縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

介護施設はどうなる?・・・臨時休校要請につき思うこと

2020年02月29日 09時41分39秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

ラジオの街頭インタビューで、ひとり親が中学生の子供の面倒をみるために仕事を休まないといけないと嘆いていたが、高学年以上なら自分で昼飯くらい作れないのかな?

小中高校に休校要請しておきながら保育園・幼稚園は通常通りでいいの?

私の父は日帰り介護施設に通っているけど、高齢老人の方が集団感染のリスクは高いようにも思うけど、どうなのだ?

子供は自立して生活できる余地はあっても、介護施設が休館したら家族は仕事ができなくなるなるので深刻だ。

整合性がない政治パフォーマンスに感じるのは私だけ?と思っていたら、海外メディアはちゃんと報道してますな。

下記URLは時事通信発のニューヨークタイムズ記事の紹介。

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e8%87%a8%e6%99%82%e4%bc%91%e6%a0%a1%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%af%be%e5%bf%9c%e6%80%a5%e5%a4%89%e3%80%8d%ef%bc%9d%e4%ba%94%e8%bc%aa%e6%8e%a7%e3%81%88%e3%80%8c%e6%94%bf%e6%b2%bb%e7%9a%84%e8%a8%88%e7%ae%97%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%a6%8b%e6%96%b9%e3%82%82%e2%80%95%ef%bd%8e%ef%bd%99%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a0%e3%82%ba/ar-BB10xoD3

グーグルブログではURLしか表示されないので、興味ある方はクリックしてご一読を!

下手にクリックしてウイルス感染が!と危険を感じる方は、五輪を見据えての政治パフォーマンスであるという内容ですわ。


介護施設はどうなる?・・・臨時休校要請につき思うこと

2020年02月29日 09時41分39秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

ラジオの街頭インタビューで、ひとり親が中学生の子供の面倒をみるために仕事を休まないといけないと嘆いていたが、高学年以上なら自分で昼飯くらい作れないのかな?

私の小学生時代は土曜日の昼飯は自分でなんとかしていたし、共働き世帯の同級生もそうだったが・・・。

小中高校に休校要請しておきながら保育園にはしない?

私の父は日帰り介護施設に通っているけど、高齢老人の方が集団感染のリスクは高いようにも思うけど、どうなのだ?

子供は自立して生活できる余地はあっても、介護施設が休館したら家族は仕事ができなくなるなるので深刻だ。

整合性がない政治パフォーマンスに感じるのは私だけ?と思っていたら、海外メディアはちゃんと報道してますな。

以下はニューヨークタイムズの記事を紹介した時事通信社の報道URL

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e8%87%a8%e6%99%82%e4%bc%91%e6%a0%a1%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%af%be%e5%bf%9c%e6%80%a5%e5%a4%89%e3%80%8d%ef%bc%9d%e4%ba%94%e8%bc%aa%e6%8e%a7%e3%81%88%e3%80%8c%e6%94%bf%e6%b2%bb%e7%9a%84%e8%a8%88%e7%ae%97%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%a6%8b%e6%96%b9%e3%82%82%e2%80%95%ef%bd%8e%ef%bd%99%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a0%e3%82%ba/ar-BB10xoD3

グーグルブログではURLを張り付けても画面表示する機能がないのが残念!

「7月の五輪開催を控え、科学的な観点よりも政治的な計算が上回ったとするアナリストらの見方を紹介。」てな内容ですが、興味ある人は上記URLをクリックするか、検索してみてくださ~い!


ちょっと大人になった「ぬなかわヒスイ工房」デス

2020年02月28日 07時25分14秒 | ぬなかわヒスイ工房
桐箱と焼き印が納品されたので、京都の民族楽器コイズミさんに今年最初の商品発送をした。
これまでレジ前の一等地で色々工夫して売ってくれていたが、売価相応、石笛の客層相応のディスプレイができると喜んでもらえた。
 
コイズミさんは気持ちのいい人ばかりで、地震などあるたびに安否確認電話を頂いたりと本当に有難いお客さん。
 
民族楽器のデパート、コイズミさんにとって微々たる売上でしかないのに、「こんな風に売ってます!」と写真を送ってくるような優しい人達。京都に行ったら是非にお立ち寄りください!
 
