長慶寺仁王門金剛力士像
まずは上の図を見ていただきたいのです。
これはスケールの概念によって理解できる宇宙の姿を波動に置き換えて表現したものです。
それはさておき、
スケールの概念とは、時間の概念と共にあって心の世界にxyの直行座標をつくるのですが、これを心の座標と言います。
心の座標は
x軸上を横に流れていく時間軸に対して
y軸上を移動するスケール軸を思い描くことで表されます。
これを瞑想する人の姿に重ねると次の図のようになるのです。
瞑想すると、時間の流れから解放されて、心は今この時に留まります。
すると意識は今この瞬間に止まったままでスケール軸の上を自由に動き出します。
この時、心は今ある自分のスケールという囚われから離れ、自由にスケール軸の認識世界を旅するのです。
つまり瞑想とは意識が時間の囚われから離れ、なおかつ自分の身体限界という囚われからも離れて
あるがままの宇宙存在に身を任せることだと言えるのです。
図でいえば、縦に伸びるスケール軸が瞑想の心柱となるのです。
スケール軸から素粒子宇宙や銀河宇宙を認識すると、どこまで行っても変わらないたった一つの空に気付きます。
その空は、銀河を浮かべると同時に私を浮かべ、素粒子を浮かべているのです。
浮かべるというのは、見た目をそのまま表現したものです。
物が水に浮かぶように、押しのけた水の量だけ浮力を得るというような物理現象ではありません。
物質の周りにあるのは何もない空だという意味なのです。
物質の360度上から下まで空と触れていない場所はない。
それが空に浮かんで見えるということなのですね
すると物質を取りまく空というのは、いくつも存在する物質の間に存在しており、あたかもグラスの中の水のように
それはつまりたった一つの繋がった存在だったのです。
物質の周りにエーテルのように広がっている空間なのです。
つまりスケールとはこのただ一つしかない、見ることも掴むことも出来ない空を認識するための概念だったのです。
このスケールの概念による世界認識を次元と呼びますが、この言葉はあくまで認識論としての意味しかありません。
つまり科学(物理や数学)などで使う次元という言葉とは全く違います。
例えば数学で言えば、構築した数学理論の中だけに適用できる次元なのであって、認識世界とはまるで違うのです。
これは、数学は認識の一部だと考えればすぐにわかるでしょう。
認識世界において数学は一分野にすぎません。
つまり数学の世界で適用される次元という言葉は、それよりも広い認識世界の次元とは根本から違うということです。
私達が五次元というとき、それはいつも認識論における次元を表しており
認識世界は、立体を認識する三つの次元と時間の次元、それにスケールの次元によって見え方を変えていく訳です。
この時、前後・左右・上下の三つの概念は存在の認識を生み出します。すなわち三次元ですね。
そして時間の概念がこの存在の認識に対して、変化を繰り返す物質の認識を生み出すわけです。
この四次元の認識世界にスケールの概念が、物質間に存在する空の認識を生み出していくのです。
ですから、数物理論で扱う次元と混同してはいけない。これは重要な認識論上の話なのです。
ではその空について
スケールの概念がどこまで認識を広げ、空を宇宙の成り立ちとして説明できるのか
これが長年の課題だったのです。
イメージとしてなんとなく分かったとしても、概念を使う以上
それは言葉で言い表せなくては意味がないということです。
冒頭の表が答えとして突然私にやって来たものです
私なりに探し求めてきた心の統一理論なのです。
これによって心の波動のすべては宇宙そのものであると証明できるわけです。
以下それを書いてみます。
空とは目に見えず手に掴むことも触ることも出来ないものです。
無としか言いようのない空ですが、それを波動と捉えたとき、スケールの概念が空を認識するために働くのです。
スケールの概念は波動の波長・振幅のスケールを意識することで空を認識するわけです。
しかし課題がありました。
素粒子を浮かべている空
私達を存在させている空
銀河を浮かべている空
これらスケールの違う空をどのように統一的に理解するのかということです。
それが次の図だったのです。
この根本理解は、空は波であるということです。
波は振幅・振長によってその性質が変わりますが、
同じ媒質や干渉しあう波動という特殊な条件においては、上の図のような関係が成り立つのです。
これはスケールの概念によって認識する空の姿にほかなりませんね。
この中で1と5の波は、極大と極小の無限の彼方に存在する波の形を表しています。
1 は(無量大数)年に一回しか振動しない周波数の波であり、
5 は1秒に(無量大数)回 振動する周波数の波を表しました。
その間にあるスケールに応じた波の周波数は有限の世界にある波であり、認識できる空の姿を現している訳です。
2 は銀河を一つの塊にして存在させている空に満たされている波の周波数
3 は人体を一つの塊にして存在させている空に満たされている波の周波数
4 は素粒子を一つの塊にして存在させる、空に満たされている波の周波数
これら1~5の波は空の内部に、スケールの概念によって秩序付けられた周波数が、認識世界を具体的にイメージさせてくれるのですね。
空とは波(エネルギーそのもの)であり、スケールの概念によって秩序付けられた波の姿によって空の広がりを認識するのです。
スケールの概念を次元と呼べる根拠がここにあるのです。
数物理論で使う次元とは根本から違うということを認識していただくために
念を入れて繰り返しています。
さて、同じ媒質か、互いに干渉しあう特殊空間について考えてみましょう。
特殊空間においては、
波は複数の波を合成して一つの波をつくるという特性があります。
複数の波を重ね合わせると、干渉するところが0となって一つの波が生まれるのです。
上の1~5波はすべてがそのようにして合成された波なのです。
それは逆に一つの波が無数の波に分解されることも意味しています。
そして一番重要なことは、これらの波は個々に存在するのではありません。
1~5の波は実は一つの波としての存在だということです。
これらは今ここに同時に存在しています。
この波動を空と呼ぶのですね。
1~5の波は、この空に対して周波数をチューニングして同調した波の表れにすぎません。
紫外線 可視光線 赤外線 という光の波、あるいはテレビやラジオの電波などはその典型的な例でしょう。
そして1~5の波は、どの波をとってしても、全体の波を合成して出来ている波だと言えるのです。
つまり私達の普通に目にする光景もまた全宇宙が合成してその内に存在しているということなのですね。
私達はチューニングして同調したスケールの波だけを認識しますが、
その認識は全宇宙が合成された姿を見せてくれているということなのですね。
そして目に見えない極大・極小に向かう波たちは
スケールの概念によって様々なスケールにチューニングすることが出来る。
見えない空の広がりをこうして認識することが出来るのです。
特殊空間における波の存在はこうして論理に乗せることが出来るのですが
一つにはならないという異なる媒質の世界についても
科学がやがて統一理論に行きついたとしたら
媒質の違いを数式で表すだけで
同一の空の存在として認識できるようになるかも知れません。
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