![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/f1/1cb58206921f67bd61b1471ec64433bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/f1/1cb58206921f67bd61b1471ec64433bb.jpg)
これが噂のハミングバードカフェのパフェ。
夏は東南アジアの人のように、日に数度のシャワーと昼寝をして、熱中症対策と夏バテ防止に努めている。
夏は尻の下からの太股の裏が重怠い感じがする時があるが、これは野口整体では湿気でくたびれている症状。昼寝の時は、仰向けになって膝をたて、踵でトントンと座骨(尻の下)をたたいて太股裏の筋をゆるませるといい。
上京すると必ず寄るのが西浅草の路地裏にある喫茶店ピーター。
ピーターに入るなり「おばちゃんのカレー大盛り!」と注文するが、普通盛りでもかなりなボリュームでたったの630円。大盛りでも50円増し。
安くてボリュームがあるだけでなく、たいへん美味い昔ながらの喫茶店のビーフカレーだから、売れない浅草芸人の強い味方でもある。
ピーターから徒歩10分弱で、現在は演芸専門ホールになった東洋館があり、ここはかって萩本欽一やビートたけしを輩出したストリップ劇場「フランス座」。
東洋館と同じビル1階にあるのは浅草演芸ホール。この日の夜席のトリは大好きな柳亭市馬師匠で、得意ネタ「掛け取り美智也」が聴けたかも。
この日も東洋館の出番を終えた林家ペーさん一行が大騒ぎした直後に訪れたそうだが、こんな浅草芸人さん御用達の店で「タケシが売れない頃さぁ・・・」と主人から芸人列伝を聞けるのも楽しい。
銀座線「田原町駅」の改札で、林家正蔵師匠とバッタリ。
上野鈴本演芸場では、某野党の幹事長が観に来ていた。
夏には小泉進次郎が来ていた。
無名のヒスイ職人も有名な政治家も、寄席ではただの聴衆。
下町は人間くさくっていいや。
18日間に及ぶ4,000キロの北海道バイクツーリングが終わって帰宅した。
旅の間、アイヌの方々に随分とお世話になり、武四郎の導きとしか思えないことが何度かあった・・・ハマナス。
雰囲気のよさそうな神社にバイクを止めて休憩していたら、私がタバコを吸っていた東屋の横に「武四郎宿営地」の看板があったり、別件で訪れた家の横にも「武四郎宿営地」の案内看板があったりなどなど。
もっと凄いのは、アイヌ文化を調べるために屈斜路湖のコタンに行った時。
北海道には漢字表記やカタカナ表記のコタンという地名が幾つかあるが、アイヌ語で村という意味で、古くから集落があったということだろう。
知り合ったアイヌ女性から、是非とも会わせたい人がいると紹介されたのが、たまたま当地を調査で訪れていた松阪市の「松浦武四郎記念館」の前館長の高瀬先生。
松浦武四郎記念館の前館長の高瀬先生はアイヌの古老のような立派な風貌の紳士で、毎年、北海道に調査に来ているのだそう。
高瀬先生には、武四郎が大首飾りを作った意図と、21世紀に大首飾りを作る意義について想う処を聞いて頂いた。
武四郎が明治期に大首飾りを作ったのは、生来の好事趣味だけで玉類を連ねたのではないのではないか?
江戸期に松前藩ならびに場所請合い商人から略奪・収奪・暴力・凌辱を受けていたアイヌの実情を命がけで世間に訴え、明治になってもその境遇は変わる事は無かったことへの憤り、無念、力になれなかったアイヌへの惜別と哀悼、鎮魂の想いから、アイヌ女性が儀礼の際に身に付けるタマサイ(首飾り)をイメージして作ったポロ・タマサイ(アイヌ語で大きな・首飾り)こそが、大首飾りの秘められた意図ではないか?
北海道の公共施設や観光施設では、武四郎の企画展のポスターが至る所に張られていた。北海道博物館にて
ヒスイ職人としての私の立場からすると、カタチと寸法をなぞって作るだけなら単なるコピーだが、それでは「のようなモノ」で終わってしまう。
武四郎生誕200周年は、折しもアイヌがアイヌモシリ(人の大地)と呼んでいた土地を、和人が蝦夷地から北海道と勝手に呼び変えてから150周年の節目でもあり、その記念式典の目玉企画として大首飾りの複製を依頼されたのだが、「のようなモノ」を作っては武四郎が泣く。
道制開始150周年を祝祭イベントで終わらせるのではなく、今一度、アイヌ民族への謝罪と哀悼の念を表明する機会として、「平成の大首飾り」はその象徴のポロ・タマサイとして作られてこそ、武四郎の望む処ではないか?
高瀬先生は、青臭い素人の私の訴えをじっと聞かれて、最後に力強くハグして賛同してくれた。
大型台風が本土を直撃していた頃、北海道は快晴続きで、私は屈斜路湖畔の無料露天風呂でノンビリ・・・申し訳ない
これでモヤモヤしていたものがスッキリした・・・私が作るべきは鎮魂のポロ・タマサイ!
