縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

イレクターパイプでつくったルーフキャリア・・・能登半島地震ボランティア

2024年04月22日 07時00分15秒 | こんなモノ作った!
能登ボランティア行き前にルーフキャリアのDIYが完成!
工具類や生活用品はルーフキャリアに積載して、大量の支援物資は社内に積載する作戦だが、素材はなんとホームセンターで売っているDIY用のイレクターパイプ。
安い市販品は強度が低いうえにサイズが中途半端だからDIYするしかない。材料費は総額2万円くらい。
 
イレクターパイプをつかったルーフキャリアは友人のジョニー山岸のアイデアで、わたしはカヌーやウインドサーフィンのボード、材木やベニア板などの長尺物を滑らせて積みやすいように縦桟仕様にした。
専門の留め金具が売っている訳ではないので自分で工夫するしかないが、蝶ネジ固定するとそのままでも車検が通るとジョニーから教わり、大型ホームセンターを探しまわって適合品を見つけた。
イレクターパイプは鉄製で専門工具でカットするが、今回は被災地支援用に購入したレシプロソーを初使用。高速回転するグラインダーだと火花や騒音が酷く、工作精度もひくくなり勝ちだけどレシプロソーは日曜日の住宅街でつかっても近所迷惑にならない。
 
 
連休中はボランティアの宿泊施設も満員になる恐れもあり車中泊しなければならない時の対策でもあるし、大量の漆器を持ち帰ることもできるようになった。
 
 
 

手造りのペアガラス・ステンドグラス風(もどき)の玄関ドア

2022年09月19日 06時51分47秒 | こんなモノ作った!

工房改装工事で不要になった、手造りの玄関ドアをもらってくれる友人が現れて、ひと安心。

改装前のぬなかわヒスイ工房の玄関。
通常の木製建具では使われることのない杉材を芯にしたとはいえ、ちゃんと断熱材も入れたペアガラスの親子ドアなので、捨てるのに忍びなかったのだ。ステンドグラスは憧れでも高価なのでフィルムを貼ってある( ´艸`)
もらってくれるのは、南魚沼でカフェレストラン「Gaia」を営むハラ原人で、彼は広大な土地にライブスペースやヤギ小屋を増築したり、犬の毛で毛糸を紡いで帽子を作っちゃう面白い男なので、テレビで田舎暮らしの達人として紹介されたこともある。
古い天ぷら油をチェーンソーのオイルや、空き缶利用のオイルランプやコンロの燃料にリサイクルしたりと、予想外のことばかりするので会うたびに驚かされる。
 
久しぶりに糸魚川に遊びに行きたいっス、と嬉しいことを言ってくれた。
 
 
 

呼吸する珪藻土で天井仕上げ・・・ぬなかわヒスイ工房改装プロジェクト

2022年08月21日 07時22分43秒 | こんなモノ作った!
工房の天井に珪藻土を塗り終わったので、ついに電気工事や収納作りができるようになった。
左が塗る前の石膏ボード、右上が珪藻土の一度塗り、右下が二度塗りした状態
 
調湿作用がある内装仕上げ材として人気の珪藻土は、接着性と硬化後の安定をよくするための樹脂やセメント、発色性をよくするための顔料が混ぜられており、その含有量が多いほど安価でDIYしやすい反面、調湿作用は落ちる。
天井に塗ったのは、混和材は粘土と砂だけで、顔料も入っていない、国内屈指の80%の珪藻土含有率をもつ稚内産。残念ながら製造終了品となっていて、袋が汚れて売り物にならないと在庫になっていた最後の二袋を、格安で売ってもらった。
 
顔料なしだと、麦焦がし(香煎・はったいことも呼ばれ、大麦を炒って粉にした食品)に似たサンドベージュ色で、練った状態は質感もお湯で練った麦焦がしにそっくり。
 
食える土として知られる珪藻土は、世界中に郷土料理があり、食糧難の時はビスケットの増量材にもされてきたが、ノーベルが過敏な化学反応をもつニトログリセリンを、珪藻土に混ぜて安定性が高い爆発物の商品開発に成功したのがダイナマイト。
 
永六輔さんがトンネル工事を取材したさいに、抗夫がダイナマイトをおやつ代わりに食っていたそうで、勧められて食ったら味のないウイロウみたいな味だったそうだ。
 
呼吸して、食えもする不思議な土、珪藻土をギャラリーの壁にも塗る予定で、こちらは白い顔料入りを予定している。
 
DIYしたい人は、①下地処理に手間暇をかける②ハンドミキサーは、先端が円盤状になった高速回転タイプを使うことを守れば、ひび割れしにくいことを忘れないように!
 
