物質とは何か、その仕組みの根源を考えてみたい。
空間の中に物質が浮かんでいる。基本的なことはこのイメージに尽きる。
物質は空間の中に存在する。空間の中で、一つのかたまりとして存在するもの、それが物質である。
私たちが認識している物質の最小のものは、クオークだと言われている。素粒子で肉眼では到底見ることのできない物質である。
一方、見ることができる最大の物質とは何だろうか。言うまでもなく、宇宙に浮かぶ天体であろう。
素粒子も、天体も、同じように空間に浮かんでいる。
一つは原子の空間にあり、もう一つは宇宙空間にある。
この原子の空間と宇宙空間の間には隔たりがなく、これらは一つの空間として存在しているのである。ただ一つの空間に、天体と素粒子が浮かんでいる。
私たちの生きている空間には空気があるから、真空の宇宙空間とは別ものと考えていた認識は改めなければならない。(見方を変えれば別ものであることに間違いはないのだが)
私たちの周りにある空間も宇宙と同じ真空である。その真空に無数の酸素や窒素といった分子が浮かんでいる。それが真実である。
この空気が宇宙空間と区別されるのは、地球の引力によって引きつけられた物質が地球という一つの塊となって宇宙空間に地球という1なる存在をつくっているからに他ならない。
つまり空気は、宇宙空間に浮かぶ地球の一部なのである。
酸素や窒素は、地球の周りに引き寄せられて地球という物質をつくっているが、その一つ一つは宇宙空間に浮かぶ物質なのである。
地球に引力がなければ、これらは無限の宇宙空間に拡散していく。このことは簡単に想像することができるだろう。
地球を一つの物質と考えることができるなら、私たちは簡単に物質とは何かという問題に対して具体的なイメージを作り出すことができる。
(続く)
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