Kilfitt-Makro-Kilar D 1:2.8/4cm です。
クラシックカメラに興味のある方なら、ご存知のMade in リヒテンシュタインのマクロレンズです。Vaduzという地名も書いてあります。数年前にオーストリアからスイスに抜ける普通列車で通った駅を思い出します。あそこで作られたのですか。
このレンズは等倍撮影が出来るタイプ。最短撮影距離は写真のように、なんと5cmです。
M42マウントやアルパマウントはひじょうに高価でですが、エキザクタマウントなら比較的手に入れやすいレンズです。
ただ私の持っている個体は、純正EXAKTAやトプコンボディーでは、無限遠でミラーと干渉しやすく、なかなか実戦投入しにくい状態でした。
どうしてもこのレンズをデジタルで使いたくて、オリンパスE-300とエキザクタマウントアダプターを入手したようなものです。
最短撮影距離の時は、このようにニョキニョキと伸びます。
どんな絵が撮れるのか、見てください。
ボケがとてもきれいです。なだらかにボケていきます。
またボケた部分のエッジが少し滲むのも好感が持てます。
フィルムの時より、すごくよいですね。
昔のレンズなのに、デジタルに合っているような気がします。
もう一枚。花びらの上をアリが歩いていました。
作例は、E-300+Kilfitt-Makro-Kilar D 1:2.8/4cm (マウントアダプター使用)
発色も良好で、気に入りました。