アトリエの道路むかいにあるビルの解体が始まった。一日中騒音が絶えないで、その音にも慣れたころだった。
2階の窓を開けると、その現場がすぐ真近でに見えることに気付いた。
寒い中窓を開け放して、ストーブを抱えながら一時間ほどそれを眺めていた。実に見事な作業で、隙のない無駄のない工人と機械の動きに魅了されたのだ。
機械が巨大なロボットのように見え、的確にビルを崩していく。
そのうちに解体ビルを覆っている足場に二人の人が上がってきた。ロボットの手がすぐそこでビルを壊している。
何事かと思ってみていると、こんな風に、作業が続く。
何とも無駄のない、きびきびとした動作にことのほか感動した。
解体と同時進行で足場と幕を外し始めたのだ。
いいものを見せてもらった。人間。素晴らしい。
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