県外在住の糸魚川出身の皆様へ
今年もホタルイカが浜にあがる季節になりました。
県外在住の糸魚川出身の皆様へ
今年もホタルイカが浜にあがる季節になりました。
アクセサリー用の金属パーツの補充注文をしたら、商品と共にマスクと手紙が送られてきた。
手紙には、アクセサリー納入時にコロナウイルスの感染防止として、消毒用アルコールなどでクリーニングしてもメッキには影響はない実験結果が出たので、安心してくださいとの旨が書いてあった。
笛育的配信公社的宣伝
マレーの虎さんも絶賛!・・・口チャックマスク
あのね、ああた、マレーの虎ってぇのは、あたしの二つ名でね、名前じゃないん・・・困ったねぇどうもっ。あたしの名前はラリマオってえの!・・・商売はねっ、義賊ですヨ!ギゾクっ!弱きを助け強気を挫くってぇ商売っ!
えっ?ハリマオさんなら聞いたことあるっ?あの人は師匠でねっ、大師匠は鞍馬天狗ですよ・・・えっ?二人ともよく知らないっ?いやんなっちゃうねぇイマドキの人ぁ・・・平たくいやぁピンの正義の味方ですよっ!
大師匠の時代なんかよかったね~っ、黒紋付に黒覆面ってぇ粋なナリしてんの!これが白馬にまたがって出てくるってぇと、音羽屋っ!って大向こうから声がかかりぃの、居並ぶ芸者衆からぁ、おひねりがアメアラレと降るってぇくらいのバカな人気っ!うらやましいねぇ、どうもっ!ハハハッ
あたしは商売柄ぁ黒メガネは外せないでしょ?そこんとこぅもってきてコロナでマスクですよぅ・・・迂闊にコンビニとか銀行とか行ってごらんなさいよ!
アヤシイ奴ってぇんで、お巡りさんでも呼ばれた日にゃ洒落ンなんないよぅ・・・だってほらぁ、こっちは年がら年中、商売道具のピストル持ち歩いてんだからさっ(笑)
ピストルめっかっちゃって「何だこれはっ!」と聞かれたらねっ、このマスクのチャックをサッと開けてね、「あにぉう?おぅ、二本差しが怖くて田楽が食えるかってぇんだっ!こちとら義賊だ、江戸っ子でぇ!そんじょそこらのお兄いさんたぁ、訳ぁ違うんでぇ!ベラボウめぇっ!」って大見得きっちゃってさ、びっくらしてるところをサッと逃げようってぇ寸法!ねっ、いいでしょ?このマスク!
*個人の感想です
*古今亭志ん輔師匠の声色で読んで頂きますと臨場感が増します。
帰宅したら玄関に海藻のアオサが置いてあった。
田舎では誰かが黙って山菜や海産物を置いていくのはよくあるが、最近は送り付け詐欺の話も聞くのでとりあえず冷蔵庫に保管。
夜遅い時間になって高校美術部の後輩、居酒屋を経営するT君からの贈り物である旨のメッセージが入ってひと安心。
漁師さんから魚を頂いた翌日だから、感激もひとしお。漁師さんも大変だけど、居酒屋も大変だろうにねぇ。
昨夜のNHK「逆転人生」で、借金地獄から脱出して、同じ境遇の中小企業経営者のために経営コンサルタントになった吉川博文さんが、「経営破綻して自己破産したり自殺する場合は、ほとんどが自滅なんです。孤独ではないと寄り添う人の存在が大事なんです。」と提言していた。
大変な時にこそ、心を寄せる誰かに親切にするし、親切にされた人はまた誰かに親切にして助け合う。
助け合いの輪が広がって、みんなでガンバロウな!と心が一つになっていく。
ワンチームや統合という言葉は、トップダウンではなく、何か大変な時期に底辺から湧き上がってきた方が自然だ。
心を寄せて孤独でないことを教えてくれたみなさん、ありがとう。
この気持ち、誰かにバトンタッチしなきゃね。
漁師の松沢さんが、友達の能登の海女さんが自作したウエットスーツ素材で自作したマスクをしていて、チャック付きというアイデアに感動して、ムラムラと創作意欲が湧いてきた。
マスクにチャックを付けるアイデアを不謹慎と怒る人もいるかも知れないけど、漁業方面も収入減が大変で、そんな時にこそ笑い飛ばすようなマスクを作ってしまうユーモアは大切だと思う。
しかもマスクしたままタバコが吸える実用性は魅力・・・冗談ですよ・・・真面目に反応し過ぎないで(笑)
「ヒスイの雫」「ゆれる誘惑」「よだれる水晶」「誘うギョサン」と、チャックの先端に吊具のサルカンで取付けられるチャームを連作して、製作者に賛同のエールを贈った。
大林宣彦監督が初めて故郷の尾道市で撮影した「転校生」の公開時、地元では映画に映るさびれた尾道の景色に屈辱感を覚える市民が多く、公開中止の声まで出たそう。
ところが予想外のヒットと、後に「尾道三部作」と評される「時をかける少女」と「さびしんぼう」が相次いでヒットして話題になった頃には、ロケ地巡りの観光客が押しかけるようになり、評価は一変。
観光収入増大を期待した尾道市は、ロケ地の記念碑や案内看板の設置を監督に持ち掛けた。
大林監督は、「万人の故郷を私物化する訳にはいかない」「街づくりではなく街保存のために余計な物は不要で、昔ながらの景観を維持することが大事」「映画そのものが記念碑」「ロケセットで金儲けして欲しくない」との理由で拒絶し、尾道市との関係は良好とはいえなくなったようだ。
文化と観光のせめぎ合い・・・同調圧力に屈せず、故郷を愛する映画人として筋を通した大林さんの気骨が好きだ。
最近の糸魚川では、「世界初のヒスイ文明のまち」という言葉まで出て来たが、ここ数十年来の発掘調査により、糸魚川のヒスイ加工は世界初でも国内初でもないと考古学界で認知されているし、ヒスイ文化をヒスイ文明とまで言い換えられては、市民として恥ずかしい。
考古学的に許され、誰からも文句が出ないのは、「国内最古級のヒスイ文化のまち」という表現だろう。
「今だけよければいい・とりあえず興味を持ってもらい、糸魚川に来てもらうことが大事」という観光収入増大ありきの姿勢には、理念も文化もあるとは言えない。
それはネット検索するだけで真逆の情報が簡単に集まる、ぬなかわ姫と出雲の八千鉾神との「古代のラブロマンス」による観光客誘致活動も同様で、考古学や文献史学の裏付けもない「個人的な希望的観測史観」に、恥も外聞もなく観光客を誘致したい思惑が透けて観え過ぎる。
観光客の増大と引き換えに、大事なモノが失われていくことを忘れてはいけない。