縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

刺し子の悦楽・・・足袋の繕い

2017年03月28日 11時50分33秒 | 民俗学ごっこ

私は整体協会の教授資格者・・・稽古着は和服なので足袋は必須アイテムだ。

稽古仲間は呉服屋さんで売っている足袋の愛用者が多数だが、私は作業着屋さんで売っている「仕事足袋」という職人さん用のワーキング仕様を愛用している。

底の布地が厚い刺し子になっているので、非常に履き易く丈夫なのだ。

それでも長年履いていると、親指の先端や底の際がほつれたり、生地が薄くなってくる。

モノを簡単に捨てることが嫌いだから、誰に習ったこともなく刺し子で補強しているうちに何時しか貫禄がついてきた。

刺し子の糸も、その時にある糸を使うので色はマチマチでカラフル。

 

十年以上は刺し子を重ねていくと、貧乏くさいボロ雑巾の趣きから時代を重ねた古着に昇格(笑)

最近は稽古仲間から「これどこで補修して貰ってんの?」と聞かれるようになり、十年以上、自分でコツコツ刺し子をしてきた結果だと言うと、驚かれるようになってきている。

昨今流行の「断舎利」なんてあっち行け!(笑)

 

モノを使い込み、手入れを重ねていく事の喜びを知らない人は気の毒。

私の足袋は整体稽古の歴史。

益々愛着が湧いて履き易くなってくる。

 


和柄「山道」について考える・・・山道線刻彩色石笛

2017年03月23日 08時28分42秒 | ぬなかわヒスイ工房

「山道だんだら火事羽織 同じいでたち勇ましく!」とは、浪曲、講談でお馴染みの赤穂浪士の姿。

山道は、三角の連続模様の和柄である。

幕末には新選組がそのデザインをパクって隊旗や羽織に取り入れ、山道は討幕派にとっては警戒や恐怖の模様になってく。

新選組の袖印。映画での赤穂浪士や新選組のいでたちは、揃いの羽織を着ていたりするが、実際には袖に印をつけていただけかも知れない。

 

江戸時代以前は戦国武将に好まれ、福島正則や武田信玄家臣の馬場春信などの旗指物に使われていた。

勇猛果敢な福島正則の旗印。

 

それらの時代には勇(イサミ)を象徴する模様であったようだ。

山道が意匠された粋な日本手拭いもあり、大好きな噺家の柳家さん喬師匠も高座で使っており、私も愛用している。

松葉を散らした山道の手拭い。

 

さて、その勇で粋な山道だが、縄文土器に施文された鋸歯状文に祖型があるのではないだろうか?

朝と夜、生と死、脈動しながら滞ることのない永遠の時の流れ・・・私は鋸歯状文の意味についてそのように考えている。

古代インド神話の宇宙創造紳ブラフマーの別名カーラ(時)であり、漢字の時とは脈動を表す象形文字とも聞く。

即ち、鋸歯状文は神の象徴ではないだろうか?

 

「山道線刻彩色石笛」・・・蛇紋岩製

なぜかあどけない感じ。

奇をてらった意匠と笑ってはいけない。オクターブ超えの本格派なのだ。

 

その山道を施文した石笛、勇というよりカワイイ感じになり、縄文女子のもとに旅立っていった。

 

 


何故か心が騒ぐ模様・・・ぬなかわヒスイ工房のチラシつくり

2017年03月19日 10時10分43秒 | ぬなかわヒスイ工房

この四月で設立五年目を迎える「ぬなかわヒスイ工房」も、県外の講演やイベントに招待されたりする機会が多くなってきたので、案内チラシを作る事になった。

昨年、人の出入りが多い仕事をされているお得意様が、ぬなかわヒスイ工房のチラシを手作りまでして来訪者に配っていると聞いた事もあるのだ。

ここはひとつ、チラシ作りに着手せねば・・・。

エクセルデータにマジックで手描きしたチラシ原案

 

