Mars&Jupiter

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フランチェスコ・ランディーニの「さようなら、美しいお方よ」を聴く

2010-01-09 07:00:54 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は飲み会があったため、ウォーキングを休みました。
途中聴いた曲は1325年頃生まれたランディーニの作品である。
彼の略歴については、中世・ルネサンス音楽の
器楽曲・合奏曲編で触れているので省略する。
「さようなら、美しいお方よ」の作曲年代については不詳である。
今回聴いたCDはルネサンス合奏団による演奏となっている。

「さようなら、美しいお方よ(Adiu,adiu dous dame)」は、
3声によるマドリガーレで、多声的な音楽である。
ヴィルレーの形式で彼唯一の作品らしい。
いかにもアルス・ノヴァ様式的な歌である。
愛する人と別れて、愛する人の姿や印象が今でも
そして永遠にあることを歌った内容の作品で、
やや未練がましい感じの作品である。
しかし、その女性の面影を忘れようと思っても、
忘れることができず苦しむのが、恋という病だからしょうがない。
恋に関しては中世であろうと現代であろうと、
その心情は変わらないもんだなあと思える作品である。
コメント
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