ここのところ毎日遅くまで仕事があるためウォーキングの時間も持てない。
さすがに夜9時近くに帰るとなると歩く余裕もなくなる。
最近はもっぱら朝歩くことにはしているのだが、
昨日はそれができず、ウォーキングを休んだ。
昨日聴いたのは12世紀前半に活躍したマルカブリュの作品である。
ガスコーニュ生まれの彼は、ジョングルール出身のトルバドゥールで、
アテキーヌ公ギョーム10世の宮廷に仕えた女嫌いの人物だったようだ。
一時期スペインでも活動した形跡のある作曲家である。
40篇近くの詩のうち4篇は音楽つきで後世に伝えられている。
「神の名において平和を(Pax in nomine Domini!)」は、
ギョーム10世(ウィリアム・ド・アクィターニュ)が、
1137年サンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼の途中で
亡くなったことに対する哀悼歌として作曲された作品である。
聴いたCDは、デイヴィッド・マンロウ指揮、
ロンドン古楽コンソートの演奏による。
単旋律による歌はグレゴリオ聖歌のように素朴な感じである。
「フランスの人々よ、神への奉仕を拒むな」というところは、
気高さを感じさせ、いささか教訓的なことを語っている風であるが、
とにかく初期のトルバドゥールらしい作品であることは確かである。
さすがに夜9時近くに帰るとなると歩く余裕もなくなる。
最近はもっぱら朝歩くことにはしているのだが、
昨日はそれができず、ウォーキングを休んだ。
昨日聴いたのは12世紀前半に活躍したマルカブリュの作品である。
ガスコーニュ生まれの彼は、ジョングルール出身のトルバドゥールで、
アテキーヌ公ギョーム10世の宮廷に仕えた女嫌いの人物だったようだ。
一時期スペインでも活動した形跡のある作曲家である。
40篇近くの詩のうち4篇は音楽つきで後世に伝えられている。
「神の名において平和を(Pax in nomine Domini!)」は、
ギョーム10世(ウィリアム・ド・アクィターニュ)が、
1137年サンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼の途中で
亡くなったことに対する哀悼歌として作曲された作品である。
聴いたCDは、デイヴィッド・マンロウ指揮、
ロンドン古楽コンソートの演奏による。
単旋律による歌はグレゴリオ聖歌のように素朴な感じである。
「フランスの人々よ、神への奉仕を拒むな」というところは、
気高さを感じさせ、いささか教訓的なことを語っている風であるが、
とにかく初期のトルバドゥールらしい作品であることは確かである。