夏休み最後の休暇をもらい、この日記のきっかけとなったのが3日前のことだった。
人が働いている日に、自分だけが休んで好きなことをしている。
サラリーマンにとってそれは極上の幸せなのだが、その日はなぜか気分が沈むばかりだった。
絵を描いていても、心は乗らないのだ。
するとはすかいの方向から妙な思考が起こってきた。
絵を描き始めて、休暇は私の創作活動の大きな糧だった。個性の不必要な仕事場で生きてきて、唯一自分の個性を生かせる限られた時間が休暇なのだから、うれしくないはずはなかったのだが、そのうれしさ自体が、仕事に依存した姿ではないのかと思ったのだ。
定年まであと1年半となった今、もしそうなら、定年が必ずしも喜ばしいことではないとう意識が芽生えたのだ。
退職までに、この仕事依存から抜け出すために、そして定年を目前にしたサラリーマンの心を記録するために、この裸日記をつづって行こうと思った。
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