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温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

桜湯 (旧国母駅前温泉健康ハウス)

2018年01月23日 | 山梨県
前回に引き続き山梨県の温泉を巡ります。甲府盆地はモール泉系温泉の宝庫。私はそんな当地の温泉が大好きなので、年に数回は通っています。かつて身延線国母駅の目の前にあった「国母駅前温泉健康ハウス」も私が何度か通っていた施設の一つなのですが、一旦閉業して建物を解体した後、昨年全面リニューアルオープンし、全く新しい施設に生まれ変わったという情報を得て、どのような姿になったのか自分の目で確認すべく、昨年(2017年)夏に行ってみることにしました。



噂に聞いていた通り、旧施設は完全に取り壊され、その跡地に全く新しい平屋の施設が建てられていました。建物の脇に設けられている駐車場は以前より停めやすくなり、場内の真新しい舗装が黒光りしていました。
玄関のドアを開け、靴を下足箱へ入れて館内へ入り(下足箱のカギは退館まで自分で管理します)、券売機で料金を支払って券を番台へ差し出します。番台から続いているフローリングのホールには自販機や飲料水のサービスが用意されています。またフロントの隣にはタイルカーペット敷きの休憩室が続いており、既にお風呂から上がったお客さんたちが室内に並べられたちゃぶ台を囲んでゆっくりと寛いでいました。
外観はもちろん、館内にも旧施設の面影はどこにも残っていませんでした。完全なる新施設なんですね。

脱衣室も広くて明るくてきれい。使い勝手が格段に向上していました。正方形に近い形状をしているロッカーは全て無料で使えます。洗面台にはドライヤーが2台用意されていました。



新しいお風呂は早速人気を集めており、場内は多くのお客さんで賑わっていましたので、館内写真に関してはパンフレットに掲載されているものをお借りしました。
大きくて奥行きが長い浴場。脱衣室から浴室に入って、まず目に入るのが掛け湯用の小さな湯枡。中温のお湯と低温のお湯の2槽に分かれており、その2つが背中合わせになっています。男湯の場合は、浴場の左手に洗い場、右手に浴槽類が配置されています。洗い場にはシャワー付きカランが計22基並んでおり、いずれも浴槽類に対して背中を向けるように設置されている上、後述する浴槽ゾーンとパーテーションで仕切られているため、石鹸の泡やシャワーの飛沫が混入しにくい構造になっています。

浴槽類に関しては、主浴槽に相当する大きな中温槽が中央に据えられ、その両側に各種浴槽が並んでいます。各浴槽を脱衣室側から具体的に列挙していきますと、サウナ・水風呂・高温・準高温(※)・中温・準中温(※)・気泡という順です(※は私が勝手に名づけました)。最も脱衣室側(手前側)にあるサウナと水風呂を除けば、手前から奥へ向かって湯船の温度が徐々に下がってゆくような配列であり、その真ん中に上述の大きな中温槽を設けているわけです。各浴槽について一つ一つ見ていきましょう。高温槽は42~3℃で4~5人サイズ。こちらの温泉は浴槽に浸かると体に気泡が付着するのですが、この槽は泡付きの程度が最も良く、またお湯の鮮度感も良好なので、湯中の体がシャキッとします。その隣の準高温槽は高温槽からのお湯を受けており、5~6人サイズで42℃前後の湯加減です。この準高温槽からお湯が洗い場へオーバーフローしていました。続いては主浴槽でもある中温槽。最大幅で3m×6m程あり、洗い場へ向かって曲線を描きながら緩やかに膨らんだ形状をしているのが特徴。浴槽の大きさを活かして一部では泡風呂装置が稼働していました。その名の通りに41~2℃の中温域で万人受けする湯加減に調整されているのですが、その影響なのか高温槽より泡付きは弱めでした。この中温槽からさらに奥へ向かって準中温槽・気泡風呂と続きます。サウナや水風呂以外の各浴槽は温泉が張られています。


 
内湯の奥にあるドアを開けると露天風呂。市街地なので周囲は塀で囲まれており、また全体の半分以上は屋根で覆われていますが、塀の高さやフェンスの構造などを工夫することによって屋外のそよ風を体に受けながら湯浴みできる爽快な空間が出来上がっていました。
露天はいわゆる岩風呂。露天ゾーンの大半が浴槽によって占められており、20人は余裕で同時に入浴できそうなサイズを有しています。後述する湯口から注がれたお湯は大きな露天風呂を満たし、縁に取り付けられた目皿から排水されるほか、縁の上を乗り越えてザコザコと大量にオーバーフローしており、露天風呂の床は排水が追い付かず洪水状態になっていました。それほど湯量が豊富なのでしょうね。



