昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いた曲は交響曲第5番ハ短調「運命」作品67と、
交響曲第8番ヘ長調作品93である。
今回聴いたCDはクナッパーツブッシュ指揮、
ベルリン・フィルハーモニーの演奏による。
昔、処分セールで確か580円で売っていたものである。
もちろんモノラル録音で音質なよくないのだが珍しいので聴いてみた。
略歴と曲目についての説明はあまりにも有名なため省略する。
交響曲第5番ハ短調「運命」作品67は1956年9月4日のライヴ録音。
第一楽章のテンポは遅く、クナッパーツブッシュらしい感じがする。
提示部はこの時代というと繰り返しを省略した演奏もあるが、
彼は提示部の繰り返しをしていて、そこが意外であった。
展開部のオーボエの独奏部分は味のある演奏である。
再現部以降スケールの大きい演奏だなあと感じさせる。
第ニ楽章は、堂々としてよく鳴り響く金管楽器の演奏、
流れるような弦楽器の演奏、ほのぼのとした木管楽器の演奏がいい。
この時代のベルリン・フィルの音の美しさを感じさせる演奏である。
第三楽章は、ゆっくりとしたテンポの弦楽器の演奏に乗って、
堂々としたしかも荒々しい感じで演奏する金管楽器がいい。
フーガのように展開する弦楽器の掛け合いもいい。
第四楽章は、やはりゆっくり目のテンポで主題が堂々と提示される。
ここでは提示部は第一楽章のようには繰り返されず、展開部に入っていく。
第三楽章の部分が一部回想風に登場し、再び主題が奏され、
コーダに向けてはやや控えめな演奏を経て、
最後は盛りあがって堂々と華々しく終わる。
交響曲第8番ヘ長調作品93は1952年1月29日のライヴ録音。
第一楽章は、今日的な演奏時間からみると長い10分である。
だからテンポが遅く、重々しい感じには聴こえるが、
それがクナッパーツブッシュらしいところかもしれない。
音質が悪いものの古きよき時代のベルリン・フィルの音を感じさせる。
展開部からは低弦がよく響き、気迫のこもった演奏である。
第ニ楽章は、規則正しくゆっくり目のテンポにのって主題が奏される。
弦楽器と管楽器との旋律のやりとりが楽しい曲である。
第三楽章のメヌエットは堂々とした最初の部分とは対照的な
トリオの部分が牧歌的で、ホルンや木管楽器の響きが美しいし、
低弦の動きがはっきり聴こえて興味深い演奏である。
第四楽章は、やはりクナッパーツブッシュらしい遅いテンポで始まり、
弦楽器の旋律の対位法的なやりとりがはっきり聴くことができる。
ベルリン・フィルも最後テンポをあげて白熱した演奏となって終わる。
途中聴いた曲は交響曲第5番ハ短調「運命」作品67と、
交響曲第8番ヘ長調作品93である。
今回聴いたCDはクナッパーツブッシュ指揮、
ベルリン・フィルハーモニーの演奏による。
昔、処分セールで確か580円で売っていたものである。
もちろんモノラル録音で音質なよくないのだが珍しいので聴いてみた。
略歴と曲目についての説明はあまりにも有名なため省略する。
交響曲第5番ハ短調「運命」作品67は1956年9月4日のライヴ録音。
第一楽章のテンポは遅く、クナッパーツブッシュらしい感じがする。
提示部はこの時代というと繰り返しを省略した演奏もあるが、
彼は提示部の繰り返しをしていて、そこが意外であった。
展開部のオーボエの独奏部分は味のある演奏である。
再現部以降スケールの大きい演奏だなあと感じさせる。
第ニ楽章は、堂々としてよく鳴り響く金管楽器の演奏、
流れるような弦楽器の演奏、ほのぼのとした木管楽器の演奏がいい。
この時代のベルリン・フィルの音の美しさを感じさせる演奏である。
第三楽章は、ゆっくりとしたテンポの弦楽器の演奏に乗って、
堂々としたしかも荒々しい感じで演奏する金管楽器がいい。
フーガのように展開する弦楽器の掛け合いもいい。
第四楽章は、やはりゆっくり目のテンポで主題が堂々と提示される。
ここでは提示部は第一楽章のようには繰り返されず、展開部に入っていく。
第三楽章の部分が一部回想風に登場し、再び主題が奏され、
コーダに向けてはやや控えめな演奏を経て、
最後は盛りあがって堂々と華々しく終わる。
交響曲第8番ヘ長調作品93は1952年1月29日のライヴ録音。
第一楽章は、今日的な演奏時間からみると長い10分である。
だからテンポが遅く、重々しい感じには聴こえるが、
それがクナッパーツブッシュらしいところかもしれない。
音質が悪いものの古きよき時代のベルリン・フィルの音を感じさせる。
展開部からは低弦がよく響き、気迫のこもった演奏である。
第ニ楽章は、規則正しくゆっくり目のテンポにのって主題が奏される。
弦楽器と管楽器との旋律のやりとりが楽しい曲である。
第三楽章のメヌエットは堂々とした最初の部分とは対照的な
トリオの部分が牧歌的で、ホルンや木管楽器の響きが美しいし、
低弦の動きがはっきり聴こえて興味深い演奏である。
第四楽章は、やはりクナッパーツブッシュらしい遅いテンポで始まり、
弦楽器の旋律の対位法的なやりとりがはっきり聴くことができる。
ベルリン・フィルも最後テンポをあげて白熱した演奏となって終わる。