昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは12世紀に活躍したディア伯爵夫人の作品である。
ベアトリッツ・デ・ディアとも呼ばれる彼女は、
プロヴァンスのトロバイリッツ(女性のトルバドゥール)である。
彼女の生涯についてはあまり分かってはいないが、ヴィーダ(伝承)によると、
ラインバウト・ダウレンガ(ランボー・ドランジュ)に思いを寄せ、
トルバドゥールでもあった彼にあてた詩には、
彼の勇気や高潔を讃えたものもあれば、不実を嘆いたものあるようだ。
「歌いたくないことを歌わなければいけない(不実な恋人に)」の原題は、
A chanter m’er de so qu’en no volriaであり、作曲年代は分からない。
聴いたCDは、ジョルディ・サヴァール指揮、エスペリオンⅩⅩの演奏による。
詩の中では恋人に対する愛する気持ちを打ち明けながら、
彼女に対しては傲慢であり、冷たくあしらうのを嘆いている。
自分の振る舞いのせいで二人が別れることを嘆いているようである。
最後は彼に対して「過ぎたる傲慢は多くの人を傷つける」という。
この曲をビンクレー指揮、ルネサンス合奏団のものと比較して聴いたが、
どちらかというとサヴァール盤の方が気に入っている。
CDの伴奏はヴィエールと打楽器中心でアラブ的な異国風である。
素朴で中世らしいのはビンクレー盤なのだが、こんな演奏も楽しい。
ともかく嘆きの歌であることは、メロディから伝わってくる。
途中聴いたのは12世紀に活躍したディア伯爵夫人の作品である。
ベアトリッツ・デ・ディアとも呼ばれる彼女は、
プロヴァンスのトロバイリッツ(女性のトルバドゥール)である。
彼女の生涯についてはあまり分かってはいないが、ヴィーダ(伝承)によると、
ラインバウト・ダウレンガ(ランボー・ドランジュ)に思いを寄せ、
トルバドゥールでもあった彼にあてた詩には、
彼の勇気や高潔を讃えたものもあれば、不実を嘆いたものあるようだ。
「歌いたくないことを歌わなければいけない(不実な恋人に)」の原題は、
A chanter m’er de so qu’en no volriaであり、作曲年代は分からない。
聴いたCDは、ジョルディ・サヴァール指揮、エスペリオンⅩⅩの演奏による。
詩の中では恋人に対する愛する気持ちを打ち明けながら、
彼女に対しては傲慢であり、冷たくあしらうのを嘆いている。
自分の振る舞いのせいで二人が別れることを嘆いているようである。
最後は彼に対して「過ぎたる傲慢は多くの人を傷つける」という。
この曲をビンクレー指揮、ルネサンス合奏団のものと比較して聴いたが、
どちらかというとサヴァール盤の方が気に入っている。
CDの伴奏はヴィエールと打楽器中心でアラブ的な異国風である。
素朴で中世らしいのはビンクレー盤なのだが、こんな演奏も楽しい。
ともかく嘆きの歌であることは、メロディから伝わってくる。