露天風呂では岩積みの湯口からお湯が注がれていました。吐出時点で既に適温でしたので、もしかしたら加水されているのかもしれませんが、その割には鮮度感もしっかりしており、私が湯船に入った実感では、上述の高温浴に次いで泡付きが多くみられました。投入量の多さが良い影響をもたらしているのかもしれません。

こちらで使っているお湯は掘削自噴している自家源泉。僅かな緑色を帯びつつ淡い黄色を呈しており、口に含むと重曹的な清涼感を伴うほろ苦味の他、弱い金気の味と匂い、弱い鉱物油的な風味が得られます。いわゆるモール泉的な知覚的特徴は弱いものの、甲府盆地で良くみられる典型的なモール泉系の温泉であることに違いはありません。泉質名は単純温泉ですが、実際には純重曹泉と称しても良いほど重曹らしさ個性がよく現れており、味や匂いの他、湯船に浸かったとき肌に伝わるツルスベの滑らかな浴感も素晴らしく、また豊富な湯量も相俟って、どの浴槽も実に気持ちよい湯浴みが楽しめます。とりわけ私は、泡付きも良好な内湯の高温浴槽が気に入りました。なお源泉名と新施設名が同じなので、私はてっきり源泉を掘り直したのかと早合点してしまったのですが、以前の「国母駅前健康ハウス」時代から源泉名は同じだったらしく、つまりリニューアルに際して施設名と源泉名を統一させたのですね。

そんな屁理屈はともかく、湯量豊富で浴感も素晴らしく、しかもワンコインで新しく大きな内湯と露天の両方に入れるのですから、人気を博するのは至極当然。私が訪れたのは平日の日中でしたが、びっくりするほど多くのお客さんで賑わっていました。新たなスタートを切った国母駅前温泉。ぜひとも永劫に人々から愛され続けていただきたいものです。


桜湯
単純温泉 43.6℃ pH7.9 199L/min(掘削自噴) 溶存物質0.792g/kg 成分総計0.850g/kg
Na+:139.2mg(71.34mval%), Mg++:14.5m,g(14.03mval%), Ca++:18.2mg(10.73mval%),
Cl-:28.8mg(9.69mval%), HS-:0.2mg, HCO3-:458.6mg(89.95mval%),
H2SiO3:117.4mg, CO2:58.1mg,
(平成29年4月20日)

JR身延線・国母駅より徒歩1~2分
山梨県中巨摩郡昭和町西条251  地
055-268-3088

10:00~23:30(最終受付23:00) 年中無休
500円
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★



コメント (4)
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下部温泉・湯沢温泉郷 不二ホテル

2018年01月21日 | 山梨県
 
前回記事に引き続き、山梨県南部に湧くぬる湯の温泉を巡ります。厳しい寒さが続いているというのに、季節外れのネタが続いて申し訳ございません。

今回訪ねるのは下部温泉の温泉街から外れた田園にポツンと佇む「不二ホテル」です。場所としては身延線波高島駅の近くであり、有名な下部温泉とはやや離れているのですが、お宿の看板や公式サイトでは「下部温泉 湯沢温泉郷」と称しているので、それに倣って拙ブログでも同じように呼ぶことにします。波高島駅から国道300号の旧道(本栖みち)を北上してゆくと、途中で温泉の看板が現れます。それに従って右折して身延線の線路を潜ると、車一台分の幅員しかない細い道が伸びています。この先はこれといった看板がなく、にもかかわらず狭い路地を進んでは曲がることを繰り返すので、カーナビが無い場合は迷うことなく一発で辿り着くのが難しいかもしれません。


 
線路を潜ってから400~500メートルでお宿の駐車場に辿り着きました。この湯沢温泉郷には、今回訪ねる「不二ホテル」のほか、「長生館」というかなり渋い佇まいの旅館も営業しており、この2軒を総称して湯沢温泉郷と呼んでいるのかと思われます。


 
「長生館」の駐車場の前に建つ民家然とした建物が「不二ホテル」。こぢんまりとしたお宿なのかと想像しながら玄関の引き戸を開けると、その内側に広がっている玄関ホールは予想を覆すスペースがあり、質素な外観とは対照的な館内の様子に驚いてしまいました。
ホテルですから宿泊業が本業ですが、今回私は日帰り入浴での利用です。帳場で宿の方に入浴料金を支払い、奥のお風呂へと向かいます。

なお浴場は写真厳禁ですので、今回の記事では文書だけの紹介となります。あしからずご了承ください。

古いながらもよくお手入れされている脱衣室。男湯の場合は右の壁に沿ってロッカーが設置され、左側に窓と洗面台が並んでいます。窓からは後述する露天風呂が見えるのですが、この露天は男女混浴ですので、脱衣室とはいえ下手に携帯電話などを操作しない方がよいでしょう(浴場内撮影厳禁になっているのもこうした事情によるものと思われます)。

