縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

舟が女性名詞で語られる意味・・・天鳥舟石笛

2016年10月31日 10時59分16秒 | ぬなかわヒスイ工房

神道家や占い師のお客様達との交流で生まれたご神事用の石笛作りにハマっている。

古事記などで知っていた神話世界も、修行を積んだ神道家の口から出るとリアリティを持ってその世界が広がっていくのが面白い。

ご神鏡石笛の次に作ったのが、天鳥舟(アマノトリフネ)をモチーフにした石笛だ。

 

常世(トコヨ・天界)と現世(ウツシヨ・この世)を繋ぐ神の乗り物が天鳥舟である。

舟形の石笛を造形していての気付きが、舟の形は女性器っぽいという事。

舟が古今東西で女性名詞で語られてきた事の意味が解った。紡錘形は舟、花弁、そして古今東西で女性器の象徴でもあった。

 

インドやチベット密教では、蓮の花や蕾が象徴的に使われるけども、この意味は舟形にも通じる。

チベット密教の真言は「オム・マニ・ベメ・フム」である事は有名だけども、知人の日本人チベット仏教僧の直訳では「蓮の上に宝珠が在る」で、意訳すれば「真理のままに・在るがままに・御仏のままに」だそうな。

さあしずめビートルズならLet it beですな。

そんな事を想いながら完成したのが「天鳥舟石笛」だが、すぐに売れた。

そして、その直後に男性から同じモチーフでの注文が入った。

図らずも連作になったが、同じ形を作るのも芸がない。

そこでデザインしたのが、沖縄の伝統漁船サバニの船首部分を取入れたデザインの「天鳥舟・男舟」である。

男性からの注文なので、シャープで力強い造形を試みた。

ギリギリまで薄く削ったので、光がスカスカに通る。

 

サバニは南シナ海の荒海を乗り切る小舟だ。

人生の荒波にいざ、オム・マニ・ベメ・フム!

 


気分は運慶!・・・ご神事用石笛「飛天」

2016年10月23日 21時12分20秒 | ぬなかわヒスイ工房

以前にある神主さんから、某所で買ったヒスイ製石笛の作り直しを頼まれた。

作り直して送り返したら「生まれ変わってヒスイが喜んでいます!」と嬉しい連絡を頂き、以降は糸魚川市に遊びに来て頂いたりして親しくなった。

ご神事用石笛・銘「飛天」青ヒスイ石笛

石笛にしてはドッシリとした重みがあるが、吹き孔が大きいのでこれでもギリギリまで薄く作ったので、孔の中から外部の光が透けてみえる。

 

今回は私の石笛を色々と吹いてみて、気に入った吹き孔の直径と深さの特定した上で、「飛天」というイメージで作って欲しいというご注文。

私のイメージする「飛天」は、シルクロードの仏跡の壁画に描かれた蒼穹を遊び飛ぶ天女達の姿。

飛天というからには青ヒスイだなと、原石の在庫を探したら、浅黄色(うすい水色)に白が入った青ヒスイが出てきた。

今回は、途中からご神鏡に写る「飛天」というカタチが観えてきた。平らな部分がご神鏡で、蒼空に叢雲、黄色い斑(フ)は天女の姿が写っているのだ!と言い切ってしまう(笑)

 

「浅黄に銀の一つ紋」といえば、浪曲や講談などで満月の夜空の描写する慣用句だが、浅黄に白だから蒼空と叢雲ですな・・・原石は決まった。

さて、デザインだが、私はまずじっくり原石を観察してから基本デザインを決めていく。

最初に作りたいデザインは決まっておらず、原石から作るべきカタチが観えてくるまでじっくり待つのだ。

朧げなカタチが観えてきたら原石にラフなカット線を描いて作り始めるのだが、この時点では完成時の50%くらいのデザイン。

一般的なヒスイ加工は、作りたいモノそのものを原石に描いて忠実に切ったり、削ったりしていくのだけど、私は予定調和を好まないので原石を削りながらデザインを見つけていく受動的な作り方。

