縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

めぐる因果は糸車・・・ご縁の不思議

2016年07月30日 07時58分24秒 | ぬなかわヒスイ工房

春から絶不調が続いている。

時を同じくして、ぬなかわヒスイ工房に県外からの来客が増えてきた。

お客さんには前から縄文ファンが多いのだけど、最近は占い師や神職、治療家の割合が高くなってきているのが不思議。

 

そして後から世話になったと贈り物が届く事が多いのだけど、これも何故か魔除け、お守り、護符の類いが多いのも不思議。

私は自分でお守りの類いを求める事はないのだけど、何故、お客さん達は揃いも揃ってお守りを贈って下さるのだろう。

私がお守りを必要としている状態を、お客様達が察して贈ってくれるのか?

集まってきたお守りのご利益なのか、7月以降は運気が上向いて体調も回復してきている・・・有難し。

昨日は群馬で蒟蒻製造をしているお客様から蒟蒻セットのお中元が届いた。

お礼の電話をしたら、過去の顧客リストに親父の名前があったそう・・・親子でお世話になっているらしい。

とても不思議なご縁。

因果は巡る糸車・・・何かに護られているらしい・・・感謝!

 

 


日本ミツバチがやってきた。

2016年07月28日 21時28分29秒 | 田舎暮らし

広島から帰ると、日本ミツバチの巣箱にミツバチが入っていた。

師匠が作った巣箱は優れているのだけど、この暑さで屋根が鉄板!明日は日陰を作ってやろう。

 

あるミツバチは黄色い花粉団子を両足にくっ付けて巣箱に持込み、またあるミツバチは巣箱の入り口で後ろ向きになってブブブと羽ばたいて風を送り込んでいる。

暑い盛りにご苦労なこった。

花粉団子の運搬役のミツバチはともかく、羽ばたいて風を送り続けているミツバチは一日中そうしているんだろうか?

ミツバチの師匠に聞いたら、暑い時はこうやって巣箱の温度を下げているそうだが、こんな小さい体で羽ばたき続けて本人はどうなってしまうのだろう?

一時間も羽ばたいたら体温が上がり過ぎてコロリと死んでしまわないのか???

全体のために身を挺して働くミツバチ・・・利他の精神に感動してしまう。

 

日本ミツバチの蜜を人にあげると非常に喜ばれるのだけど、こんな現場を観てしまうと気楽に人にはあげられなくなってしまうし、私だって気軽に食べられなくなってしまう・・・有難う、ミツバチさん!


石を使った活花・・・聖音オーム線刻彩色赤碧玉石笛

2016年07月25日 21時31分13秒 | ぬなかわヒスイ工房

何かを作る時には、原石をじっくりと観察する事がヒスイ職人の最初の仕事。

ヒビの有無や発色具合、結晶の向きや緻密さ等を観ていく。

原石のどの部分が使えるか?勾玉?石笛?ピアス?石がどんな姿に作って欲しいのかを聴き取る作業で、時には原石を入手してから何年も寝かす事がある・・・石の声なき声を聴きとるまで待つのだ。

するとある日突然、カットするべき線が観えてくる。

そうしたら躊躇はなく、カット、整形、研磨と作業を進める事ができる。

時には荒々しい原石の姿を活かした作品も作る・・・それは石を使った活花のように、石の持つピュアな美しさを抽出する作業。

その一つが原石仕立てにして、聖音「オーム」を線刻した赤碧玉の石笛。

巷に流通している、原石に孔を開けただけの石笛と一緒にして欲しくない。

石笛であるからには吹き易い形状に加工もするし、ビビリ音の制御や音色調整もしてある。

ある神職の方がこの石笛を試し吹きしたら、姿といい、真っ直ぐに空間を切り裂く祓い浄めの音色と評価してくれて、これなら神棚に置いて毎日の神事に使えば神様もお喜びになると言ってくれた。

解る人には解るのだ。

最近はぬなかわヒスイ工房の石笛のデザインをパクった石笛が増えてきたけども、これは民族楽器作りで培った技術と石笛演奏家と交流を持って改良を進めてきた結果の評価であって、簡単には真似できない仕事。

勾玉もそうだけど、石笛も本来は祭器でご神事に使うもの。

気軽な気持ちでデザインだけ真似して欲しくないもんですな。

 


広島は暑い・熱い・篤い!

