昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いた曲は1505年生まれのトマス・タリスの作品である。
イギリスのテューダー朝を代表する作曲家である彼は、
生涯の前半はカトリックの修道院などでオルガニストとして活躍し、
後半は王室礼拝堂のオルガニストとして活躍した。
「なんじより他に望みはなし(Spem in alium)」の作曲年代については、
エリザベス1世の40歳の誕生日に書かれたという説もあるが、詳しくはわからない。
今回聴いたCDはデヴィッド・ウィルコックス指揮、
ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊などによる演奏となっている。
「なんじより他に望みはなし(Spem in alium)」のテキストは、
旧約外典イウデト書第8章19節と、第6章15節から採られているらしい。
5声部の合唱8つによる40声部による大規模な作品である。
女声合唱から始まり男声合唱も加わりやがてその声の重なりは、
オルガンの伴奏に乗り、何層にも厚くなっていく。
ルネサンス的なポリフォニックな音楽であるが、
この音楽は聴くものを圧倒させる力を持っている。
このCDを買って初めて聴いた時にはこの作品に圧倒されたが、
何声で作られた作品かは知らなかった。
改めて調べると何と40声ということなのでさらに驚きである。
それにしても40歳の誕生日に40本のローソクではなく、
40声による合唱曲を作ったということだろうか。
だとすれば、ちょっとしたユーモアの感覚があるということだろう。
後半にいけばいくほど劇的であり、作曲家の偉大さを感じる。
最後の全声部によるトゥッティは壮大である。
途中聴いた曲は1505年生まれのトマス・タリスの作品である。
イギリスのテューダー朝を代表する作曲家である彼は、
生涯の前半はカトリックの修道院などでオルガニストとして活躍し、
後半は王室礼拝堂のオルガニストとして活躍した。
「なんじより他に望みはなし(Spem in alium)」の作曲年代については、
エリザベス1世の40歳の誕生日に書かれたという説もあるが、詳しくはわからない。
今回聴いたCDはデヴィッド・ウィルコックス指揮、
ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊などによる演奏となっている。
「なんじより他に望みはなし(Spem in alium)」のテキストは、
旧約外典イウデト書第8章19節と、第6章15節から採られているらしい。
5声部の合唱8つによる40声部による大規模な作品である。
女声合唱から始まり男声合唱も加わりやがてその声の重なりは、
オルガンの伴奏に乗り、何層にも厚くなっていく。
ルネサンス的なポリフォニックな音楽であるが、
この音楽は聴くものを圧倒させる力を持っている。
このCDを買って初めて聴いた時にはこの作品に圧倒されたが、
何声で作られた作品かは知らなかった。
改めて調べると何と40声ということなのでさらに驚きである。
それにしても40歳の誕生日に40本のローソクではなく、
40声による合唱曲を作ったということだろうか。
だとすれば、ちょっとしたユーモアの感覚があるということだろう。
後半にいけばいくほど劇的であり、作曲家の偉大さを感じる。
最後の全声部によるトゥッティは壮大である。