元印刷屋の友人に相談したら、自前でデザインさえすれば友人が版下を作るので、格安の印刷屋さんを紹介してくれるという。

持つべきものは友ですねえ。

さて、チラシのデザインだが高校の美術部出身者としては結構、得意な仕事。

最初からイメージは出来ていたので、仕事の合間を縫ってエクセルでレイアウトを作り、プリントアウトしたものにマジックで手描きして原案を作っていった。

表紙を飾るのが、ウズマキの二重反転螺旋とノコギリ状の鋸歯状紋。

この模様は五歳の頃から訳もわからず突如と描き始め、高校の時に「隼人の盾」と出会い心を鷲掴みにされ、由来を知ったいわくある模様。

平城京の井戸枠に使われていた「隼人の盾」とレプリカ

 

白地に赤と黒のシンプルな配色。

何故か懐かしく、何故か心が騒ぐ不思議な模様。

縄文土器の施文に多用されているので、縄文時代から奈良時代前半まで日本列島で愛されてきた古典的な文様でもある。

二重反転螺旋は、ギリシャ神話の「ウロボロス」を由来とする無限大を表す記号∞や、メビュースの輪と同じく、始めも終わりもない永遠の時の流れを現しているように思う。

インドでは宇宙創造神のブラフマーの別名がカーラ、すなわち時。

古代インドにおいて時とは神と同義であり、縄文人や隼人族にとっての二重反転螺旋も、宇宙そのもの、神を象徴していると思うのだ。

版下用に手描きした二重反転螺旋。絵具はリキテックス使用。手描きにはパソコンで作ったデザインにはないユラギがあるので拘りたい。

 

書道を嗜む友人から聞いた話しでは、漢字の時は「脈動」を表す象形文字だそう。

ノコギリ状の鋸歯状紋の持つ意味は、やはり時の流れなのだろう。

剽悍無比の隼人族の護符が、今でも台湾やインドネシアの海洋民の舟や家屋に描かれており、この模様を訪ね歩いた事もある。

南方由来なのか?

北方から南下したのか?

同時多発的に生まれた文様なのか?

分からないけど、心が騒ぐ模様であることは間違いない。

 

 


縄文女子増殖中!

2017年03月16日 08時15分34秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

南魚沼のカフェ「GaiA」の主、原君夫妻が、夏休みの縄文イベントの相談がてら新顔の縄文女子を連れて来訪。

原君は南魚沼出身の朴訥とした天然ユルキャラで、奥さんのユキちゃんは東京生まれの聡明なバイリンギャル。

出自がまったく違い、対照的な個性なのに、今や同じカラーの南魚沼原人系で、夫婦って面白い(笑)

敬意を持ってハラ原人と呼んでいる。

長者ケ原遺跡に案内したら、フキノトウが今が盛りと咲き誇っており、早速採取する当りは、流石に原人のユキちゃん。

 

さて、新顔の縄文ガールだけど、大学時代から遺跡発掘に明け暮れていた本格派で、今も介護の仕事をしながら縄文女子仲間と縄文土器を作っているらしい。

つい最近も、富山の意欲的な女性学芸員さんと友達になったばかりで、世の流行とは無関係に縄文女子が増殖している事が頼もしい。

秋には世界を股にかけて活躍するクリスタルボウルの伝道師、牧野持侑(まきのじゅん)さんが糸魚川に遊びに来てくれる。

クリスタルボウルを演奏する牧野持侑さん。

 

牧野さんは昨年に糸魚川ヒスイ製のクリスタルボウルを開発して、横浜でのお披露目コンサート「縄文の響き」を開催した。

私が縄文の伝道師であり(笑)、石笛作りを得意とするヒスイ職人という噂を聞きつけて、ゲスト出演者として招かれて以来のお友達。

願わくば、糸魚川ヒスイ製のクリスタルボウルの里帰りコンサートを長者ケ原遺跡でやってもらえたら、と思っている。

この件は牧野さんからは快諾して頂いているので、後は行政の許可と仲間作りと具体的な計画作り。

幸いにもノリのいい縄文仲間が増えているのだ。

世界に誇る糸魚川の文化遺産、長者ケ原遺跡を大いに活用して糸魚川ここにありを示したいし、併せて縄文文化を広めていけたら幸いである。

 