2016年07月22日 21時20分02秒 | 整体・動法・稽古会・体験会

広島から帰ってきた。

往路は酷い豪雨の中を運転したが、広島は晴天、そして暑かった。

ところが到着した日の夕方に物凄い夕立がザッと降って以降は涼しくなった・・・梅雨の最後っ屁というヤツらしい。

再び広島へ招待してくれたのは、佐伯区の市民団体「美鈴の杜」の会長のTさん。Tさんは閑静な新興住宅街の町内会長でもあるが、住宅街の裏手の「鬼ケ城山」の一部を買い取り、仲間たちと誰でも自由に出入りできる公園を作っている偉い人。花崗岩の岩山からふんだんに清水が流れてくる静かな杜。

 

広島到着の翌日は「積極人間の集い」という団体での講演会。その翌日が瀬戸内を繋ぐ「のろしリレー」での火お越しを担当した。

のろしリレーでの発火に成功・・・湿気があったので縄文式の摩擦式発火法ではなく、火打石での発火。

夏休み恒例の流し素麺は、近所の家族連れに大人気。

冷たい清水がジャンジャンと湧き出す遊びの環境は貴重で、今後はキャンプやコンサート、ドラム缶風呂なども計画中。皆さん熱い人ばかり。

流し素麺の後は、私は民族楽器作り体験会講師のお仕事。

 家族連れで賑わった民族楽器体験会。

こんな小さな子供でも十分ほどで竹ボラを吹けるようになるのだが、大人の方が難しいのよ(笑)

 

 左がこれまで教えてきたウナリ弓で、右側は小学生でも十分で作られる工夫をしたウナリ弓。

 

一週間の滞在中にご馳走になったお好み焼きは四食。

一年前に一度だけ連れて行って貰ったお好み焼き屋さんに再訪。私の事を「新潟の縄文の先生」と覚えていてくれた。店主は油を引かずにお好み焼きを焼く流儀だから、温度センサーで鉄板の温度を測るこだわり様。

 

お世話になった人は数え切れず、広島は熱血漢の多い土地、そして人情が篤い土地。

また来年も広島に行くことになりそうだ。

 

 


いざ広島・・・十日間の講演会の旅

2016年07月15日 17時45分19秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

広島の市民グループから招待されて、十日間の予定で講演・体験会講師の旅に出ている。

出発する直前の午後11時まできっちり仕事して、自家用車を運転して徹夜で800キロの移動。

有難いことに移動日の夜のみ、招待先が予約してくれた広島駅前の「ニューヒロデン」に宿泊させて貰った。

 

安宿専門のバックパッカーの私は自腹ではまず宿泊しないシングルルーム1泊12,000円からという高いホテルなのに、宿泊客は外国人ばかりでロビーは英語やフランス語、アジア各国の言葉が飛び交っている国際的な雰囲気。

このホテルが素晴らしいのは、ロビーに置かれた両替機でドルやユーロだけではなくアジア各国の現金が両替出来るサービス。

今時の海外旅行ではATMさえあれば両替に不便はないのだけど、外国人旅行者にとっては手持ちの自国現金が気軽に両替できるのは結構有難いサービスなのだ。

特に国際的にマイナーなアジアの現金が外国で両替できるという事自体、長年に渡ってバックパッカーをしていた私でも初めてみるサービス。

例えばタイバーツといったマイナーな紙幣を日本で両替してくれる金融機関は少なく、手数料もそれなりに発生すると思うので、ニューヒロデンさんに置かれた両替機は利益を得る為というより顧客サービスに徹しているのではないだろうか?そうだったらエライもんだ。

広島に来ると必ず食べさせてもらうのがお好み焼き。東日本だと一つのお好み焼きを仲間で切り分けて食うのが一般的だけど、西日本だと一人で一つのお好み焼きを食うのである、という大きな違いがある事に気が付いたのはつい最近。

 

東京のホテルでも両替機が置かれているようだが、こんな外国人観光客受け入れのノウハウ・・・我が新潟も見倣った方が良い。


不況の時はDIY!・・・軽トラキャンピングカー再びドウーパに載るの巻

2016年07月07日 09時35分10秒 | こんなモノ作った!

私の軽トラキャンピングカーが、DIY雑誌の「ドウーパ」から取材を受けて掲載されたのは三年程前の事。

この春に編集部からメールが来て、夏に出版予定の軽トラ特集のムック本に再び載せたい旨と、原稿の校正依頼を頼まれていたのだけど、出版されたムック本が献本されてきて思い出した。

献本なんて久し振りだし、編集部の担当女性の丁寧なメールにも好感は持っていたが、記事も前回より解りやすく書き直されていた事に好感。

今時の出版業界は不況で、取材協力しても献本も謝礼が出ない事が多くなってきたのだけど、DIY方面は活気があるようだ。

右ページが私の軽トラキャンピングカー「縄文人(見習い)号」

 

どうせなら・・・縄文の師匠である関根秀樹先生から持ちかけられている、平成版の「縄文人になる」の共著を実現したいもんだ。

出版業界不況で、出版のメドはまったく立っていないのですよ。

糸魚川郷土史誌に発表した「海のヒスイ・ロード航海記」も好評と聞いているので、こちらも出版したい。

どなたか出版社紹介してちょうだい!