窓から陽光が降り注いで明るい浴室は、床に伊豆青石が用いられており、歩くと足裏から気持ち良い感触が伝わってきます。この室内には大小の浴槽が一つずつ据えられているほか、壁に沿って洗い場が配置されており、6基のシャワー付きカランが一列に並んでいます。なおカランから出てくるお湯は真湯です。

浴槽は大小それぞれ一つずつ。隣り合って設けられています。いずれも黒い御影石で縁取り去れており、浴槽内はタイル貼り。タイルの色は浴槽によって異なっています。洗い場に近い小さな浴槽は加温浴槽。3~4人サイズでタイルの色はベージュ。お湯は42℃前後に加温の上、循環されており、底面にて強力に吸引されていました。
一方、窓の下に据えられている大きな浴槽は小浴槽の倍近い大きさがあり、タイルの色は淡いブルー。そんな寒色のタイルが表しているように、大きな主浴槽に張られているのは、小浴槽よりもぬるい35℃前後のお湯です。浴槽の底には強力にお湯を吸引する吸い込み口があり、柱状節理のような形状をした湯口から加温済と思しきお湯が投入されていました。源泉温度は27.2℃であり、また湧出量は毎分25.6リットルと決して多くないため、この湯口から供給されているお湯は循環加温されたお湯なのでしょう。しかしながら、この主浴槽に関しては、石の湯口の上に細い竹樋が取り付けられており、そこから冷たいながらタマゴ感を伴う水が浴槽へ注がれていましたので、おそらくこれが非加温の生源泉であり、つまり主浴槽は加温循環と非加温放流式を併用した湯使いと捉えてよいのかと思われます。

さて、内湯から屋外へ出てみましょう。日本庭園のような美しい環境の中でお湯を湛えているのが露天の岩風呂です。先述のようにこの露天は混浴であり、男女両浴室に挟まれる形で設けられています。一応露天風呂の真ん中には仕切りが立てられているので、他人の存在が気になる場合は仕切りを背にして湯浴みするとよいでしょう。
私が訪れた時は、清掃して間もなかったのか、まだ完全にお湯が溜まっておらず、寝そべらないと肩までお湯に浸かれませんでしたが、それでも私は何としてでもこの湯船に入りたかったのです。なぜなら露天風呂は非加温の源泉掛け流しであるから。27℃しかない源泉のお湯は、ぬるいを通り越して冷たいと表現すべき温度ですが、真夏の暑いときに入ると非常に気持ち良く、心身ともにさっぱり爽快となりました。

非加温の生源泉は無色透明で、湯中には綿埃のような浮遊物や、薄くて白っぽいゼリー状の物体がチラホラ舞っています。また湯船の中の肌には少々の気泡が付着します。内湯の湯口に置かれたコップで生源泉を口に含んでみますと、ゆで卵の卵黄のような味とともにほろ苦みも感じられ、また弱いタマゴ臭も嗅ぎ取れました。タマゴ感が得られたので、てっきり硫化水素イオンやチオ硫酸イオンが一定程度含まれているのかと思いきや、分析表の数値にはイオウ感をもたらすような要素の数値が悉く"0"と表記されており、実際のお湯と分析表の数値との間に不可解な乖離が見られるのでした。他の温泉でも時折このような知覚的特徴と分析書の数値で大きく食い違うことがありますが、なぜこうなってしまうのでしょう…。
とはいえ、そんな屁理屈を気にするのは私のような偏屈な男だけ。アルカリ性のぬる湯はスルスルスベスベの大変滑らかで気持ち良い浴感をもたらしてくれますし、特に暑い夏には極上の清涼が得られ、お風呂上がりもさっぱりとした爽快感が持続します。そんな気持ち良さを求めて他県からもお客さんが訪れるらしく、この日も私以外に群馬県や埼玉県からのお客さんがいらっしゃいました。

今年も数ヶ月後には暑い夏がやってきます。暑さで心身がバテそうなとき、もしお時間があれば涼を求めてこちらへ足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。


表下部温泉
アルカリ性単純温泉 27.2℃ pH9.6 25.6L/min(掘削自噴) 溶存物質0.257g/kg 成分総計0.257g/kg
Na+:69.7mg(81.45mval%), Ca++:12.5mg(16.67mval%),
Cl-:109.2mg(83.47mval%), OH-:0.6mg, HCO3-:18.8mg(8.40mval%),
H2SiO3:33.8mg,
(平成24年6月4日)

JR身延線・波高島駅より徒歩10分
山梨県南巨摩郡身延町上之平1525  地図
0556-36-0219
ホームページ

日帰り入浴9:00~20:00(最終受付19:00)
第4月曜および第4火曜定休(第5週目のある月は第5月曜・火曜が休業)
500円/1時間(半日や1日プランあり。詳しくは公式サイトでご確認ください)
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★



