「輪島漆器義援金プロジェクト」で、被災地で漆器を預けてくれている仲間がニュース特集になって報道された。
【特集】「変わった景色はない。変わったのは季節だけ。」復興進まず...ビニールハウスで避難生活続ける家族|能登半島地震から5カ月【新潟】スーパーJにいがた5月30日OA
発災からしばらくは「見世物ではない」と瓦礫の山を撮影されることに神経を尖らす地元民の声を聞いたし、わたしも個人が特定できるSNS発信はしてこなかった。
しかし発災から5ヶ月経って「能登の現状をもっと知ってほしい」と被災者の心境も変化しつつある。「変わったのは季節くらい」と話している珠洲市の畠田さんもその一人。
半日がかりの取材を終えた夜、溜飲がさがったのか、とても楽しかった旨のメールを頂き、5人の子供のためにがんばりましょうネと返信。
これは撮影クルーの真摯な取材の賜物で、横で見ていて畠田さんの癒しになっていると感じたくらい。
来週の6月6日18時15分からはもう少し長い尺の特集が組まれていて、他の「被災地の仲間たちと展示販売の仲間たち」も紹介される。
日本人は忘れっぽいから、当初から夏が漆器販売の分岐点となるではないかと予想していたが、せめて年内中は熾火を絶やさないようにしないといけない。
これまで報道してくれた「糸魚川タイムズ」「北陸中日新聞」「東京新聞」「UXテレビ」の各社も、定点観測のつもりでお付き合いいただきたいものだ。