうちに、昨日久しぶりに会って話が出来た人物の顔が浮かんだ。
さあ、腰を上げよう . . . 本文を読む
職場に続く道に地下道がある。そこは毎日のようにゴミが散乱している。コンビニで買ったスナックやファーストフードの袋やタバコの吸殻など、まるで無法地帯のようなありさまだ。学生が男女問わず座り込んで、飲み食いしてそのまま散らかしていく。
① 汚い。
② 片付けず食い散らかして帰る学生たちに対する不満。
私の思考はいつもこんな風に流れていて、毎日散らかったゴミを踏 . . . 本文を読む
感性だけで描いてみた。これは自分の手にある指紋や手相だけを見つめて、それを写し取った絵だ。ただし画面は一切見ないで、理性の誘導をしなかった。
この手法は、エドワーズの本にある練習問題で、左脳の働きを制限して右脳だけで描くことを意識するために提唱しているものだ。
理性は形を作ろうとする。どんなものでも説明できるように努力する。言葉があり、絵に関して言えば認識できる形を作ろうとする。そして説明でき . . . 本文を読む
半パン、Tシャツで草引きをしていると、4時ごろから急に気温が下がる。肌寒さを感じるほどだ。気候が変ったような夏の暑さだったが、ようやく秋。
面白いのは、蚊もいない一面石ころの浜辺なのに、虫の声が騒がしく聞こえる。意外な驚きと新鮮さを感じる。
この土日、集中的に作品を描く予定。 . . . 本文を読む
人間の思考には二つの方法がある。
右脳、左脳と呼ばれたりするが、私は感性思考と理念思考という言葉を使う。
そのとらえ方はほとんど同じだろう。しかし思考は単純に脳を分割して成り立っているようには思えないので、思考の機能をとらえた言葉の方が混乱を招かないと考えるのだ。
今日、朝の草引きをしていて、心が大きく開かれるようなことが起こった。
握り拳大のマーブルがしき詰れれた海岸に蔦性の草が密生して . . . 本文を読む
思考には二面性がある。
ひとつは理念思考、日常のいろんなことを言葉で考え、理解するしかた。
そしてもうひとつは、言葉にならない内なる思考。命の営みそのものから生まれてくる思考。
その関係を意識した絵を描けるようになった。やっとだ。
卵。それが最も単純でしかも写実のように自分の心を描けることを発見したのだ。
いつも、これこそはと思い、そしていつも思い . . . 本文を読む
一日アトリエに閉じこもっていた。
言葉に意味があるように、絵にも意味がある。
そう考えると、ちょっと違った見方が出来るようになる。
今、絵を描いている。
その瞬間の感性、思い、生きているという実感。
それがまさに絵の意味に他ならない。
そしてそれはこの瞬間だけに止まらない。
私のこの瞬間は、私自身の歴史を背負っている。
絵はまさにそうしたもののあり方を . . . 本文を読む
定年退職を迎えると、人はどんな立場に立たされるのか考えてみた。
1、社会とのつながりがなくなり、最悪は閉じ篭り状態になる。
2、義務から解放され、目標を失う。
3、家庭での自分の役割がなくなり、居場所を失う。
4、収入がなくなり発言力がなくなる。
5、孤独感と、無力感に襲われる。
デメリットはいくつも思い浮かぶ。今になって自分の親を思い起こすと、このデメ . . . 本文を読む
暑い夏休みが終わり、 9月に入ったと思っていたら、もう半分過ぎてしまった。早い。
後1年半で私のサラリーマン生活が終わる。それに続く新しい人生はどうなるのか、よくそんなことを考える時間が多くなった。
40年を越える期間続いてきた生活スタイルが180度換わってしまうのだ。
いつ終わるとも知れない、長い平凡な生活だったが、そのゴールが目前に迫ると、時間の流 . . . 本文を読む
韓国テグアートフェアに行きたいと、行き方をいろいろ探ってみた。
地図で見るテグは国際空港となっているので、日本から直行便があると踏んでいたのだが、いくら探しても見つからない。
何せ仕事があるので最低限の休暇でこなさなければならないのが、大きな足かせだ。
ならばと、釜山に友人がいるので、釜山までフェリーで入って、そこから鉄道がいいのではと、
調べてみれば . . . 本文を読む