コメント (3)
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佐野川温泉

2018年01月19日 | 山梨県
 
厳しい寒さが続いているのに、ぬる湯の話題で恐縮なのですが、数ヶ月後にやってくる暑い夏を気持ちよく迎えるべく、季節を先取りするつもりでお付き合いくだされば幸いです。今回取り上げるのは、山梨県南部の佐野川温泉です。極上のぬる湯として名湯の誉が高く、温泉を取り上げている他ブログでも既に何度も紹介されているため、ご存知の方も多いかと思います。このため、当記事では簡潔にまとめてまいります。

富士川と並行して南北に伸びる国道52号線から細い道へ入って行った森の中に、突如として現れる赤い瓦の建物が佐野川温泉。こちらは宿泊はもちろん日帰り入浴も積極的に受け入れており、私が日帰り入浴で利用させていただきました。私が訪れた日も多くのお客さんで賑わっており、人気の程が窺えます。昭和の企業保養所のような風情を醸し出している建物の中に入り、玄関右手にある帳場で支払いを済ませた後、玄関の左手に掛かっている暖簾を潜って浴場へ向かいます。

なお、私の訪問時は多くの入浴客がいらっしゃったため、館内画像はございません。文章のみの記事です。ご了承ください。

フローリングの脱衣室には縦長のスチールロッカーがずらりと並んでおり、窓の外には後述する大きな露天風呂が、まるで庭園の池のようにお湯を湛えています。そんな露天に入りたいという逸る気持ちを抑えながら、まずは内湯へ。
内湯のドアを開けた瞬間、室内に漂っている温泉由来のタマゴ臭がプンと香ってきました、早くもお湯に対して期待に胸が膨らみます。室内の床と側壁腰部はグレーの石板が採用され、壁面上部は白いタイル貼り。壁に沿って洗い場が配置され、シャワー付きカランが6基一列に並んでいます。なおカランから出てくるお湯は真湯です。

浴舎の床面積の半分以上は浴槽で占められており、その浴槽は2分割されています。洗い場から見て左側は加温されている浴槽。大きさは(目測で)奥行5m弱×幅2.5mほどの長方形で、40℃前後に調整されており、壁にある湯口から注がれた加温済みのお湯は、浴槽を満たした後、窓下の溝へ流れ落ちています。
一方、その隣(洗い場から見て右側)の浴槽は源泉がそのまま注がれている浴槽で、湯船の温度は30℃ほど。夏の暑い時期には大変爽快です。奥行は隣と同じ約5mですが幅は若干狭い1.5mほど。露天風呂に面した窓の前に専用の湯口があり、そこに置かれているコップでお湯を飲んでみますと、ゆで卵を連想させる芳醇で濃いタマゴ味と匂いが感じられました。この香りが室内に放たれていたのですね。

続いて露天風呂へ。脱衣室の窓から見える大きな露天風呂は、大小の2つに分かれており、いずれも岩風呂です。脱衣室に近い浴槽のお湯は加温されていますが、それでも40℃程度に抑えられていました。大きさとしては5~6人サイズといったところ。
一方、大きな主浴槽は10人以上問題なく入れそうなゆとりのあるもので、現在は男女が仕切りで隔てられていますが、以前は仕切りの無い男女混浴だったらしく、その当時は大変広大な露天風呂だったとか。単に大きいのみならず、この露天主浴槽で芝らしいのはお湯の良さ。ぬるい源泉そのままのお湯が非加温で注がれており、湯口まわりの湯中ではたくさんの気泡によって白く濁っているのです。私が実際に湯船に入ってみますと、たちまち全身が泡だらけになり、その夥しさに感動してしまいました。アワアワなお湯が好きな方には垂涎ものです。
それだけではありません。無色透明で綺麗なお湯からは、内湯同様に芳醇なゆで卵の卵黄みたいな香りと味が感じられ、また湯中に含まれる炭酸イオンの影響なのか、サラサラスベスベの大変爽やかな浴感が得られます。そして何よりもぬるいこと。夏の暑いときにはこの湯船に入ると、極上の涼で寛ぐことができるでしょう。とりわけ露天の一部は木陰になっているので、日差しを避けながらぬる湯に浸かると、誰しも長湯必至(でも日帰り入浴は1時間まで)。その上、お風呂上がりは肌のサラサラが続き、汗も抑えられ、いつまでも爽快感が持続するのです。入浴中のお客さんはみなさん制限時間いっぱいまで入り続けており、私もついつい長湯をして、危うく時間をオーバーするところでした。さすがぬる湯の名湯は伊達じゃありません。