高瀬先生にハグされて、旅の目的は半分果たせたようなもの。
近頃、武四郎に顔立ちが似てきたと人に言われるようになった・・・はやく帰って大首飾りの続きを再開したくなった。
クッシーもいた・・・。
浅草の田原町から上野駅に向かう途中が稲荷町。
落語で「稲荷町」「稲荷町の師匠」と言えば、林家木久扇さんの師匠、林家彦六のことで、彦六は生涯稲荷町の長屋住まいだった。
この地域は江戸時代から芸人が多く住む街で、取り分け稲荷町は戦災を免れた戦前の建物が多く残り風情がある。
年末に、稲荷町で今時珍しい量り売りの駄菓子屋さんを発見した・・・上野駅まで徒歩10分の距離!
看板は加賀屋とあるので、ご先祖は石川県出身か。
柿の種もガラスケースに入ると高級そうに見えるが・・・・安い!
奥に声を掛けると、ニコニコと愛想はいいが無口な主らしき老婆が出てきた。
200gを袋に詰めてもらったが、これが美味い。
スーパーで売っているカリントウとは明らかに違う昔ながらの素朴な味。
雑菌の繁殖が・・・なんて野暮な人はスーパーで買えばいい。
雑菌も人の温もりも味わい。
5回も体験会講師で各地に出歩いていた8月、最後の大阪での講師を終えて帰路に能登に寄った。
因みに体験会内容は、古武術式薪割り・忍者入門講座・素潜り・楽器つくり(2回)というもの。
さてなぜ能登に寄ったのかというと、奥能登に真脇遺跡(まわきいせき)というヒスイが出土している縄文遺跡があり、以前に訪れた時に真冬なのに海岸からイルカが泳いでいるのを見て、ずっと気になっていたのだ。
8月の能登島にはクラゲが沢山・・・ラッシュガードかウエットスーツは必要だ。
幻想的な風景
糸魚川では4~5月くらいに200~500m沖をカマイルカが西から北に回遊していくのが見えるのだが、彼らは夏を陸奥湾で過ごすのだと聞いた事がある。
ところがここ10年ほど前から、地球温暖化の影響か能登半島東側の能登島にイルカが定住したらしい。
そこで能登島のダイビングショップ「ドルフィンスマイル」さんのイルカウオッチのボートでイルカの海に案内してもらった。
漁師さんたちもイルカウオッチの船を出している。シーズンは5月から9月まで。漁船の手前にイルカの背びれが見える。
能登大橋の沖合にイルカがいた!
カマイルカより大型のミナミハントウイルカの12頭の群れ!
岸から50m、水深5~10mくらいのポイントでボートからエントリー。
ドルフィンスマイルのオーナーのアンさんが愛用するバラクーダーという長大なフィンが格好いい。
基本的に素潜りでのイルカスイム・・・幻想的なクラゲとアンさんのバラクーダフィンが優雅にしなる光景を撮影していたら、イルカが出る前にバッテリーダウン(笑)2泊3日の旅のクライマックスで撮影できないという失態。
体長2~3mのイルカが、触れるほど近くを泳いでく。
糸魚川から車で時間少しでイルカと泳げる海がある事に感動した。
能登島から70キロ北に位置する真脇遺跡の縄文人達は、追い込み漁でイルカを大量に獲っては食っていた事が知られるが、彼らが食っていたイルカは6割がカマイルカでミナミハントウイルカも少しは食っていたらしい。
温暖化は深刻だが、能登のイルカはほんの少しの見返り。
しばらくゴタゴタしいていて休んでいた、毎月末に京都で行われている整体協会の稽古会参加を再開した。
北陸自動車道を利用して、敦賀インターから一般国道に出て琵琶湖の西側をひた走るのだが、楽しみは白ひげ食堂での昼飯だ。
琵琶湖の湖畔に鎮座する、白髭神社赤い鳥居が見えてすぐの南側の緩いカーブにその店はある。
菅原文太主演の大ヒットシリーズ映画「トラック野郎」に出てきそうな、典型的な大衆食堂のドライブインだ。
昔ながらの国道沿いの大衆食堂で、広い駐車場に長距離トラックや営業用ライトバン、タクシーが何台か止まっているから、安くて美味いに決まっている。
日替わりのお惣菜を選べるのがいい。
この日の縄文人(見習い)セレクションは、ミンチカツとご飯大盛り。これで八百円也!
食った後にオバチャンに食ったものを申告するシステム・・・年季の入ったソロバンで計算してくれるのもいい!
今回は滋賀名物の「飛び出し坊や」がサービスショット!大津の看板屋さんが考案して全国に広まった「飛び出し坊や」は、この付近の道路に至る所に立っていて「滋賀に来たぁ!」、と否応にも旅情を高めてくれる(笑)
コンクリートの床にプリント合板の壁、デコラ張りのテーブルとビールメーカーのロゴが入ったガラスのコップ、壁には生ビールを持った水着タレントのでっかいポスター、そして元気いっぱいのオバチャンが看板娘。
小上がり(小さな畳敷きの席)も忘れてはならないアイテムだし、椅子席であっても男ばかりの客は椅子に胡坐をかいて座る。
これぞ正しい大衆食堂!
私はこんな食堂が大好きなのだが、どの店も店の人も客も高齢化・・・あと10年で激減するのだろうが、寂しい限り。