のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

アンネのバラの教会に行ってきました。

2015-09-19 | 日記

ガットネロの会報に、アンネのバラの教会に寄贈した私の作品「アンネの窓」の記事が載っていました。

私の方も、その後、窓について意識を深めたいと思い、「アンネの日記」を読み返し、そこから窓の記述がある個所を抜粋して冊子を作りました。2年余りの隠遁生活の中で、窓がどれほど心の支えになったのかが鮮明になって、「アンネの窓」に描いたマロニエの並木は、季節ごとに変化する様子が、しっかりと書かれていました。

窓から見える雲や月、星、は、かろうじて見える自然の切れ端でしたが、確実にアンネたちの心を慰め、希望を与え続けたのです。

その手作りの冊子を教会に届けたいと思いながら、時が経っていました。そこに冒頭の記事を目にしたので、思い切って行ってきました。

アンネのバラの教会は、阪急夙川から支線に乗って甲陽園下車。そこから急こう配の坂道を登って約10分。

ふもとを見下ろすとこんな感じです。

神戸市内と、海が見えます。

バラ園はこんなかわいいアンネの像が中央にたたずんでいます。

今はバラは咲いていませんが、わずかに数輪が残っていました。11月と5月が見ごろだそうです。

アンネのバラは、咲き始めから終わりにかけて色が変わっていくということです。このオレンジ色は咲き始めで、それが徐々に深紅に変わっていくそうです。

庭園の入り口にはこんなプレートがありました。

教会の玄関に明かりがなかったので、留守かなと一瞬思い、コンタクトをとっていなかったのを悔やみながら、恐る恐る入り口のドアを押すとスッと開きました。

私が入るのと同時に部屋のドアが開いて、まるで待っていてくれたようなタイミングで坂本牧師が現れ、私を作品のところまで案内してくれました。

ちょうど2階に上がる階段室の壁面にそれはありました。1階から見上げながら階段を上り、2階のドアが礼拝室。その踊り場から絵が触れる距離で鑑賞できます。アンネの写真と一緒に、これ以上はない場所に飾って頂いてうれしい限りです。

お忙しそうなので、私は例の冊子をお渡しして、すぐに帰ってきましたが、本当に来てよかったと思いながら急な階段を下りてゆきました。

なお、アンネのバラの教会は、アンネ・フランク資料館としても有名で、アンネ・フランク氏から直接託された遺品が展示されており、写真も豊富で、隠れ家の模型なども分かりやすく展示されています。

以下は、教会のホームページからの転載です。

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貴重な資料 「アンネの形見」

 アンネの遺品は、世界中にもほとんど残っていません。
アンネの父フランク氏のご厚意により、アンネが愛用した「スプーン」を始め、
「靴べら」、「切手入れ」などが寄贈されました。
また氏ご自身のものも寄贈されましたが、
アンネを記念する世界初の教会の完成を見とどけた後
氏が1980年8月19日に逝去されたため、とても貴重な形見となりました。
 

アンネの「切手入れ」と「スプーン」

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※ アンネ・フランク資料館は一般公開されており、

毎土曜日午後1時~午後5時に開館しています。

牧師さんの丁寧な解説もしていただけます。

ただし、見学希望の場合、必ず事前の予約が必要だそうです。アンネのバラの教会HPから連絡方法を確認して、予約の上お出かけください。

 

http://www.annesrose.com/

 

 

 


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