迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

重くてごっついがしっかり写る中望遠マクロ  smc PENTAX-FA 100mm F2.8 MACRO

2024-04-29 16:25:05 | K mount by PENTAX
ペンタックスのフィルム時代のAF中望遠マクロレンズ、smc PENTAX-FA 100mm F2.8 MACROです。のっぺりとした外観で、距離の表示窓があります。


  レンズ構成: 8群9枚
  最短撮影距離:0.306m(等倍)
  重量:    590g
  フィルター径:58mm

このマクロレンズは等倍まで寄ることができます。。側面にはAF/MFのフォーカス切り替えボタンがあり、AF作動範囲のリミッターもついています。その隣には「CLAMP」ボタンがあり、ピントリング回転時のリングの動きを変えることができます。ONにすると少し回転に負荷がかかるように感じます。


AFの100mmF2.8マクロレンズとしては、初代smc PENTAX-F 100mm F2.8 MACROに続く、2代目となります。初代は短命でしたが、この2代目は比較的長い期間発売されていたレンズです。このあとはデジタル一眼時代の小型化されたsmc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8が5年ほど発売されたのちに、防塵防滴仕様のWRタイプsmc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WRとなりました。現行はHD Pentax-D FA 100mm F2.8 ED AW Macroが2022年から発売されています。(レンズ名が長いです。名前が似ていてけっこう混乱しそうです)


所有してるペンタックスの100mmマクロAFレンズ3本の大きさとデザインを比べてみました。
左から
smc PENTAX-F 100mm F2.8 MACRO
smc PENTAX-FA 100mm F2.8 MACRO
smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
デジタル時代のsmc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WRのコンパクトさが際立ちます。フィルム時代の左側2本はいずれも、レンズが奥まっていて鏡胴の前部分がフードの役割をしています。純正フードは用意されていなかったようです。


今回入手したレンズは、レンズ内部の中央部分はクリアなのですが、周囲部分にクモリが発生しています。カメラ店で訳アリ品として売られていたものです。写りにはその影響が出ているかもしれませんので、そのあたりを差し引いて写真をご覧ください。
まずは比較的遠景で1枚。絞り開放でも素晴らしい解像性。


次に近接撮影もしっかり解像しています。ボケもきれいです。





玉ボケもきれいです。


  Pentax K-30+smc PENTAX-FA 100mm F2.8 MACRO

重くてごっついレンズですが、写りは素晴らしいマクロレンズです。もう少し使って楽しみたいと思います。

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