今この瞬間を意識する
すると
ピンクの花びらが
ヒラヒラと宙を舞いながら
降りてくるのでさえ
永遠に思える
この辺り桜はまだだから
近所に咲く桃の木から来たのだろう
風に乗って
腹と背を交互に見せながら
私の前にやってくる
公園のクスノキの
ブロッコリーのような葉溜まりが
緑のシャボン玉になって
花びらと
遊び始めた
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煙突日記
2017-03-30 | 日記
何気なく見ている煙突の煙
散歩道に見える遠景の煙突。
市営のごみ焼却場の煙突。その下には熱を利用した温水プールもある。
その煙突から出る煙の話しなのだが。今朝の発見を皆様にも。
煙突の煙は、風の強さを目で実感出来る風景の一こま。
たとえば、風がある日には
こんな煙があがっているし、
それが強風になるとこうなる。
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皿洗いは皿洗いとして受け入れる
今この瞬間、私は皿洗いをしているということに気付けば人生は変わる
それは一日三回も楽しめる連続テレビ小説だ
洗い桶にうずたかく積まれた食器は堀に囲まれた城塞
またある時は、救いをまつ負傷兵の群れ
宇宙船かも知れない UFO
あらゆる想像がこの瞬間に生まれてくる
スポンジに洗剤を乗せると、 . . . 本文を読む
今、この瞬間に身をおいていると、心が敏感になる。
見慣れたはずの街路樹が
初めて見る風景のように
明るく輝いている。
芽吹き始めた若葉も
その下に重なる年越しの古葉も
その輪郭がひときわ白く輝いているのだ
私にはそれが、葉脈の気の発散に見える
溌剌と
限りなく新鮮な美しさだ
塵ひとつない
こころを溶かす清らかさだ
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(囀り さえずり)
太朗の囀りは耳の外
今この瞬間の、心は仕事のことでいっぱいだ。
うまくいくか、失敗しないか。
空に響く囀りより明日への気配りが
そう、結局それが家族を守ることなんだ。
次郎の囀りは頭の中
今この時に後悔ばかりがうねり来る
小鳥のさえずりさえも嘲りの笑い
ワタシタチシッパイナンカシナイワ
馬鹿野郎 何にも知らない . . . 本文を読む
五月にお世話になる Gallery Relic ですが、現在開催中の展覧会を見てきました。
(月・火は休廊です)
白壁が印象的なギャラリーです。
おしゃれな入り口
中に入ると、1階フロア―が展示スペースになっています。
感度のいい4人の作品が並んでいます。
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(CGによる心のデッサン 画)
認識というのは、私たちが知るすべてのものをさします。
詳しく言い直しますと、
論理的なことはもちろん、感覚やイメージ、予感や、不思議まで、およそ感じられ、想像され、意識される、一切のものがその対称となります。つまり目覚めて眠るまでの生活のすべて。
その中から認識するものを、自分との関係で理解していくのが認識ということになります . . . 本文を読む
(CGによる心のデッサン 知)
前回の記事を、図で示してみましょう。
すべての根底には、宇宙(空間と物質)の世界があります。
そこから人は自分を確立していく。そのドラマのシナリオです。
その概要は上の図のように、宇宙意識を己の身体にとりこんで自己意識の領域が出来ます。この身体のことですね。
宇宙にできた泡のような存在です。
この自己意識は、完全に閉じ . . . 本文を読む
(CGによる心のデッサン 宝)
身体的「快・不快」から、精神的「快・不快」が生まれる過程とはどんなものなのでしょうか。
それを知るために、認識に焦点を当てて、その風景を見ていくことにしましょう。
① ここにコップがある。
これを見て、私たちはここにコップがあると言います。
つまりこの物体を、コップと認識している訳ですね。
この、コップという認識につい . . . 本文を読む
(CGによる心のデッサン)
心とは何か、
それをあれこれ考えてしまうと収拾がつかなくなるかもしれませんので、
とりあえず、私たちは次のように考えて話を進めましょう。
つまり、心とは、身体から生まれる感覚と感性、および体験と知識の総体だと。
喜怒哀楽は感性に属し、様々な社会認識は知識に属する。
物質に対する概念として、心を考えてみたいのです . . . 本文を読む