主役はあなた、私はお手伝い・・・原子力から原始力へ

2017年03月12日 23時35分07秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

6年前の3・11の後、「原子力から原始力へ!」という言葉が閃いた。

プリミティブな生活技術の復興、そして自立・自律した生活態度の復活、すなわち人間復興・・・。

それはUターン帰郷した翌年の事だったが、日本海縄文カヌープロジェクトを開始した直後の出来事で、その活動の存在意義を見出したのである。

以来、縄文文化の体験会を主宰したり、各種団体から頼まれて企画したりしていたのだが、人集めや準備まで全て自分でやっていたので、多忙過ぎて体調を崩したり、仕事も満足にできずに経済的にも深刻な状態になってしまい、現在は休止している。

糸魚川が誇る国指定縄文遺跡の長者ケ原遺跡で縄文キャンプをした時の写真

 

手伝いたいという仲間がいても、縄文体験会に必要な資材を用意するのはそれなりの知識や技術も必要であり、残念ながら糸魚川にはそんな人はおらず、また体験会の存在意義を痛切、熱烈に感じている仲間がいなければ、人集めもおざなりとなり、準備も含めて私一人が背負ってしまう事になるのだ。

助成金や寄付金で予算があるので企画と当日の講師だけを頼むという事で了解して、蓋を開けてみたら参加者ゼロという事もあった。

宣伝告知に多大なお金をかけているのに・・・この時は私の個人的な友達ネットワークだけで30名ちかい参加者を集めて事なきを得た。

実際に煮炊きできる縄文土器を作っているので、縄文料理体験会だって可能。

火起こしは定番。写真は原始技術研究家で私の恩師の関根秀樹先生を糸魚川での体験会に招いた時のもの。

 

お金があればいいってもんじゃない。

主催者が必然性をどれだけ感じているのかの熱意が問題なのだ。

ところが・・・。

縄文やヒスイに興味を持った人が年々私を訪ねてくるようになり、現在は年間で50名前後も糸魚川の縄文遺跡などを案内したり、市外や県外から体験会や講演会を頼まれるようにもなり、これはこれで愉しいのだけど本業のヒスイ仕事が疎かになりつつある。

糸魚川産の鉱物と植物だけで11色の顔料も作った事もある。すなわち縄文絵具!

取材にきた新聞記者さんを血祭りにあげてやった(笑)・・・赤い色は、「もののけ姫」のフェイスペインティングと同じベンガラ(酸化鉄)である。

 

そこでだ、今後は縄文体験をしたいという人がいれば、その人に仲間を集めて貰い、私がプロデユースと、望まれれば体験会の講師をするという方針にすれば負担が少ないと気が付いた。

必要な資材の調達や人集めは主催者に任せて、私は企画のサポートとガイド役に徹すればいい。

主役はあなた、私はお手伝い。

そんな提案でも是とする仲間のネットワークが広がっているのである。

 

 

 

 


インド翡翠がやってきた日・・・今こそ歴史的存在としての糸魚川ヒスイを!

2017年03月10日 22時38分09秒 | ぬなかわヒスイ工房

40年前に糸魚川市で大枚をはたいて買い求めたヒスイ原石を買い取って欲しい、と遠路はるばるやってきたご婦人。

車で片道4時間近くもかかる遠方からの来訪だから、ぬなかわヒスイ工房も少しは有名になったもんだ・・・テレビに出た影響か。

しかし持ち込まれた原石を観た途端に絶句した。

糸魚川産の鉱物では観た事もない綺麗なターコイズブルーの原石・・明らかに外国産。

ソーダライト???にしては明るく鮮やかなターコイズブルー、ガラスのような透明感・・・ひょっとするとインド翡翠?

