ゴリラでたまご/作:内田 麟太郎 絵:日隈 みさき/WAVE出版/2013年初版
煙に巻かれるというのはこんなことでしょうか。
ライオンのおじいさんが、坂道で大きなたまごをみつけます。
「あなたは、なんの たまごなの?」
たまごがいうには「たまたまたまごになっているゴリラ」。
本物のゴリラがやってきますが、やっぱりたまごにしかみえません。
たまたまサイが突進してきます。
たまごがいうには「あたい、ウサギだよ」
空から棒がふってきて、たまごにぶつかり「なによ。やぶからぼうに ぶつかってきて!」
棒は「これはこれは、おじょうさん。わたしは、やぶからぼうではありません。空からぼうです」。
たまごが三つになったり、たまごがカエルとともに、そらにかえったりと語呂を楽しめるのですが・・。
たまたま手に取ったのが、たまごの話でした。
ほんとはなんのたまごだったのかはわからずじまい。
なにがなんでもわかる必要はないのですが・・・・。