毎朝浜に草引きを続けるうちに友達になったMさん。
去年から、この1.5kある直線の遊歩道のゴミを毎朝ひらい始めた。
冬の寒い早朝。まだ暗いうちから、私は草引き、Mさんはゴミ拾い。行き会うと必ず面白い話を聞かせてくれて、朝一番の大笑い。
Mさんの装備はだんだん充実して、袋が三つに増え、分別して集めるようになった。火箸の扱いもうまくなった。小さな塵取りと箒も装備品に加わり、モルタルの上にへばりついたゴミやガラスの破片を掃きとることまでしてくれる。
夏が来て、毎日のごみが半端ではなくなった。夕暮れから夜中まで、花火やバーベキューなど、やりっぱなしのゴミが散乱し始めた。スーパーのカートごと捨ててあるありさまに、見かねて私も手伝う日さえあった。
そのMさんが怒っている。
遊歩道にある商業施設の店長に、ゴミ拾いはやめてくれと言われたのだと云う。
善意でやっているボランティアにありがとうの言葉もなく、迷惑というのだ。
心無い一言が
摘み取るものは大きい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます