今から7年前、まだデジタル全盛になる前ですが、
とあるカメラ屋で見たことのないマウントのキャノンレンズを見つけました。
値段が付いてなく、聞くと「ご自由にお持ちください」とのことでしたので、ありがたく頂戴してきました。
それがCANON TV LENS JF25mm 1:1.4です。
レンズ構成:不明
最短撮影距離:0.1m
フィルター径:46mm
マウントというよりビスでカメラに取り付けるための台座みたいな感じでした。
家に帰ってカメラにあててみると、意外にもPENTAXのKマウントよりフフランジバックがやや長いくらい。
ただイメージサークルはかなり小さく、そのままでは使えません。
使い道もないので、その後は防湿庫の奥で眠ったままでした。
このあいだLumix DMC-G1でシネニッコールを使っていて、このレンズを思い出しました。
といことで、勢いでマウントをKマウントに改造しました。
といっても、元のマウントにKマウントのパーツを接着させただけなのですが。
実際の撮影は、イメージサークルが小さいので、ペンタックスでは無理。フォーサーズなら何とか使えそうです。
アダプターを介して撮影です。
まずは開放F値1.4
すこしハロが出て柔らかな描写をします。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
F5.6まで絞ると、周囲はイメージサークルが小さいので流れますが、中心部はかちっとした描写になります。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
そして近接撮影をすると、バックのぼけもよい感じになりました。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
近接撮影も可能なので、面白レンズとしてかなり活躍しそうです。