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商品写真の撮影は難しい。商品写真は、デジカメで撮った後、必ずパソコン処理するので、一連の作業として撮影から頼まれることが往々にある。僕は写真に関しては全くの素人だし、持っているカメラも妹に買ってもらったCASIOのEX-Z200という一般ユーザー向けのカメラだ。だから商品などのプロの腕が必要とされる撮影は、できるだけお断りしたい。以前、あるお店のホームページを頼まれて作った時、大失敗をしたことがある。そのお店は料理店だったので、撮影するためにはわざわざ料理を作ってもらわなければならない。しかも料理によってはかなり高価なものもある。その時、専門的な知識が何もなかったので出たとこ勝負で撮影し、後でパソコン処理でごまかそうとした。ところがライティングから何から間違ったやり方ばっかりしているから、パソコンで補正しようとしてもどうにもならない。結局、現物のイメージとは似ても似つかぬ珍妙な写真が出来あがった。二度も料理を作ってもらうわけにもいかず、その出来そこないの写真を使うハメになってしまった。その後、ネット上にある商品写真撮影技術を紹介するサイトなどで勉強し、基本的なことは理解できるようになった。しかし、実際に撮ってみると、なかなか思ったとおりには行かない。その商品が食べ物ならば、いかに現物の質感を失わずに美味しそうにみせるか、これからもおそらく試行錯誤の繰り返しだろう。