最初からデザインが決まっていれば、迷いなくカタチを削っていくので仕事は早いし、原石に無駄が出ないのは解っている。

でも私が作りたいのはご神事に使う石笛、祭器だ・・・能動的な仕事だと作り手の観念の限界を越えられないと思うのだ。

人為である事に違いはないのだが、人為を越えたモノがやってきて、私の手を借りてナニモノカを作っていく、というシャーマン的な仕事をしてみたいという想いはあるし、そう心がけている・・・出来ているとは思わないが、そうありたい(笑)

裏はフックラとしたカタチ。表裏の形状が違う事で石笛が保持しやすくなっているが、実利面以前に「そんなカタチ」に何かの必然性を感じた。

 

その昔、仏師の運慶は「木の中から仏を彫り出す。」と言ったとか言わなかったのか・・・運慶が主人公の誰かの小説に書かれた運慶の言葉らしいが、創作なのか本人の言葉かどうかは知らない。

「ヒスイの中から祭器たる石笛を削りだす。」と胸を張って言える時が・・・来るくらいの巨匠になれるといいねえ(笑)

せめて「気分は運慶!」というところか。

 


サラバ、久星のカリントウ・・・ありがとう!

2016年10月21日 20時20分41秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

子供の頃からの大好物のひとつが、久星(キューボシ)のカリントウ。

久星は長野県松本市のカリントウ製造専門の小さな会社だが、昔から糸魚川の食料品店で売っていたごく普通のカリントウで、高校生の頃など晩メシ前に一袋食ってしまった事もあるくらい好きだった。

姉貴からは「カリントウ少年」と呼ばれていたのだよ。

 

ところが、ごく普通のカリントウだと思っていた久星が普通じゃなかったことに気が付いたのが、18歳で上京してからである。

カリントウ好きだから、首都圏、そして黒糖の本場である沖縄の食料品店やスーパーで売っているカリントウは片っ端から食ったし、有名な浅草の老舗カリントウも食ったが、なんか違う。

東南アジア、中国、韓国、インドを旅した時にもカリントウを探してみたけど、小麦粉を油で揚げた菓子類はあってもカリントウ自体は無かった。

わずかな苦みを残す黒糖特有の甘味、表面はシットリしつつも内部はカリッとした食感・・・。

噛み砕くと口中に広がるシットリ感とカリッと感の渾然一体となった食感と、揚げた小麦粉と黒糖の香ばしさが入り混じった異種格闘技戦。

即ち、それが久星カリントウが織りなす味覚のワンダーランド。

久星カリントウは凸凹していて、表面に大きな孔があいている。そこに黒糖が溜まっている部分を「トロ」と呼んで珍重しておりました(笑)

 

私は断言する、久星のカリントウは世界一美味い!

国内やアジア各国をカリントウ行脚してきて分かったことは、私はカリントウではなく、久星のカリントウが好きだったのだと気が付いた。

作家の森村誠一さんも「サライ」という雑誌で、「私の大好物は久星のカリントウ!」と書いていた。

大手メーカーでもなく全国的にはほとんど無名のカリントウだけど、熱烈なファンがいるのだ。

首都圏在住時に都内でも売っているのか?と久星本社にメールで問合せたら、品質を落とさずに大手スーパーの高額なバックマージンを払うと駄菓子の値段じゃなくなるからと、販路は昔ながらに長野や新潟などの小売店に限られているとのこと。

エライ!流石は世界一のカリントウ!見上げた料簡である。

因みに、この時にメールでやりとりしていたのが、マスコットキャラクターのモデルになった二代目の社長であった。

サッカーボールを蹴っている少年は、創業社長が作ったマスコットキャラクター「久ちゃん」で、この夏に亡くなった二代目社長の子供時代がモデル。

 

Uターン帰郷してからは再び何時でも久星を食えるようになったが、久し振りに何時もの食料品店に買いに行ってみたら・・・。

嗚呼無情!・・・なんと久星廃業の知らせ!

