peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

モチノキ(黐の木)

2007年12月01日 | Weblog
一関市東山町のモチノキ(黐の木)の赤い実
 2007年11月20日




2007年11月20日(火)、一関市東山町長坂の住宅団地にある民家の
裏側に植えられたモチノキ(黐の木)が真っ赤な実を沢山つけていま
した。





JR仙台駅のモチノキ(黐の木)の赤熟した実
2007年11月14日






2007年11月14日(水)、東北大学病院(東北大学医学部
付属病院)に行くために、JR一ノ関駅からJR仙台駅まで
東北急行バスを利用しました。仙台駅前のバスプールで
仙台市営バスに乗り換えて行くのに便利だからです。

1回(片道)券は1,500円ですが、2回(往復)券なら2,500
円、5回券なら6,000円です。時間は1時間30分ほどかかりま
すがとても便利です。
終点であるさくらのデパート前のバス停で降りて、トイ
レを利用するためJR仙台駅に行ったら、2階回廊に植えて
あるモチノキ(黐の木)が朱橙色に熟していました。






一関市東山町のモチノキ(黐の木)の朱い実 
2006年10月26日



2006年10月26日(木)、一関市東山町長坂の住宅団地
に植えられている「モチノキ(黐の木」)が、朱い実を
沢山つけていました。






モチノキ(黐の木)の朱い実
 2005年11月20日 金ケ崎町



2005年11月20日、岩手県胆沢郡金ケ崎町西根にある金ケ崎
町に行って来ました。金ケ崎町中央生涯教育センターの「鳥
海柵(とりみのさく)跡現地説明会」が開かれたからです。

説明会に行く前に町立図書館に寄ったら、街路樹に植栽され
た「モチノキ(黐の木)」に赤い果実(実)が沢山ついてい
ました。






モチノキ(黐の木)モチノキ科 モチノキ属
 Ilex integra
暖かい地方の海に近い山地に生える常緑高木で、高さは
5~10mぐらいになる。中には20mにもなるものもあると
いう。街路樹や公園樹、庭園樹として、また防火、防風、
防音の目的などでもよく植えられている。

葉は有柄で互生し、長さ4~8cmの倒卵状楕円形で厚い革
質で光沢がある。雌雄別株。

4月ごろ、葉腋に黄緑色の4弁花をかたまってつける。花径
は7~8mmぐらい。果実は直径10mmほどの球形で、10~11月に
赤く熟す。ただし、赤い実は雌木のみとのこと。
真っ赤に色づいた実は秋から冬の野鳥の貴重な食べ物であ
る。(果実が黄色に熟すものもあるという。)

 分布:本州(宮城・山形県以西)、四国、九州、沖縄

和名の「モチノキ(黐の木)は樹皮から良質の鳥もちが取
れることによる。
貧しいが自然が豊かだった時代、子供たちは、この木の樹
皮をはがし、丹念にたたいて柔らかくし、水中でもみ、鳥も
ちを作り、棹(さお)の先や鳥が止まりそうな枝につけ、小
鳥を捕った。現代のゴキブリ捕りのようなものである。

ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)

2007年12月01日 | Weblog
一関市東山町のヒナウチワカエデ(雛団扇楓)の紅葉
 2007年11月5日



2007年11月5日(月)、一関市東山町長坂の長坂第2行政区内の民家の
庭に植えられているヒナウチワカエデ(雛団扇楓)が真っ赤に紅葉して
いました。





ヒナウチワカエデ(雛団扇楓) カエデ科 カエデ属
イロハカエデ節
Acer tenuifolium
温帯山地に分布する落葉小高木で、庭木としても植えられる。
高さは5mほどになる。樹皮は暗灰色でなめらか。葉は対生し、
かなり薄く、直径4~7cm。7~11にやや深く切れ込み、長い柄が
ある。葉の切れ込みに隙間ができるものが多く、縁には欠刻状
の重鋸歯がある。葉の基部は心形。

4~5月、直径5mmほどの花が垂れ下がって咲く。花弁は淡黄色。萼
片は褐紫色。翼果は長さ約2cmで斜めに開く。
分布:本州(福島県以西)、四国、九州

オオイタヤメイゲツに似ているが、葉が小さく、薄く、下面の毛が
少ないので区別できる。材は器具などに使われる。

和名はハウチワカエデに比べて小さいことから「ヒナ」がついたと
いう。「コハウチワカエデ」も同じ意味だが、コハウチワカエデと
の違いは、葉の切れ込みが直線的に狭くなっていくのではなく、奥
になると隙間が少し広くなること。ハウチワカエデの仲間は葉が9~
13列と分裂する数が多い。