新潟ローカルテレビ局のテレビ新潟(テニー)が取材にやってきた。
「新潟一番」という番組のレポーターさんが、糸魚川の海岸で石拾いをした後に私の「ぬなかわヒスイ工房」に立ち寄り、ヒスイかどうかの鑑定をしてもらうという内容。
ぬなかわヒスイ工房
ぬなかわヒスイ工房を訪れた人が誰でも「男の隠れ家ですねえ」と仰るのだが、テレビ新潟の取材クルーも同じ反応だった。別に隠れてはおらん。(笑)
拾った石の鑑定先を探していたデイレクターさんの眼に留まった取材先が、ヒスイに止まらず縄文や石笛、民族楽器などの情報発信をしている一風変わった「ぬなかわヒスイ工房」だったらしい。
糸魚川には古くからのヒスイ販売店や大手ネットサイトを運営しているヒスイ関係者が多いなか、よくも「ぬなかわヒスイ工房」のような零細な新参者に辿り着いたもんだ。
特にデイレクターさんの琴線に触れたのが、私の作っている縄文時代の石笛レプリカであったらしい。
左が四千年前の青森型、右が六千年前の熊本型の縄文石笛レプリカ。
これまで何度かテレビ取材を受けてはいるが、それは縄文文化紹介者としてだったのだけど、ヒスイ職人として紹介されるのは初めて。
宣伝広告費ゼロのヒスイ工房を細々と運営して五年目のご褒美、そして快挙。
一部マニアに滅多にしか売れなかった縄文石笛も、地道に作り続けて苦節四年・・・。
紹介がてらちょっとだけ音を出したので、ついに公共放送で多くの人の目に触れるのだ。
嗚呼、感慨無量。
来客時バージョンに整理整頓された工房・・・普段はカットした原石や作業途中の小物が所狭しと置いてある。
思えば去年の秋から急激に展望が開けていく予感があった。
旅行情報誌「るるぶ」から勾玉の写真の提供を求められたり、高名な画家がヒスイをテーマにした個展を開催して交流を持ったり、首都圏の縄文イベントに石笛作家として招待されたり・・・。
そういえば二年前に開発した火打石セットも、口コミで広まって去年からジワジワ売れ出した。
石笛やヒスイアクセサリーも注文依頼品の製作に追われる日々で、なかなか新作をオンラインショップにアップできないという嬉しい悲鳴をあげている。
考えもしなかった事だけど、都内でのジュエリー展に何点かぬなかわヒスイ工房の勾玉を貸し出して欲しいとも頼まれている。
なんらかの流れに乗った感じだが、気を引き締めねば。
11月に作ったストーンサークルのご利益かな?
新潟限定ですが、お時間と興味のある方、下記番組をご笑覧くださいませ。
放送日時;2月6日15時50分~
番組名;テレビ新潟(テニー)の「新潟一番」第一部
コーナー名;「秘湯を求めて:ヒスイ探し&あんこうフルコース 糸魚川の柵口温泉へ」
http://www.teny.co.jp/1ban/