なんでもこの夏に社長が急逝されて、従業員だけでカリントウを作ってみたけれど、「あの味」を再現できずに廃業する事態になったらしい。

店頭に並べられた久星カリントウは全部で12袋で、これが最後の在庫分との事。

もちろん全部買いました・・・大事に大事に食うケン。

久星カリントウよ、永遠なれ!

長い間、楽しませてもらってありがとう!

 

 


ヒスイがテーマの絵画展「古代のひかり」・・・五味政明さんの個展

2016年10月19日 09時07分40秒 | ぬなかわヒスイ工房

春先に糸魚川市にスケッチ旅行のついでに「ぬなかわヒスイ工房」に訪れたのが、中世油絵技法の「フランドル絵画」研究家で、独自に編み出した光層画法で活躍されておられる画家の五味政明さん。

初対面だったけど、私も高校時代は美術部だったし、縄文の師匠である関根秀樹先生の影響で、糸魚川産の鉱物だけで顔料を作ったりして絵具には興味があるので、大いに語り合い、別れ際に加工で出たヒスイの粉をプレゼントした。

ヒスイの粉を精製して絵具に混ぜるとヒスイ輝石がチカチカと光って観えるし、胡粉に混ぜれば彩度の高い白絵具になるのである。

9月後半に糸魚川ヒスイが国石に認定されたタイミングに、五味さんから個展の案内が届いた。

なんと糸魚川市へのスケッチ旅行は、ヒスイをテーマにした絵画展のためだったようだ。

『古代のひかり』で発表される「姫川」

五味さんがぬなかわヒスイ工房を訪れた時点では、9月に糸魚川ヒスイが国石になる事など知る由もなく、これは画家の直観がなせる業だろう。

「翡翠峡」

以下は個展の案内文

『古代のひかり』

日本の古代を見つめると、重要な翡翠(ヒスイ)文化があったことがわかる。
縄文時代の翡翠製品は、三内丸山からも武蔵野台地からも出土している。

文化の中心地は姫川。諏訪湖から構造線に沿って日本海に抜けるところにある。
今でもそのあたりに行くと大地のエネルギーがむき出しになっているのを感じる。

姫川の姫は古事記にも出てくる奴奈川(ヌナカワ)姫。
出雲の大国主命(オオクニヌシノミコト)との子は諏訪の神となった。

諏訪から姫川に至る風景は、古代のひかりに満ちている。

日時;10月20日~26日

場所:池袋東武百貨店 6階 美術画廊


嬉しいことに、一連の絵画には、私がプレゼントしたヒスイの粉末を絵具に混ぜて使って頂けたようだ。

これまでヒスイの粉はセミプロの日本画家(絵だけでは食えないからね)にプレゼントした事はあっても、プロの画家が使ってくれるのは初めてだし、もしかしたら油彩でのヒスイ顔料使用は史上初かも・・・。

糸魚川ヒスイの顔料を混ぜた絵具で描かれたヒスイの故郷の絵画展・・・素敵だ。


 


ファイト一発!・・・郷愁の空き瓶ランプ

2016年10月13日 07時26分41秒 | こんなモノ作った!

私の初めての海外旅行は、二十歳の時の三週間のインド旅行だった。

三十年も前だが、当時のインドの露店では灯油を加圧するタイプのランタンをよく見た。

恐らくスエーデンのアウトドア用品メーカー、オプティマス社のケロシンランタンをコピーした中国製品だろうけども、性能としては100Wくらいの明るさはあるし、オプティマスの何分の一もの安さなので、私も土産に持ち帰ったことがある。

しかしインドの露店の全てがこのタイプのランタンを使っていた訳ではなく、蝋燭やコーラの空き瓶を利用した手作りランプを使っている露店も多かった。

空き瓶ランプの拘りは、持ち運ぶ時にオイルが漏れないためのキャップが出来る事。インド人はコーラ瓶だったが、コンビニの空き瓶捨て場で拾ってきたリポビタンDの空き瓶で統一した。名付けて「ファイト一発ランプ」

