今年も千葉城跡のつつじが咲き誇っている。2017年6月、NHK熊本放送局がここを去るまで、今頃の季節には「つつじフェア」が行われ、多くの入場者で賑わった。あれから5年、主なき千葉城跡に今年も変わらず咲いたつつじを見ながら
年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず
という詩を思い出した。中国唐代の詩人・劉希夷の詩である。毎年毎年、花は変わることなく咲く。人の世の変わりやすいのに比べ、自然は変わらないという喩えだ。
跡地には熊本市の観光関連施設が計画されているというが、何が出来ても春のつつじの風景は残してもらいたいものだ。


2010年4月18日「つつじフェア」を見に行った時のブログがちょっと面白かったので再掲してみた。
毎年この時期に行なわれる、NHK熊本放送局の“つつじフェア”を見に行った。千葉城の丘に咲き乱れるつつじを観るのもそこそこに、館内の「龍馬伝」や「坂の上の雲」の展示を見に行く。写真や動画や撮影に使われた衣装などが展示されていたが、例年以上の入館者の熱気みたいなものが感じられ、龍馬人気の根強さを見せつけられた。モニター画面に釘付けの若い(?)女性たちは、龍馬というより、福山人気といった方が正しいかもしれない。観て回りながら感じたのだが、この展示は、中央の局で企画・制作されたものを、地方の各局が使いまわしているのだろう。せっかくなら、熊本放送局独自の企画をプラスすればもっと喜ばれるのに思った。例えば、「龍馬伝」には熊本ゆかりの横井小楠がまもなく登場する。ならば、横井小楠に関するミニコーナーなんかあってもいいような気がするし、朝ドラも「ゲゲゲの女房」ばかりじゃなく、ついこの前終った「ウェルかめ」もヒロインを務めた倉科カナは熊本出身だから、ちょっとばかり触れたってバチは当らないだろうに。そんな融通の利かなさが、NHKらしいといえばらしいのだが。
年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず
という詩を思い出した。中国唐代の詩人・劉希夷の詩である。毎年毎年、花は変わることなく咲く。人の世の変わりやすいのに比べ、自然は変わらないという喩えだ。
跡地には熊本市の観光関連施設が計画されているというが、何が出来ても春のつつじの風景は残してもらいたいものだ。


2010年4月18日「つつじフェア」を見に行った時のブログがちょっと面白かったので再掲してみた。

熊本は熊本地震以後、変化が一段と激しくなった気がします。
つつじは残してもらいたいのですが、何がどういう形で出来るかによって予断は許しません。
写真は母と家内ですが、12年の時の流れを感じます(*_*)
大河ドラマもいいのですが、時々、地方局発信の単発ドラマに秀作がありますよ。
NHKは最近、そんなものは民放に任せておけばいいのにというような番組が多くなりましたね。スポンサーからのプレッシャーもないわけですからNHKにしか出来ないような番組をやってほしいですね。
どこかで見かけたような気もしますが、定かではありません。
シンプルですが、いい詩ですね。
>跡地には熊本市の観光関連施設が計画・・・
あらあら街はどんどん変貌していきますね。
>つつじの風景は残してもらいたいものだ。
そうですね。
素晴らしいつつじの群落です。
>2010年4月18日「つつじフェア」を見に行った時の・・・
右下は母上さまと奥方ですか?
「龍馬伝」に「坂の上の雲」はどちらも興味深く見入りましたね。
うわっ、この展示観たかったです!
>女性たちは、龍馬というより、福山人気といった方が正しいかもしれない
はっはっは、あの時の彼は魅力的でした。
歌はほとんど知らないのですが、役者の方がいいですね。
>そんな融通の利かなさが、NHKらしいといえばらしいのだが。
可笑しいです。
お役所的なんですかね?
でも私はよくNHKを観ますが、そこまで予算を使うか~?という映像をよく目にします。
有難うございました。