迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

心地よい個性がひかる AUTO YASHINON 5cm F2(M42)

2020-10-10 11:27:39 | Lens made by Yashica, Kyocera

1960年代の初めに発売されたAUTO YASHINON 5cm F2です。


M42マウントの半自動絞りタイプになっています。半自動絞りとは、絞り環を動かすと絞られていくのが、マウント側の銀色のレバーを動かすと絞りが一旦開放になってピント合わせをします。シャッター切るときには元の絞りに絞られるという機構です。初期のM42マウントの一眼レフで採用されていた機構ですね。以前に紹介したPentax Auto-Takumar 35mm F3.5もレバーの形状は異なりますが同じく半自動絞りでした。

    レンズ構成   4群6枚
    最短撮影距離 0.55m
    フィルター径  46mm
    重量       227g

絞り開放で撮ると、背景のボケに少し口径食が見られて、ゆるかに廻っています。

 

至近距離では、少し柔らかい玉ボケが出ています。

 

ボケはやわらかいようです。心地よい個性というところでしょうか。


 いずれもSONY α7+AUTO YASHINON 5cm F2


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