Mars&Jupiter

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ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの「おお、永遠の力よ」を聴きながら片倉町から和田町まで歩く

2010-01-05 03:16:21 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は片倉町から和田町まで歩きました。
今回から再び中世・ルネサンス音楽の声楽・合唱曲編に戻る。
途中聴いた曲は1098年生まれのヒルデガルト・フォン・ビンゲンの作品である。
一時期癒しの音楽としてヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽は注目された。
そのヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、8歳で修道院生活に入り、
デジボーデンベルクにあるベネディクト会の修道院で生活したが、
1141年神の啓示を受けたとして幻視体験を公にし、
やがてビンゲン近郊のルーペルツベルクに女子修道院を建てて指導者となった。
それとともに宗教曲などの楽曲の作曲や編纂作業をしたようである。
今回聴いたCDはセクエンツィアの演奏による。

「おお、永遠の力よ(O vis aeternitatis)」は、
レスポンソリウム(応唱)形式によって作曲された作品である。
フィドルの弾く持続音の上に「おお、永遠の力よ」と独唱が歌われ、
それに応えるようにユニゾンによる合唱が歌われ、
その音楽は宇宙を感じさせるような神秘的な雰囲気を漂わせる。
「願わくは、父と子と聖霊とに栄えあらんことを」と
ユニゾンで歌われ、最後も深遠な感じで終わる。
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