ハンドミキサーは先端が円盤状のものが推奨品。三枚プロペラ状のミキサーは低速回転用なので、珪藻土含有率の多い壁材だと練り混ぜ不良になる可能性がある。糸魚川の場合は、レンタルのヨシカワさんで日当たり使用料900円弱で貸してくれる。練り缶はエンジンオイルの空き缶
 
 
 

 


油分の除去の除去には除光液!・・・オイル缶を再利用したDIYアイデア

2022年08月19日 06時37分10秒 | こんなモノ作った!
DIYでオイル缶を再利用するさいに、内側の油分を除去するグッドアイデアを教えてもらったので拡散!
右が百均で買った除光液
 
珪藻土を練るための空き缶をバイク屋さんにもらいに行ったら、すでに内側のベタベタしたオイル分が除去されていた。整備士のY兄貴に聞いたら、ガソリンを含ませたボロ布でふき取ってから、金属ゴミに出しているのだそう。
 
この状態でも触ってもベタ付きはないし、不快な臭いもない状態だけど、百均で売っているマニキュアの除光液をピューとかけて、ペーパータオルで拭き取れば完璧とアドバイスをもらった。
 
工房のゴミ箱は、1,000円ほどで売っているペール缶専用のクッション付き蓋をかぶせて来客用の椅子や踏み台と兼用していたが、以前は中性洗剤で洗っていた。
 
今回は除光液で拭き取ってみたら、こっちの方が簡単だったので、こんごも油分の除去に使う知恵がついた。
 
積み重ねれば場所をとらないペール缶は、金属ゴミや割れたガラスの収納、単管パイプのクランプ類の収納に活躍している。
 
ホームセンターでも新品が1,000円ちょっとで買えるが、バイク屋や自動車整備工場なら只で分けてくれる・・・それなりのお礼はマナーだけどね。
 
ちなみにY兄貴は、高校時代から伝説のバイク乗りと有名だった先輩で、パンク修理に出したらエンジンの調子もよくなったし、バイクも新品みたいにピカピカに磨いてくれる名人整備士でもある。バイクが好きなんだねぇ。
 
 
 

アカ汲みとは船底にたまった水を排水する道具デス・・・懐かしのハイター製アカ汲み

2022年07月08日 07時31分51秒 | こんなモノ作った!
淦汲み(アカクミ)を自作した。
淦・アカとは船底に溜まった水のことで、私の高校生のころはデインギー(船室をもたない小型ヨット)のレース艇でもハイターの空き瓶で自作するのが定番だったが、現在は英語のベイラーとして3,000円前後で売っている。
 
こんなものをB&Gの艇庫に置いておくとゴミだと思われて捨てられてしまうので、名前と用途を書いておく(笑)
 
来週開催の「SEA TO SUMMIT」で、オープンデッキのセイリングカヌーで先導するので、ビルジポンプとスポンジと共にきちんと装備しないとホスト側として示しが付かないのだ。
 
自作するならハイターより、ヨット用のベイラーの形状がそうであるように、エンジンオイルなどが入った四角い把手つきの空き瓶のほうが排水効率はよく、ドキュメンタリー映画「くじらびと」でも親子が漁船のアカ汲みをする場面でも使っていた。
 
インドネシアの漁師も、考えることは同じですなぁ。
 
 
 
 

 


セーリングカヌーのパドル・・・モンベルSEA TO SUMMITの準備

2022年07月06日 06時29分22秒 | こんなモノ作った!
自作セイリングカヌーをプレゼントしてくれた、江塚オーナーの手作りパドルを改良した。
寄木造りの木の葉型をした美しいパドルだけど、端っこが厚み1㎝もあり、直径3㎝のパドルの柄が先端まで通っているので頑丈だけど水の抵抗があり過ぎ(笑) 右側が江塚オーナーのオリジナルパドルで、左側が薄く削った状態。
 
来週開催の「SEA TO SUMMIT」で先導役を頼まれたので、この際に一本だけ薄く削った。弁天浜~筒石間の6キロ強のコースを漕いだことがあるのは、地元では私しかいないからネ。コース中で最大の難関は、西よりの風が吹くとちょっとヤバい弁天浜をでてすぐの木浦漁港。
 
工房改装工事が終わったら、パドルの先端にハンドルグリップを付けて、全体をFRP仕上げする予定。
 
木の葉パドルはオセアニアや南米などの小型丸木舟に使われているが、短冊型に比べて長時間漕いでも疲れにくいメリットがあるように思うし、意外に推進力はあるのですヨ。
 
 
 

ウインドサーフィンもサップも運べるカヌーローリーをDIY・・・海に出る前から遊びは始まっている

2021年09月11日 08時04分46秒 | こんなモノ作った!

