徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

さくら散り始め…

2019-04-02 19:38:52 | 文芸
 さくら凍えるような寒さは弱まったものの、肌寒い一日だったが、熊本城は今日も大勢の花見客が訪れていた。しかし、時折吹きつける風に花吹雪が舞うようになった。あゝ今年のさくらももう散ってしまうのか。そんな感傷にひたっていると必ず思い出すのが大友黒主のこの歌。能「熊野」のモチ-フともなっている。

  春雨のふるは涙かさくら花 ちるををしまぬ人しなければ(大友黒主 古今集88)


北大手門-監物台付近


法華坂-住江門付近


   ▼能「熊野」をもとにした創作舞踊曲「桜月夜」