インド翡翠とは俗称で、組成はヒスイとはまったく別のグリーンアベンチュリン、つまり緑色の石英だ。

もっともインド翡翠として流通する場合は深緑色が一般的だが、持ち込まれた原石はターコイズブルー。

なんだこの石?

糸魚川でも緑の石英が拾える事があってヒスイと誤認する人もいるが、それは川や海に流れ出た、丸っこい形状の深緑色の小さな石だ。

持ち込まれた原石は、茶色い外皮を持つ角ばった形状で、これは鉱山で採掘された鉱物の特徴。糸魚川産でこのような姿の鉱物は石灰石くらいではないだろうか?

 

ご婦人を傷つけないように「この色と大きさで糸魚川ヒスイなら豪邸が建つ金額で売買されるはずだけども・・・」と前置きして、ヒスイにしては軽い事、結晶が違う事、質感も異質である事を説明して、糸魚川ヒスイではない事は間違いないと教えた。

気丈な女性だったので助かったが、さぞやがっかりした事だろう。

納得して頂くためにフォッサマグナミュージアムにお連れして、学芸員さんにも目視鑑定して貰ったら、やはりアベンチュリンとの事。

銀色っぽい部分は、糸魚川ヒスイには混じっていない雲母との事。

 

事情通に聞けば、かって甲府の業者がインド翡翠を糸魚川に大量に持ち込んで、糸魚川の業者はその価値を知ってか知らずか、糸魚川ヒスイと喜んで物々交換していた時代があったそう。

相当に不平等な交換条件だったらしい。

願わくば40年前にこのアベンチュリンを売った糸魚川の人が、インド翡翠を翡翠には違いないだろうと価値を知らずに売った事を祈る。

ヒスイによく似たロディン岩やアルビタイトをヒスイと誤認して売ったなら可愛げもあるが、アベンチュリンと知って売ったなら・・・哀しい出来事。

この事をフェイスブックにアップしたら、今でもヤフオクなどで明らかにインド翡翠としかみえないものを糸魚川ヒスイとして売っている事があると教えてくれた人がいた。

酷い話しだが、国石になって以前より注目が集まる糸魚川ヒスイ、投資を目的に買い求める人も多くなっているはず。

希少鉱物としての現金価値ではなく、縄文から奈良時代初期まで日本列島人に数千年間に渡って愛されてきた歴史的、文化的存在としての価値を広めていく必要を痛切に実感した事件。

 

 

 

 

 

 

 

 


鬼っこヒスイから生まれたくり坊・・・二重螺旋線刻石笛

2017年03月05日 22時35分35秒 | ぬなかわヒスイ工房

シンメトリックではない原石の姿を活かした可愛い石笛を作って欲しいとの注文。

可愛いといっても人それぞれで、以前、お客様から感謝のメールを頂いた際に、添付されたペットの白ヘビのアップ写真がスマホの画面いっぱいに広がって、「キャッ!」と叫んでスマホを放り出した事がある。

縄文人ならヘビが好きでしょ?と思われたらしいが、私は爬虫類は苦手だから縄文人(見習い)と自称しているのだ(笑)

クリみたいな形だから「クリ坊」と銘を付けた。縄文のクリの精霊という感じ。

 

ヒスイ原石ストックの中で可愛くなりそうなヒスイは、手ごろな大きさのグレー系の原石だった。

うまく成形すればクリっぽくなりそう、という事で石笛に仕立ててみたが、物足りなかったので二重螺旋模様を線刻してみた。

私なりに可愛いと思うのだが、注文主が可愛いと思うかは別なので、写メでお伺いを立ててみた。

結果オーライで気に入って貰えた。

革紐を付けてオシャレにドレスアップ。

 