カヌー運搬につかうローリーを自作した。

海遊びの道具は遊ぶ前は軽く感じても、遊んだ後は濡れて砂がついた道具が持ちにくいこともあり、砂浜から車を置いてあるB&G海洋クラブまで300mの帰り道が長く感じる。
タイヤは演芸用カートのノーパンクタイヤ。車軸孔より0・5㎜直径の小さい鋼製パイプはビニールハウス用らしい。ホームセンター購入品。
ウインドサーファー艇のセイル組立てもコンクリートの上より、傷つかないので砂浜の方が望ましい。全部一度に運べるようになったゾ。
 
専用品を買えば8,000円前後だが、SUPやウインドサーファー艇も運べるようにはできていないので、自分の実情に合わせてDIYしたら総額3,000円弱で済んだ上に使い勝手もいい。
自転車用のゴムチューブを二本でがっちり固定できる工夫。白いクッションは配管用保温材。
初期型は裏からみるとこんな感じだが、使いながら不具合を改良していくので現在は上の写真のように改良されて小型化している。
 
こんなのがあったら便利なのに!と道具を創意工夫して作るのも遊びの一環。
 
既製品だってカスタマイズするし、それはヒスイ加工でも同じことをしている。
 
ちなみに何も艤装のない古いシーカヤックを、青森までの航海用に荷物や安全備品を積載するためのバンジーコードなどの艤装をしたのも、周囲にシーカヤッカーがいないのでネット画像を参考にしてDIY。
イメージが沸いたら必要な器具をネットで画像検索して種類や金額をチェック。
 
そしてホームセンター・建築金物店・百均を歩いて徹底比較して、イメージが実現していく。
 
海に出る前から遊びは始まってるよ~。
 
 
#カヤックのローリーを3000円で自作 #ウインドサーフィンとサップも運べるカヌーローリー #縄文人見習いの糸魚川発

 


七人の侍の感動をお届けします・・・浮き球で作った勘兵衛の鉢金コスプレ

2020年10月17日 07時31分56秒 | こんなモノ作った!

「勝負はっ、このっ一撃で決まるっ!よいかっ、ぬかるでないぞっ!」ご存知、黒澤明監督の「七人の侍」で志村喬さん演じる勘兵衛の名セリフ。

浮き球メットの端材で、勘兵衛が雨の決戦で額に付けていた鉢金(はちがね)を製作。
縦に被ればモヒカン族のコスプレに転用可能のマルチ仕様!
若い頃に一国一城の主を夢見ていた勘兵衛は、負け戦続きで初老となった放浪の武芸者だが、弱き者に心を寄せるお人好しであり、時には非情さも見せる百戦錬磨の武士。
 
塚原卜伝をモデルにしており、黒澤監督は理想的な人間像として描いている。
 
しかしだ、「七人の侍」出演時の志村喬さんは47歳で、なんという老成ぶりだろう( ´艸`)
 
勘兵衛コスプレで、どなたでも「もののふの哀れ」を味わえます。
 

ケロヨンメットとハゲズラメット改 開発のお知らせ

2020年09月25日 07時05分36秒 | こんなモノ作った!
浮き球再利用の防災メットに、ケロヨンがないのは片手落ちとの指摘があり新開発した。
ケロヨンは私の保育園時代の着ぐるみヒーローで、当時はケロヨンの挨拶の「ケ~ロ~ヨ~ン!」と「バッハハ~イ!」が大流行して、大人も子供も帰り際の挨拶は「バッハハ~イ!」であり、全ての日本人がケロヨン化した時代であった。
この際、ハゲズラメットも植毛できるように改良。
ハゲズラメットは、猛暑対応の「3孔ベンチレーションシステム」を独自開発し、ハゲズラメット改と名称変更。
このことで1本植毛で加藤茶仕様、3本植毛で波平仕様に変更できるだけでなく、竹トンボや線香も差し込み可能となった。
 
意外にもケロヨンの産みの親は、影絵作家の藤城清治の作だそうで、最初の着ぐるみアクターは後の藤城さんの奥さんとなる女性であったとウイキ先生が教えてくれました( ´艸`)

ネコ用夏のベッドを作ったが・・・ネコ問題について考える

2020年09月22日 08時43分47秒 | こんなモノ作った!

ネコ問題について考える・・・

東南アジアの海岸にあるような涼み台をイメージした夏用ベッドを作ってやったのに、見向きもせず横に畳んだ洗濯物の上で寝るのはナゼ?

玄関に飾っていた、火焔型土器(もちろん複製)と蛸ツボを落として割ったのはナゼ?
餓死・凍死寸前に保護してやったことを恩に感じていないのか君は?
 
オレは哀しい・・・でも忖度しないネコって自由でいいななぁ(笑)
余談だが、火焔型土器は子供の頃に限定販売された長者ヶ原遺跡出土の模造品で、粉みじんになった割れ方を見ると型抜き製法であることが判明。予想通りですがねぇ。
 
実物と同じ輪積み式の作り方なら、規則性のある割れ方をするので修復は楽なのですよ~、と負け惜しみ( ´艸`)