のしてんてん系宇宙(第1部~第4部)を出版して16年が過ぎた。
心とは何か、人とは何か、自己とは何か。
「私」を実験と観察の場にして問い続けてきた己とは何かという問題である。
宇宙は物質(原子)と空間でできている。
肉体は物質であり、心は空間にある。
人はこの空間を知ることで、やがて己の本当の姿に巡り合う。
人にとって何が一番幸せなのか、その至福の形をのしてんてん系宇宙は説明することができた。
しかしそれは理論であって、実践の面ではこの16年の私を見れば十分だろう。苦悩から解放されることはなかったと言っていい。
至福を一瞬垣間見ることは何度もあったが、その瞬間は長く続かない。つまり体験した至福の数だけ転落を味わうという繰り返しであったのだ。
だがこの体験は無駄ではなかったような気がする。
ふとしたきっかけで、私の中で五たび言葉が生まれ始めた。
第5部が生まれる予感がする。
とにかく身を任せてみよう。
そう思う。8月も終わりの日だ。
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