多くのヒスイ職人さんは1~2種類くらいの革紐しか持っていないが、これは「無料のサービスだから」という事らしい。

ぬなかわヒスイ工房では革紐に仕立てた状態で完成と考えているので、一つ一つの作品に似合う革紐をセットアップするために、色や形状、寸法など何種類もの革紐を用意している。

お金はかかるし、時間もかかるが、これは嫁入り前に花嫁衣裳や嫁入り道具を誂える親の心境なのだ。

紐孔の縁取りに当たる光に注目して欲しい。高価なヒスイ商品でも同心円状に研磨されている商品ってなかなかないのだと、お得意様から褒められる部分。

最近は鏡面仕上げの石笛本体とのコントラストが付くので、線刻の内部を研磨せずに完成させている。線刻が下手な時には研磨していたが、今では自信を持って未研磨でお引渡しできるようになった・・・エライぞ俺(笑)

 

グレー系のヒスイはラベンダーヒスイの成りぞこないに多いのだが、一般的には地味なので商品価値はないとされる可哀相なヒスイ。

商品に作られる事の無い鬼っこヒスイなのだ。

しかしどんなモノにも長所や適材適所はある。

地味だからこそ線刻が映えるし、アイデア次第でオンリーワンの商品が生まれる可能性があるので、私は重宝している。

ぬなかわヒスイ工房は、ヒスイ業界における野村再生工場ですな。

 

 


刃物研ぎにヒスイ研磨機が使える!・・・爺ちゃんの後姿

2017年03月04日 09時05分22秒 | ぬなかわヒスイ工房

子供の頃に観た母親方の爺ちゃんが包丁を砥ぐ後姿が格好よく、真似しているうちに刃物研ぎが好きになった。

お袋は危険だからと止めさせようとはせず、褒めてくれたので調子に乗って、小学生の頃から我が家の包丁研ぎは私の仕事。

そんな流れで、たまに友人から包丁研ぎを頼まれる。

今回の依頼品は、ずっと仕舞いこまれていた赤錆た出刃包丁と菜っきり包丁の二本で、刃がなくなった鉄板状で呆然(笑)

 

しかも出刃包丁は大きく刃が欠けている・・・。

こんな場合はそのまま研いで取敢えず切れる状態に戻す事もできるが、職人魂が許さない。

切っ先から顎まで研ぎ下ろして、つまり刃の部分全てをチャラにして新しく刃を付け直すのが一番だが、ヒスイ仕事に追われてその時間が無い。

そこでヒスイ研磨に使っている平面研磨機を使ってみたら、短時間で刃を戻す事に成功して、錆も綺麗に落ちた。

赤い椅子の左奥にあるのが平面研磨機で、流石にプロ仕様の機械は精度もトルクも違うのだ。

 

平面研磨機で刃を付けた後は、砥石で中仕上げと仕上げ。

錆が包丁の中まで入りこんでいるので、新品同様と言う訳にはいかなかったが、とりあえず顔が写りこむ程度の鏡面仕上げになった。

 

私の愛用する砥石はシャプトンというメーカーの「刃の黒幕」シリーズで、懇意にしていた古武術研究家の甲野善紀先生からの頂き物。

甲野先生は大の刃物好きで、「刃の黒幕」の研ぎ味の良さ、耐久性、研ぎの早さ、コストパフォーマンスに惚れこんで、刃物好きの私にプレゼントしてくれたのだけど、後から縄文の恩師の関根秀樹先生も愛用していると知った。

二人とも刃物に関しての造形が深く、研ぎも上手な方なので納得。

これから砥石を買うなら、「刃の黒幕」はイチオシである。

1本だけならブルー(1500番)・・・マメに砥石を使うならこれだけで。

2本買えるならエンジ(1000番)とクリーム(12000番)セット。

いい砥石を使うと気持ちいい。

よく切れる包丁も気持ちいい。

刃物を研ぐ度に亡くなった爺さんの後姿を思い出す・・・気持ちよく調理ができる上に供養になりますな。