三重県の桐箱製造木工所、京都の焼き印工房の会社の方々からもアイデアを頂いて勉強できたし、雑談で盛り上がって親しくなった。
焼き印は電熱式なので、これからは手作り楽器や趣味の木工品などにも活躍しそう。
粗製の勾玉であっても桐箱にいれて売れば体裁がいいという考え方に対して、ワシは中身で勝負ぢゃ!とあえて桐箱を使わなかったが、名のある人、凄い人たちと付き合いをするようになってきたので、それなりの格式も必要になってきたのデスヨ。
 
ちょっと大人になった「ぬなかわヒスイ工房」
 
もっとも桐箱は石笛限定使用で、勾玉や腕輪、ネックレスなどの装飾品はおシャレな紙製化粧箱を使うことにした。
 
化粧箱の問屋さんも親切に対応してくれて、色々と教えてくれましたなぁ。
 
仕事をきっかけに世界が広くなっていくのは楽しい。
 

新型コロナ問題にみる「員数合わせ」

2020年02月25日 07時54分50秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
新型コロナウイルス問題で、クルーズ船内で検疫業務をした厚労省職員を検査なしで職場復帰させたそうだが、その理由を「感染者数を増やしたくないから」とする報道があった。
 
真偽は定かでないが、本当なら旧軍で横行していた「員数合わせ」と同じ論理思考ではないか?
 
軍帽から兵器に至るまで「畏れ多くも天皇陛下から賜わった官給品」であるから、紛失や破損があった場合は他の部隊から銀バエ(盗むこと)してでも帳尻を合わせるのが「員数合わせ」で、松竹の兵隊喜劇映画などによく出てくる。
 
例えば敵軍に1個中隊で攻撃すべしと命令されれば、戦力外の傷病兵や壊れた兵器をかき集めて「員数合わせ」したのが日本軍だったし、対空レーダー管制により倍以上の迎撃機が待ち受けて敵艦にたどり着く前に撃墜、運よく米軍艦にたどり着いたにしてもこれまたレーダー照準射撃と近接爆発する砲弾で撃ち落とされて戦果が望めないことが解っていても、離着陸もおぼつかない学徒兵を旧式の練習機に乗せて特攻させたのも「員数合わせ」だった。
 
機種は不明ながら、水戸黄門を演じた俳優の西村晃さんも学徒航空兵として特攻機で出撃した人で、エンジントラブルのため引き返したお陰で生きながらえたのは有名な話し。
 
上官の命令は天皇陛下の命令とし、結果より命令を実行することが求められたのが旧日本軍の将兵だった。
 
陸軍少尉であった評論家の山本七平は、『旧日本軍の将校時代に感じた「余りにも非論理的な精神力万能主義の為に旧日本軍が負けた」』とし、「員数合わせ」の弊害を論じていたようだ。
 
「募っているが募集はしていない」「合意はしたが契約ではない」など、珍答弁を繰り返す安倍総理。
 
旧軍の敗退を転進、全滅を玉砕と言い換えて「大本営発表」をし続けた隠蔽体質や、上層部の無謀な作戦を部下が「忖度」して実行した体質も安倍政権と似ているのではないか。
 
 

国内最大級の縄文丸木舟が糸魚川から出土したって?

2020年02月23日 22時20分21秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

糸魚川の「寺地遺跡」から出土した3,000年前の木片が、新潟県内2例目となる「国内最大級の可能能」のある「縄文丸木舟と断定」と2月23日付けの朝刊に出ておりましたが・・・。

国指定縄文遺跡「寺地遺跡」は、晩期を中心にしたヒスイ加工遺跡。

出土した6本の杉柱の柱痕は国内初の木柱列遺構とされておりますので、県外から訪れるスピリチャル系の方も多いのですが、案内すると復元状態が中途半端過ぎてみなさんガッカリされますのデス(笑)

朝刊には、糸魚川市文化振興課による「・・・海用の大型縄文丸木舟が出土し、縄文時代におけるヒスイ交易の具体像を知る上で画期的な発見」とのコメントが出ていた。

これが報道されていた木片だが、たった90×38×10㎝の木片が出土しただけで、国内最大級の丸木舟の可能性も、海用であった可能性も「断定」できないでしょうに( ´艸`)

私は福井県「鳥浜貝塚」出土の幅60㎝クラスの丸木舟レプリカを漕ぎ、自作した幅60㎝の丸木舟で検証実験と長距離航海をした経験があるが、そのクラスで海に漕ぎだすとアウトリガーを付けるか双胴船にしないと転覆しやすく荷物も積めないので、例えばシーカヤックで「海のヒスイロード検証航海実験」の一環として、2か月半も掛かった糸魚川~青森県「三内丸山遺跡」までの780キロ航海は無理だと身に染みて実感している。

鳥浜貝塚での漕航実験をしたが、静水面であっても座って漕ぐとグラグラと転覆しそうになるので、SAP(マリンスポーツの一種でスタンディング・パドル・ボードの略称)のように立って漕いでいる所。

糸魚川市文化振興課はずいぶんと思い切ったコメントをしたもんだが、希望的観測が過ぎるのではないだろうか?


