正月休みの間に、己の感性が喜ぶ絵を描く。
そう思い定めて、9日経った。
その最後の日に、作品ができた。
何度かつまずいた。進んでいると錯覚して己の芸術から外れる愚を犯した。
そのとき感性は苦悩を生み出した。
この感性の悲鳴を決して忘れてはならない。
ともすれば、己の芸術に対して甘さが顔を出す。
40年近くアマチュア画家としてやってきた。そのことが甘さを許してきた。最大 . . . 本文を読む
目がひりひりするくらいドライアイがひどい。
それが、ここまで出るかと思うくらい涙が出た。
レ ミゼラブルは圧巻だった。3時間を超えるミュジカル映画に感動した。
感動と生理的現象とは違うものなのかと思う。
同じ涙のはずなのに、この流れた涙を普段小出しにして目を潤わせたら、ドライアイなどなくなるだろうに。
感動はどこからきて、どのようにこの肉体を左右するのだろうか。考えれば不思議な現象だ。
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去年、関東の方から、アトリエを訪れてくれた人がいた。
私の絵を気に入ってくれ、レンタルで1枚絵をお送りしたことがある。
旅行のついでと言うことで、アトリエの絵屏風の座敷で1泊された。
その方から年賀が届いた。
そこに、家庭を持った報告もあった。
幸せの便りが何よりうれしい。
感性に身を任せる。この至福の瞬間が
若い夫婦の間にも満たされることを切に願う。
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感性と頭脳は、普段重なって一つのものに見える。
しかしそれは全く別ものであることを、今回身をもって知った。
絵である。
先の年末から自分の作品をさらに高いところにという思いで、集中的に創作に時間を割いた。
今を越える新しいものを目指して、頭に浮かぶイメージを追った。
そして年が明ける前に、それは達成できたように思えた。
それは今までの技法を否定する方向にあった。
一時はそれで納得でき . . . 本文を読む
2013年が始まった。
巳の年、還暦を迎えた。
幸せについて、考えてみたい。
世界の人々が皆この一瞬に幸せになれる。
その方法は心の中にある。
心の中の幸せはどんな人にも平等に与えられている。
それに気付けば、人は互いに助け合える。
戦争や迫害は自然に消える。
暖かい光が届けば
誰もが自然に外套を脱ぎ出すように。
そんな絵を描きたい。
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