正月休みの間に、己の感性が喜ぶ絵を描く。
そう思い定めて、9日経った。
その最後の日に、作品ができた。
何度かつまずいた。進んでいると錯覚して己の芸術から外れる愚を犯した。
そのとき感性は苦悩を生み出した。
この感性の悲鳴を決して忘れてはならない。
ともすれば、己の芸術に対して甘さが顔を出す。
40年近くアマチュア画家としてやってきた。そのことが甘さを許してきた。最大の欠点だ。
絵に対する姿勢に甘さがあっても生きて行ける。
それがいつも、肝心の所で易い道を選ばせた。それが幾多の迷いとなって現れたのだ。
迷いながら、しかし、のしてんてんは一流を作り上げたと言う自負はある。
ただ一つ、私に必要なのは、この甘さを自覚し、道を踏み外さぬことだ。
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