外に膨らむ内圧が春の正体、ヒスイ加工で目指す処だったのだ!・・・浮彫・つや消し仕上げ石笛

2020年02月18日 08時00分43秒 | ぬなかわヒスイ工房

ごく稀に、自分で作った実感のない作品が「突然やって来る」ことがあり、非売品にしたりする。

浮彫・つや消し仕上げの石笛がそれで、しっとりとした潤いやプックラと外側に膨らもうとする内圧すら感じて見飽きることが無いし、ずっと触っていたくなる。

春の語源は、植物が芽吹いて膨らむ様子を「外側に張る」としたから「ハル」なのだと聞いたことがあるが、この石笛はそんな感じがするのだ。
 
ヒスイ加工品は立体造形なのに奥行きを感じない平面的な作品になってしまうことが悩みの種だったので、「外側に膨らもうとする内圧」を感じるのは望外の喜び。
 
焼かれて膨らみつつあるモチ、そんな内圧を目指せばよかった訳だな・・・内実のあるヒスイ加工品だ。
使用したヒスイ原石に、たまたま試した加工手法が合致したのか?
 
別のヒスイ原石でも同じ質感が表現できるのか?
 
偶然の産物にしても、できるまで試し続け、乗り越えていくしかないだろう。
 
私はいつまでたっても1年生!( ´艸`)

ついにできたぞ縄文テイスト石笛!・・・笑う艶消し仕上げ

2020年02月16日 15時53分55秒 | ぬなかわヒスイ工房

思うところあって、線刻から浮彫へ、鏡面仕上げから艶消し仕上げを試みたら、予想外に縄文テイストがアップした。

第1作は、以前に線刻したことのある縄文後期の秋田県「伊勢堂岱遺跡」出土の「笑う岩偶」モチーフの石笛。

ツルピカに研磨したものより絹のように滑らかな質感となり、しっとり感とやわらかさまで感じるのが意外。

無機物なのにあたかみさえ感じて、これまでヒスイ製品では観たことも触ったこともない質感となったので、ものすごく嬉しい。

艶消し仕上げのヒスイ加工品の多くは、たんに造形と研磨が甘い粗製品だったりして切削傷や研磨傷が残っていたりするのですが・・・
加工の際にできた傷を残さない艶消し仕上げは、2年前に請け負った「大首飾り複製品」製作で苦労して身に付けた技法。
五千年くらい土に埋めておいたら、出土品みたいなエイジング具合になるかも~!( ´艸`)
これまで一点の瑕疵もないツルピカな鏡面仕上げを目指し続けていたからこそ、艶消し仕上げが活きてくる。
また浮彫することで、線刻では表現しきれなかった縄文土器の文様の立体性を表現できるのではないか?期待に胸が膨らむ。
生まれ変わりますよぅ、ぬなかわヒスイ工房!

春だから脱皮欲求?・・・未知の領域に歩み出すには他者の力を借りる

2020年02月12日 07時49分28秒 | ぬなかわヒスイ工房

ヒスイ加工を始めて8年目、初めてオリジナル工具の特注をすることになった。

Knobさんから依頼された特殊な石笛を作るためと、以前から「こんな道具がありゃいいのに!」と思っていた道具をこの際に注文することにして、久しぶりに図面を描いたが、ポンチ絵(死語)に寸法さえ入れればいいのが解ってはいても、元設計屋のプライドが許さない( ´艸`)
 
またこれまでは、粗製乱造品であっても桐箱に納めれば高級感が演出できると考える業界常識に対し、わしゃ内実のないことはしたくない。わしの商品は安物のパッケージで十分じゃけん。中身で勝負するけん!として、桐箱は使わず色々と工夫したギフトケースに入れて納品していたが、想うところがあってついに桐箱とお洒落な紙製化粧箱を導入することにした。
 
