能登へ出発前にうれしいできごとがあった。
某商社系列のファクトリーから、「ヒスイパウダー」で試作してみたいと注文があったのだ。
ヒスイの可能性が最新テクノロジーの分野で注目されている。
白い部分はヒスイパウダーで、赤い部分は自家製のベンガラ
ヒスイ加工で発生する汚泥は捨てられているのだが、高校で美術部だったわたしは絵の具の顔料としてリサイクルしていて、つい最近も都内の染色工房から試作品につかいたいと注文があったばかり。
ファクトリーの社長に電話して、わたしの最初の仕事は総合化学メーカーの新商品開発部門の研究員だったから、新商品の開発に興味津々だし、ぜひとも結果を教えてくださいと伝える。
役立たないモノとして捨ててしまうのは簡単。
でも役立たないモノで世の中に貢献できたらという考えは、そのまま「輪島漆器義援金プロジェクト」につながるっている。
闇にできた「一隅を照らす」思想だ。