Mars&Jupiter

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ジョン・ダウランドの「さあ、もういちど愛が呼んでいる」を聴きながら二俣川から三ツ境まで歩く

2010-01-10 12:01:37 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は飲み会の前に二俣川から三ツ境まで歩きました。
卒業生たちとの再会と話は楽しいものであったが、
そういえばみんな30歳近くになっているのかと知ると、
時間の経つ速さを改めて実感するものである。
途中聴いた曲は1563年生まれたダウランドの作品。
彼の略歴については、中世・ルネサンス音楽の
器楽曲・合奏曲編で触れているので省略する。
「さあ、もういちど愛が呼んでいる」は1597年に、
出版された歌曲集第1巻に収められている。
今回聴いたCDはアントニー・ルーリー指揮、
コンソート・オブ・ミュージックによる演奏である。

「さあ、もういちど愛が呼んでいる」は、
Come againと呼びかけるように始まる軽快な曲である。
sweet love doth now invite(愛が呼んでいる)といい、
憧れる女性に対する思いと失意、苦悩が歌われていく。
自分の女性への思いがかなえられないことを知り、
その彼女の冷淡な態度に苦しみながらも、
その思いを捨てられないような心情が、
テノール独唱によって歌われる印象深い曲である。
ダウランドというと「流れよ わが涙」が有名であるが、
こういった歌曲を聴いていくとなかなかいい曲がいろいろある。
コメント
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