アルカリ性単純硫黄温泉 30.9℃ pH9.9 180.5L/min(掘削動力揚湯) 溶存物質579mg/kg 成分総計579mg/kg
Na+:157.9mg(69.82mval%), Ca++:58.9mg(29.88mval%),
Cl-:297.0mg(84.73mval%), OH-:1.4mg, HS-:3.7mg, CO3--:16.8mg,
(平成27年1月9日)

山梨県南巨摩郡南部町井出3482-1  地図
0556-67-3216

日帰り入浴8:30~19:30
大人650円/1時間(半日コースの料金設定もあり)
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★











コメント (2)
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石和温泉 深雪温泉 2017年再訪

2018年01月03日 | 山梨県
あけましておめでとうございます。
2018年も皆様の湯巡りがより一層楽しく心を満たすものとなりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年も何卒宜しくお願い致します。
新年最初の記事は、山梨県からスタートさせていただきます。


 
2017年の某日、私は石和温泉の銘湯「深雪温泉」で宿泊致しました。以前拙ブログでは立ち寄り入浴で、館内に複数ある浴室のうち「柿の湯」だけを利用しましたが(以前の記事はこちら)、今回は宿泊することでもうひとつの大浴場である「ももの湯」にも入ることができましたので、今回記事では「ももの湯」と「柿の湯」に関して触れてまいります。なお、今回の記事では都合により客室のご紹介や画像はございません。また貸切風呂の「ぶどうの湯」は利用しておりませんので、こちらに関しても今回の記事では取り上げません。あしからずご了承ください。


●ももの湯
 
館内にある二つの大浴場「柿の湯」と「ももの湯」は、時間帯によって男女の暖簾を替えており、宿泊することで両方に入れます。私が泊った日は、19時頃に暖簾替えが行われ、夕方までと翌日の早朝からの2つの時間帯で「ももの湯」が男湯に設定されていましたので、チェックインした直後はまず「ももの湯」から入ってみることにしました。1階の玄関フロントから奥へ伸びる廊下を歩き、左に折れて進んでゆくと、離れのような感じの棟に大きな暖簾がさがっていました。


 
脱衣室は以前の記事で取り上げた「柿の湯」よりも広いのですが、浴室に関してはほぼ同等の広さを有し、しかも若干こちらの方が新しいように思われます(私の勘違いでしたらごめんなさい)。モール臭やタマゴ臭に満たされた浴室内には大きな浴槽がひとつ据えられ、壁に沿って洗い場が配置されています。洗い場にはシャワー付きカランが5基並んでおり、自家源泉の豊富な湯量を活かすべくカランから出てくるお湯は温泉です。備え付けの桶や腰掛けにはダークブラウンの木工品が採用されており、色調の統一と旅館に相応しい重厚感の醸成が図られています。またカラン同士の設置間隔が広いので、隣のお客さんを気にせず使えるのがうれしいところです。


 
「完熟の湯」と銘打たれている内湯の湯舟。20人近く同時に入っても余裕がありそうなこの大きな浴槽は、周囲を木材で縁取られており、見た目に優しさとぬくもりをもたらしています。


 
内湯浴槽の角に設けられた湯口からはちょっぴり熱めのお湯が吐出されています。こちらのお宿では、ちょっと熱めの1号泉と、少々ぬるい2号泉という2つの源泉を所有しており、両方をミックスさせることで温度調整しているのですが、壁に埋め込まれているプレートによれば、この角の湯口から出ているお湯は1号泉のようです。


 
角の湯口と対称位置に、もうひとつの湯口があります。桝のような形をした石造りのこの湯口からはぬるいお湯が浴槽へ注がれていましたので、おそらく2号泉ではないかと思われます。また浴槽とは別に、室内では2号泉が蹲踞に落とされる飲泉場が設けられていました。


 
「ももの湯」にも露天風呂があるのですが、広くて非日常感たっぷりだった「柿の湯」の露天風呂とは対照的に、こちらは明らかに小さく、「柿の湯」の半分程度しかありません。また四方を塀で囲まれているため閉塞感も否めません。でも日本庭園風の設えのおかげで雰囲気は良く、一旦湯舟に浸かると細かなことなど気にならなくなり、後述する豊富な湯量も相まって、寛ぎの湯浴みを味わうことができました。


 
2つの湯口からお湯が供給される内湯と異なり、露天の湯口はひとつしかありませんが、そこから吐出されるお湯の量は多く、適温のお湯がドバドバと浴槽へ注がれていました。そして浴槽から溢れ出るオーバーフローは川をなして庭園の中を流れていました。湯口から吐出されるお湯は、おそらく1号と2号の混合ではないかと推測されます。豊富な湯量、そして絶妙な湯加減のおかげで、私はこの露天に浸かりながら思わずまどろんでしまいました。素晴らしいお風呂です。