実店舗販売してくれる店と注文品が増えてきたので、それなりの格式は必要な時期に来ているのですよ。
 
寸法もさることながらデザインが問題で、お洒落そうな友人達にメールして「どれがお洒落?女子受けする?」と聞いている。
周囲の人に「これどう思う?」と聞くことが多いのだけど、なかには自分の作品に自信を持てないのか?優柔不断ではないか?と嫌味を言ってくる人もいる。笑われるかも知れんが、俯瞰の立場から客観的な評価をしてもらうのは大事だ。
自己満足や自己完結こそみっともないし、見苦しいのですヨ。
人に意見を求めるのは自己完結の殻から未知の領域に歩み出す脱皮欲求だからで、それには他者の力が必要なのですよ。
共振共鳴作用で思わぬ道が拓けたりもする。すなわち停滞から展開への脱却力学なのですな。
工房のリフォームをよくやっているけど、これも一種の脱皮欲求。
今回の脱皮欲求は何時もと違ったレベルで、ここ数週間はヒスイ加工以外の仕事で忙しい。
春ですなぁ。

世界初?のラピスラズリ石笛・・・フェイクに注意

2020年02月10日 08時03分31秒 | ぬなかわヒスイ工房

甲府の師匠から「勉強になるから」と頂いたラピスラズリの原石・・・。

何を作るか迷っていると、ラピスラズリが大好きというKnobさんから、底の丸い石笛を作って欲しいと相談されたので石笛を試作してみた。

鮮やかなウルトラマリンブルーが発色した部分は勾玉、色が薄くて黒いツブツブが多い部分は石笛用( ´艸`)

もしかしたら世界初のラピスラズリ石笛。


吹き孔の底が丸い石笛は本人の承認を得て「Knobさんモデル石笛」と命名。

ラピスラズリもフェイクや着色品が多く流通しているようで、本物の証しでもある黒い粒々の正体は黄鉄鉱のインクリュージョン。

光の加減でキラキラと金色に観えるのですよ!

師匠からは虎目石、グリーンアベンチュリン、アメジスト、ローズクォーツなども頂いており、技術の引出し、石の知識と確かに勉強になり、師匠に感謝。

加工した感じは姫川薬石を柔らかくした印象。


Knobさんモデル石笛誕生!・・・吹き孔の底が丸い石笛

2020年02月08日 09時16分54秒 | ぬなかわヒスイ工房

ディジュリドゥ演奏家、そして石笛演奏家として内外で活躍し、映画「ガイアシンフォニー第6番」に出演したKnob(ノブ)さんから、天然の石笛のように吹き孔の底を丸めた石笛を作ってもらえないかと相談された。

糸魚川訪問時に姫川で石拾いした時のKnobさん。稚児ケ池でヌナカワ姫の慰霊の演奏もしてくれた。

 

天然の石笛の吹き孔は、削孔貝などが巣穴に掘った孔などの場合は底に丸みのある試験管状の孔だ。

対して人工石笛の場合はコアドリルで穿孔するので孔の底は角のある円柱状。

Knobさんからの相談で吹き孔の底が丸い石笛を試作・・・甲府の師匠から頂いた虎目石(タイガーズアイ)です。

孔の底が丸くなったが、微妙な段差があるのが気になるのです。

 

多くの市販品は孔を開けただけなので、孔の底にはコアドリルの痕跡であるヘソが残ったままだし、条痕も残ったままだ。

それでは天然の石笛のような円やかな音が出るハズはなく、ギザギザと角張った音色しかでないのですよ。

せっかく人手をかけるのに、天然モノに劣る石笛を作るのはいかがなものか?

ぬなかわヒスイ工房では、底に残ったヘソを平らに研磨するし、条痕も徹底的に研磨する。

在る自然からヒトが産み出す自然、これぞ造化なのでR!という考え方なのですね。

以前からやってみたかった課題ではあるものの、吹き孔の底を丸めた石笛となると作るのは難しく、どうやったらいいのか?特殊工具を発注しないと無理ではないか?と躊躇しておりました、ハイ。

他ならぬKnobさんから相談されては是非もなく、今週は試作を重ねた。

工具を駆使して何段階にも分けて底を丸くできたが、時間が掛かり過ぎるし、もっと精度をあげたいので、この際に初めて切削成形用のダイヤモンド工具を特注することにした。

特注は1個でも3~5万円はかかると聞いていたので恐る恐る仕事仲間に相談したら、台湾のメーカーに依頼すれば品質は国産品に遜色なく格安とのこと。

見積もってもらったら、え”~っ!と声を出すくらい安かったので、以前から「こんなモノがあれば便利なのに」と思っていた工具も特注することにした。

オレもついにオリジナル工具を特注するまでになったかと感慨無量。