 

現在でも大都市の中心部や繁華街のメインストリート以外のインドの夜は暗いし、停電も頻繁にあるので、蝋燭や手作りランプくらいでも結構明るく感じるのだ。

そこで二泊三日に渡る「青空キャンプ」に出店する機会に、懐かしい空き瓶ランプを作ってみた。

ランプの芯は、ホームセンターで売っている木綿や麻紐でも良さそうなのだが、耐久性を考慮してオイルランプ専用の芯を買った。右の金属管は芯の抜け止めに用意した電設資材のスリーブで、燃焼効率にも貢献しているようだ。

リポビタンDの瓶に六分目くらいの灯油を入れたら、二晩使用しても半分くらいしか減っていなかった。三つ作ったので、オイルランプ専用の虫除け効果のあるアロマオイルを充填して「青空キャンプ」で並べた。買ってくれたひとは、ムードと燃費がよく、虫も寄ってこなくなったと喜んでいた。

 

さて、問題は使用燃料の選定だ。

調べてみたら、エチルアルコールは熱量は高いけども光量が低く、発火点が低いので転倒した場合は火事になる可能性があるらしい。

ベストはオイルランプ専用のパラフィン由来のオイルで、煤がほとんど出ずに発火点が高いので転倒しても消えてしまうという優れもの。

ただし、灯油より高価なのと入手しにくいのが難点。

結局、インド人と同じく灯油を燃料にしたが、予想以上の燃費効率だった。

因みに使用済みテンプラ油の排油でも使えると思う。

 


雨なのに「青空キャンプ」

2016年10月11日 08時38分44秒 | ぬなかわヒスイ工房

新潟県見附市の大平森林公園キャンプ場で毎年開催されている「青空キャンプ」に、「縄文人(見習い)の店」とした。

今年で9周年を迎えるそうだが、多種多様なライブと出店ブースが人気で、私のような出店者も含めて来場者は北は北海道から南は九州まで各地から集まってきているようだ。

会場は二日間に渡って焚火が焚かれ続け、ライブで盛り上がるのだが、例年、このキャンプは雨に降られて会場はぬかるみ状態となるのが恒例で、今年も雨が続いた。

物販ブースは商品を濡らさないように各自で工夫を凝らしていたが、屋外ライブステージに近い飲食ブースは盛況でも、少し離れた物販ブースは閑散として暗かった(笑)

雨でぬかるみという条件にも関わらず、店舗が仮説のブルーシートだけという無人販売の豪胆な古着屋さんも(笑)こんな緩さが「青空キャンプ」らしくていい。結構いい古着もあったので、立ち寄る人も多く、横に置かれた鍋にお金を入れて買っていた。

私のブースの隣りは、上越市から参加したヒョウタンランタンのホクソン君。お互い暇だから私の所で煙草吸ったりコーヒー飲んでだべっていた。

私は雨対策でシートでタープを囲んでいたから昼間も暗かった。こんな時の灯りは、ムードのある蝋燭や灯油ランプよりもガソリンランタンなどがいいのだ、と反省。

ライブイベントで人気の、縄文オカリナと火打石セットも今回はあまり売れなかったが、友達はいっぱいできた。

毎年、寒いのに何故かフンドシ姿が青空キャンプの名物!私のブースのお向かいは、湯沢市で「ガイア」というカフェを始めた原君夫妻と、「まじんパン」の佐藤さん。焚火とコーヒーを求めて友達で賑わっていた。このブースはタープではなく、原君と佐藤さんが作った小屋風で、東南アジアの峠の茶屋みたいでいい雰囲気だった。

寒くて雨でも愉しいのが青空キャンプ!

そしてまた来たくなるのが青空キャンプ!

ライブ以外にも妖艶なファイアーダンス!

サービスショット!