●柿の湯

さて、続いては以前の記事でも取り上げた「柿の湯」です。


 
こちらの内湯でもモール臭とタマゴ臭が漂っていました。私はこの手の湯の香が大好きなので、思わず鼻を鳴らしてクンクンと嗅いでしまいます。お風呂の造りや様子などは以前の記事と変わっていません。室内にはワインレッドの石材で縁取りされた大きな浴槽が据えられているほか、壁側には洗い場が配置され、源泉のお湯が出るシャワー付きカランが7基並んでいます。


 
縁に赤御影石、槽内に鉄平石のような石板が採用されている内湯の浴槽。大きさは(目測で)3m×9mというゆとりのサイズです。「ももの湯」と同じく2つの源泉をそれぞれ別の湯口から浴槽へ注いでおり、浴槽内でミックスさせることで湯加減の調整が図られています。そして湯量も豊富であり、浴槽縁の全辺から大量のオーバーフローが波を立てながら流れ落ちています。なんとも贅沢な湯使いです。



「柿の湯」であっぱれなのは、菱型を縦に2つ重ね合わせたような形状をしているこの大きな露天風呂でしょう。周辺は市街地であるため景色は望めませんが、庭園風の落ち着いた設えですし、空間自体も広いので、時間を忘れてゆっくりのびのびと湯あみするには最高な環境です。以前の記事でも申し上げましたが、奥側の槽の縁に設置されている丸太の枕に頭を載せると、いい具合に体が安定するので、もしこの記事をご覧の方で、これからこのお風呂に入ろうとなさっている場合は是非お試しあれ。


 
露天風呂にも2つの湯口があり、それぞれ筧からお湯が落とされています。タイプが異なる2つの源泉の個性を大切にしているんですね。もちろん湯量は豊富。大量のオーバーフローは川をなしていました。

湯船のお湯はほぼ無色透明ですが、やや琥珀色を帯びているように見えます。湯中では白や黒、糸くず状や羽根状など、いくつかのタイプの湯の華がチラホラと舞っています。浴槽によって多寡に違いはありますが、湯中の肌には気泡が付着します。肌に伝わる浴感はモール泉を薄くしたようなもので、甲府盆地のいろんな名泉に比べると聊かツルスベが弱いのですが、それでも滑らかな肌触りは飽きが来ず、泡付きとあいまって優しく全身を包み込んでくます。湯加減と滑らかな浴感は長湯向き。しかも大量掛け流しですから鮮度感も良好。決して熱いわけではないのですが、長湯のおかげか不思議なことに温まりが結構強く、湯上がりは体の芯から温まって、長時間ポカポカし続けます。
今回宿泊して何度もお風呂に入り、こちらのお湯の良さを改めて実感させていただきました。


1号源泉(完の湯)
単純温泉 50.8℃ pH8.2 573L/min

2号源泉(熟の湯)
アルカリ性単純温泉 pH8.50 36.0℃ 842L/min

JR中央本線・石和温泉駅より徒歩7分(600m)
山梨県笛吹市石和町市部822  地図
055-262-4126
ホームページ

日帰り入浴10:00~15:00(受付14:00まで)
1000円
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★
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正徳寺温泉 初花

2015年07月05日 | 山梨県
 
今や甲州屈指の名湯としてその名を世に轟かせている正徳寺温泉「初花」。表通りから狭い路地に入った奥というわかりにくい立地であり、大きな看板を出しているわけでもないため、数年前までは地元の方と温泉ファンにしか知られていない存在でしたが、お湯の評判が各所へ及んでいるらしく、近年ではメジャーなガイドブックにも掲載されるようになり、ファンのみならず県内外を問わず、多くの人々から愛される温泉となりました。甲州の温泉めぐりでは欠かせない一湯であり、てっきり拙ブログでも紹介していたものと信じこんでいたのですが、よく調べてみたら未掲載だったことに気づいたので、先日(といっても半年前の冬)に再訪してまいりました。私もここのお湯は大好きでして、今回で5回目の利用になるかと思います。この「初花」で湯浴みした後は、併設されている食堂でうなぎを食い、帰りに界隈のワイナリーへ立ち寄ってワインを買って帰宅するのが、私のお決まりパターンであります。
なお、既に先達温泉ファンによる素晴らしいレポートが、ネット上で沢山アップされていますので、今回の記事ではあまり深入りせず、簡単なキャプション程度に留めておくつもりです。


 

受付から浴場棟へと向かう渡り廊下には、井戸から迸る大量の水を捉えた写真が何枚か展示されているのですが、この写真こそ正徳寺温泉の概要を端的に示すものであります。そもそもここは養鰻場だったのですが、ウナギの生け簀用として使っていた井戸水にミネラルが多く含まれていることを知ったオーナーさんは、一年がかりでボーリングにとりかかり、見事温泉の掘り当てに成功したんだとか。後述するようにこちらの温泉はトロトロでヌルヌルした浴感が特徴なのですが、そうした温泉が、ヌルヌル魚の代名詞である鰻の養魚場から湧いたというエピソードは実に面白く、何かの縁があるように思えてなりません。ちなみに同じ廊下には貝の化石も展示されているのですが、これは甲府盆地から富士川を下った県南部にある身延町で採集されたものであり、当地の地質と直接的な関係は無いようです。


