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慈恵病院の「こうのとりのゆりかご(俗称:赤ちゃんポスト)」にさっそく子どもが預けられたということでマスコミも大騒ぎしている。まぁ、第1号だから騒ぐのもわからなくはないが、そのために作られた施設だから別に驚くことはない。預けられたのが3歳児ということが意外だったらしいが、年齢制限をしているわけじゃなし、当然ありうることだ。元は一緒だった待労院(同じ敷地内にあるハンセン病等の救済施設)では終戦直後、孤児の救済もやっていたから何も驚いていないと思う。それにしても第1号のニュースを受けての閣僚たちのアホな発言はあきれるばかりだ。相変わらず「あってはならないことだ。」だと。どうして、まず「子ども一人の命が救われてよかった!」と言えないのだろう。すべて大人の目線でしか物事を見ていない。今の世の中、昨日起こった母親殺しは言うに及ばず、「あってはならない」ことだらけだ。そんな社会にしてしまった政治の罪は大きい。