常連客やスタッフの男たちは、フンドシ姿で「わっしょい!わっしょい!」と会場を駆け回り、ライブに熱狂する。

手描きTシャツのブースで、背中にイレズミを描いてもらうスタッフの笑ちゃん。

 

多くの物販ブースの出店者がライブを覗きに行ったり、踊ったりしていてお客さんがブースに寄っても誰もいないという事態も普通。

踊らにゃ損という感じだ。

今回は売上げはサッパリだったが、焚火を囲んで多くの人と出会って話しをした。

イベントが終わった三日目の朝、ブースを畳んでも去りがたい・・・仲間たちと焚火にあたりながらコーヒーをすすって余韻に浸る。

伝統ある祭りもいいが、手づくりの祭りもいいもんだ。

皆さん、また来年逢いましょう!

 

 

 

 

 

 

 


糸魚川の誇るカブキモノ・・・渋くて派手な酸化金華石

2016年10月04日 07時57分00秒 | ぬなかわヒスイ工房

金華石は、姫川産の泥岩質の母岩に瑪瑙や石英といった硬くて透明な部分と、銀色っぽい金色の黄鉄鉱が混ざる不思議な石。

男性的な渋い姿から、一般的には水石(スイセキ・観賞用の石)や男物のベルトのバックルなどが作られてきたが、私は好んで石笛に仕立てている。

黄鉄鉱の結晶が華を咲かせた様子から金華石と呼ぶ。完成したのペンダント仕様の石笛。

照明を落として光を当てたら、黄色い瑪瑙部分がボヤ~と妖しく透けて、なんとも不思議な顔になった。

 

で、原石屋さんから「これ、ヤマちゃん用にとっておいたよ!」と勧められて入手したのが、普通は透明か白っぽい瑪瑙部分が酸化して黄色っぽくなった金華石・・・これまで金華石の原石は幾つか仕入れていたが、こんなの初めて。

原石状態ではみすぼらしいけども研磨したらどうなるんだろう?とワクワクして石笛に仕立てた。

どうですか、このアバンギャルドさ!渋いハズの金華石なのに派手(笑)

金華石の石笛は金属っぽいので、スペースシップを想わせてSFチックな姿になる。

 

カブキモノの戦国武将がお守りにしそうなシブハデな酸化金華石石笛。

ヒスイだけが糸魚川の石ぢゃないぜ!

 

 


縄文ブームの恩恵か?・・・縄文オカリナが売れだした

2016年10月01日 11時04分28秒 | ぬなかわヒスイ工房

2年前に趣味と実益を兼ねて作り始めた縄文時代の土偶をモチーフにしたオカリナ、即ち「縄文オカリナ」シリーズが売れ出した。

http://nunakawa.ocnk.net/product-list/25

山梨県の上黒駒遺跡出土の「三ツ口の土偶」がモチーフのオカリナ。面相がネコに似ているので個人的に「ネコ形土偶」と呼んでおり、先日はネコ好きのカップルが2個買ってくれた。

人気の「合掌土偶」オカリナは、バージョンアップしてよりリアルになった。ぬなかわヒスイ工房の作品を店頭売りしてくれている京都の「民族楽器コイズミ」さんでは、何故か中国人観光客が面白がって買っていくらしい・・・クールジャパンですな!

縄文ファンだけでなく、古墳ファンをうならせる「踊るハニワ」オカリナ。ハニワ女子が「ちっちゃな目がカワイイ!」と買ってくれるようだ。

次回作の習作。中央は火焔土器の鶏頭冠がモチーフ、左はアボリジニの「泉と川」を表す絵文字の土板ペンダント。平面を立体化する前に、立体試作する用心深さが私にはある(笑)二次元をそのまま三次元化するとヘンなものになってしまうのですヨ。

 

以前は年に2度ほどしか作っていなかったのが、今年は4度目の焼成を終えても在庫に余裕がないのだ。

手間暇を考えると微々たる収入でも、作るほどに無駄がなくなり洗練されていくので、縄文人(見習い)にとっては修行の一環になり有難いし、買ってくれた人は私の諧謔趣味と縄文興味を共有してくれて買ってくれると理解しているので、そんな縄文仲間が増えて嬉しい。