 
浴場入口前には、鉢植えに囲まれたお湯汲み場があり、源泉のお湯がチョロチョロと滴り落ちていました。利用客はお湯を持ち帰ることができるのですが、ペットボトル1本が限度とのことです。


 
脱衣室にはロッカーが完備され、洗面台も綺麗に維持されています。ただ、縦に細長いロッカーをスペースをいっぱいに並べているため、混雑時には若干狭く感じるかも。


 
露天風呂やお庭に面する2方向に、大きなガラス窓が用いられている明るい浴室。窓側(左側)には2つの浴槽が、反対側(右側)には洗い場が配置されており、源泉のお湯が出てくるシャワー付きカランが8基並んでいます。なお浴室の中央には小さなかぶり湯槽があり、かなりぬるくした温泉が溜められていて、ぬる湯好きとしては、つい入りたくなってしまう温度なのですが、あくまでかぶり湯(上がり湯)専用ですから、入浴NGなんですね。


 
浴室内にある2つの浴槽のうち、露天風呂に近い位置にあるのは「高温浴槽」。つまり加温された温泉が張られているわけですね。容量は7~8人で、底ではブクブクと泡風呂装置が稼働しています。高温といっても頑固ジジイが唸りを上げるような熱さでは決して無く、私の体感で41℃前後という実に万人受けする適温にキープされていました。こちらの源泉は湧出温度が約34℃なので、「40℃以上じゃないとお風呂とは呼べねぇな」とおっしゃるコンサバティヴな入浴文化をお好みの方のために、一般的なお風呂の温度にまで上げているのでしょう。加温していながらも放流式の湯使いを採用しているのですが、投入量に対してオーバーフロー量が少ないので、循環が併用されているのかもしれません。


 
 
その左隣りにある「源泉浴槽」は、高温浴槽とほぼ同じ容量ですが、その名の通り非加温の源泉が投入されており、湯船はおおよそ35~6℃です。今回の訪問は厳冬の12月でしたが、入りしなこそ「ぬるさ」を実感するものの、不感温度帯のお湯ですから身体への負担が非常に軽く、いつまでも長湯でき、浸かり続けていると「ぬるさ」を忘れて非常に気持ち良く、むしろ体の芯から温まってくるような感覚すら得られます。もちろんこの湯船は夏に入ると実に爽快。長湯していると、心身が溽暑の疲れから解放されてゆくのが、体感できることと思います。もちろん湯使いは完全掛け流しで、湯量も豊富です。
ちなみにこの「源泉浴槽」の上には、山梨県の温泉界の重鎮であり、温泉ファンの間でもおなじみのT教授による紋切り型の解説が、地質の解説図と共に大きく掲示されていました。文章はともかく、この解説図は実に興味深く、一見の価値あり(県内の他の施設でも見られますけどね)。


 
広く趣きのある庭園の中に据えられた大きく開放的な露天岩風呂は、とても日帰り入浴施設だとは思えないほど立派な造りです。まわりには四季を感じさせる庭木が植えられており、この日は常緑樹以外ほとんどの木が落葉していましたが、辛うじて残っていたモミジが、枯れ色ばかりの冬景色に差し色のような鮮やかさをもたらしていました。この露天風呂ゾーンではメインの岩風呂を中心に、寝湯・サウナ・水風呂・蒸し風呂などバラエティ豊かな温浴設備がその周りを囲っています。



最奥に据え置かれた巨大な岩から、お湯が打たせ湯のようにドボドボと落とされています(おそらく季節により加温あり。この日は加温されていました)。ここだけでも結構な投入量なのですが、広い浴槽を満たすには足りず、温度不均衡も生じてしまうため、内湯に近い底面でも槽内投入が行われていました。こうした複数箇所からの投入により、湯船にはいつも新鮮なお湯が満たされており、しかも長湯仕様のぬるい湯加減ですので、湯疲れを気にせずいつまでも湯浴みし続けられました。なお排湯は、後述するサウナ小屋の方へ川をなして大量に流下している他、底面での吸い込みも確認できました。


 
上述の内湯「高温浴槽」とガラス窓を挟んだ反対側には、寝湯やジェットバスが一体となった槽が設けられています。いずれも2人分が用意されており、寝湯はSUSの手すりで区画分けされ、丸太の枕や木工の背もたれなどが取り付けられていました。この槽のお湯も温泉であり、全量が大きな露天風呂へと流れ落ちているようでした。


