peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・ショウワワビスケ(昭和侘助)/ハツカリ(初雁)

2007年12月17日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・ショウワワビスケ(昭和侘助)
/ハツカリ(初雁) 2006年12月14日





2006年12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の
「日本産椿」コーナーに鉢植えの「昭和侘助(しょうわわびすけ)」
という名の椿が置かれていました。まだ少し早いのか、蕾が目立ちま
した。紙の名札には、「昭和侘介」と書かれていました。




ショウワワビスケ(昭和侘助)ツバキ科 ツバキ属
Camellia 'Syouwa Wabisuke'
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会
・編)には、昭和錦、昭和の曙、昭和紅雀、昭和の光、昭和の栄、
昭和の誉などのツバキ類が記載されていますが、「昭和侘助(しょう
わわびすけ)」という名のツバキは見当たりませんでした。新しい作
出品種ではないかと思い、インターネット検索したところ、「初雁
(はつかり)」の別名であることがわかりました。江戸期には「数奇
屋」の名で呼ばれていたワビスケ(侘助)とのこと。

 初雁(はつかり)別名:昭和侘助(しょうわわびすけ)

産地:江戸、花姿:極淡桃地に淡紅色の絞りやぼかし、一重、ラッパ
咲き、筒しべ、花の大きさ:小輪、花期:11~3月、葉形:長楕円、
中形、樹形:立性、来歴:「本草花蒔絵」(1739)に数奇屋の名で記載。
「伊藤椿花集」(1879)で改名。

なお、「ワビスケ(侘助)」については、下記のWebサイトに記載され
ている情報が役に立つと思います。

 http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_wabisuke.html
[草木図譜 ワビスケ ワビスケの定義]

また、下記のWebサイトには、2006.12.13に伊豆・小室山つばき園で
撮ったという「昭和侘助」の素敵な画像が掲載されています。

 http://hatayan.blog18.fc2.com/blog-entry-292.html
[はたやんの気まま写真館No.294 椿の花観賞してきました~③最終]

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・ハツカリ(初雁)

2007年12月17日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・初雁(はつかり)
 2007年12月7日




2007年12月7日(金)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・碁石」
の大温室内に「初雁(はつかり)」という名の椿が花を咲かせていました。





「世界の椿館・碁石」のツバキ・ハツカリ(初雁)
2006年12月14日




2006年12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」
の「日本産椿」コーナーに植えられている「初雁(はつかり)」と
いう名のツバキが白い花を沢山咲かせていました。
名札には、「初雁(はつかり)花期:11~3月、花色:極淡桃色、
大きさ:小輪、産地:東京・埼玉」と書かれていました。







「初雁(はつかり)」という名のツバキは2つあるようで、誠文堂
新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)
には、下記の2つが記載されています。

 初雁(はつかり)江戸[花]極淡桃地に淡紅色の絞りやぼかし、
一重、ラッパ咲き、筒しべ、小輪、11~3月咲き。[葉]長楕円、
中形。[樹]立性。[来歴]1739年の「本草花蒔絵」に数奇屋の名
で載るものが本種。1879年の「伊藤椿花集」で改名された。

 初雁(中部)(はつかり)愛知[花]白色、一重のラッパ咲き、
中輪、丸弁、11~4月咲き。[葉]菱形に近い長楕円、鋸歯が粗い。
[樹]丈夫で伸長もよい。[来歴]尾張に古くからある品種で、
1931年の中部椿銘鑑に名がある。

数奇屋(すきや)江戸 [花]淡桃地に淡紅のぼかしが入る一重、
猪口咲き、侘芯、小輪、12~3月咲き。[葉]長楕円、小~中形。
[樹]立性。[来歴]現在の数奇屋は1879年の「伊藤椿花集」に始ま
り、それ以前の文献「本草花蒔絵・椿之部」(1739)は現在の
初雁を指すことがわかった。