 
スーパー銭湯では必須となった人気の甕風呂ですが、こちらの施設では水風呂として使われています。この日は気温が10℃に満たない寒い日でしたので、私を含めて水風呂を利用する人は皆無でしたが、水温は17℃とのことですので、夏季にはとっても気持ち良いでしょうね。この甕風呂の奥には露天の水風呂槽もあり、25℃設定ですので、水風呂に入る瞬間の身が縮こまる緊張感が不快な方でも、こちらでしたらそのハードルがかなり下がって、意外とすんなり入れちゃうかもしれません。



本棟手前に建つ小屋はサウナ。その隣の、瓦で葺かれたトンガリ屋根の建物は…


 
 
「蒸し蔵風呂」と称する、一風変わったお風呂であります。石榴口のような低い戸を潜って中に入ると、薄暗い室内は真っ白い温泉のミストがムンムンと立ち込めており、スペースいっぱいに広がる岩風呂にドバドバと大量の温泉が注がれていました。低い天井の下で温泉が飛沫を上げているため、そのミストで蒸し風呂状態となっているわけですね。お湯は上画像の湯口だけでなく、底からの噴き上げもあり、浴槽に対するお湯の投入量は過剰な程です。ちなみにこの日は40℃前後まで加温されていたようですが、それでもしっかり放流式の湯使いとなっていて、浴槽の湯は出入口の下から川をなして、大きな露天風呂へと流れ出ていました。

さて肝心のお湯に関するインプレッションですが、見た目は薄い麦茶色で透明度も高め。内湯「源泉浴槽」の湯口に置かれているコップで飲泉したところ、各浴槽を赤茶色に染めている金気の味と匂い、重曹味、そしてほのかな甘味が感じられますが、匂い・味ともに薄くてマイルドです。湯中では細かな気泡が待っていましたが、この泡が体に付く時と付かない時があり、この時の入浴では付着しませんでした。なお館内表示によれば塩素消毒ありとのことですが、湯口にコップが置かれているということは、消毒薬を常時投入しているのではなく、清掃時に使用するなど限定的なものと思われ、実際に過去数回の利用において、入浴中の各浴槽から消毒薬臭を感じ取ったことは一度もありません。

「初花」のお湯が名湯たる所以は、いつまでも長湯できるぬるめのお湯を掛け流しにしていること、そしてこの源泉が有する爽快感を伴う極上のヌルツルスベ浴感を存分に楽しめることであります。トロトロと肌を優しく包み込む非常に滑らかなお湯は、まるで化粧水の中に浸かっているような錯覚をもたらし、誰しもがその浴感に感動して虜になること間違いなし。上述のようにカランも温泉ですから、シャワーを浴びた後の髪はコンディショナー要らずでツヤツヤです。このトロトロ湯に逆上せることなく、じっくり湯浴みできますし、しかも湯上がりの爽快感も極上で、肌もサッパリさらさら。エステで施術してもらった後のような、魅惑的な感覚を味わえます。何度入ってもここのお湯は素晴らしい。お風呂で寝ているお客さんをしばしば見かけますが、あの湯加減と浴感に包まれたら、夢の国へ誘われるのもむべなるかな。


 
冒頭で申し上げましたように、私が「初花」を利用する際には、風呂上がりに併設の食堂でうなぎを食べることがお決まりパターンとなっております。何しろこちらの温泉の本業は養鰻業ですから、美味しいうなぎをリーズナブルにいただけるんですね。注文するのはうな重の「上」(上画像・肝吸い付き)。ウナギに関するメニューは、近年の稚魚不足によって以前よりも値上がりしてしまいましたが、それでも都内で同等のうな重をいただくよりは、いくらか安いはず。お重の蓋を開けた途端に上がってくる魅惑的な芳香に思わずニンマリしてしまいます。蒸し焼きのウナギもフワフワでとっても柔らか(いわゆる関東風の焼き方です)。口に入れるとふわっととろけてゆきました。極上の湯浴みに続いて、美味いウナギをいただき、本当に幸せ…。


アルカリ性単純温泉 33.9℃ pH9.4 247L/min(自噴) 溶存物質345.3mg/kg 成分総計345.3mg/kg
Na+:67.1mg(97.99mval%), Fe++:0.3mg,
Cl-:7.6mg(7.29mval%), OH-:0.4mg, HCO3-:41.3mg(23.61mval%), CO3--:49.6mg(57.29mval%),
H2SiO3:165.2mg,
加温あり(入浴に適した温度に保つため)
塩素系薬剤使用(衛生管理のため)
ヘアキャッチャー使用

JR中央本線・春日居町駅より徒歩15分(1.2km)
山梨県山梨市正徳寺1093-1  地図
0553-22-6377
ホームページ

10:00~21:30 木曜定休
700円/3時間
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★
コメント
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