peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

カッシア・フルティコサ(四葉センナ)

2007年12月25日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のカッシア・フルティコサ(四葉センナ)
 2007年12月21日




2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県花きセンター」
の「花の館」温室の「熱帯温室」に植えられている「カッシア・フル
ティコサ(四葉センナ)」という木が、黄色い5弁花を咲かせていまし
た。
名札には「カッシア フルティコサ cassia fruticosa Mill.和名:ヨ
ツバセンナ(四葉センナ)、マメ科カワラケツメイ属、分布:熱帯アメ
リカ、花は淡黄色、小葉は2対」と書かれていました。





カッシア・フルティコサ(四葉センナ)
マメ科 カワラケツメイ属 Cassia fruticosa
メキシコの南部から中央アメリカ、南アメリカ、西インド諸島に
分布する常緑低木で、潅木状に不規則に広がり、高さは5mほどに
なる。葉は羽状複葉で、小葉が4個ある。茎の先や葉腋から花序を
下垂させ、黄色い花を咲かせる。豆の莢(さや)は下剤に、花は風
邪や糖尿病の民間薬に用いられるという。和名は「四葉センナ」

カッシア属(Cassia)は、アメリカ、アフリカ、オーストラリア
などに約450種が分布し、日本にも1種ある。高木、低木、草本。
葉は羽状複葉。花は黄、淡紅色などで総状花序。花弁は5枚。さや
(莢)は円筒状、または扁平。

パパイア(Papaya)

2007年12月25日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のパパイア(Papaya)
 2007年12月21日










2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
に行きました。本館がある所にある「研修温室」内に植えられている
「パパイア(Papaya)」が実を沢山つけていました。




岩手県立花きセンターのパパイア(Papaya)
 2007年1月30日








2007年1/30(火)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花き(花卉)
センター」に行きました。本館がある所にある「研修温室」には、
大きな果実がついた「パパイア(Papaya)」の木がありました。








岩手県立花きセンターのパパイアの果実
 2005年12月25日





2005年12月25日、金ケ崎町六原にある岩手県花き(花卉)センター
に行ってきました。「研修温室」にパパイヤの実がついていました。


パパイアパパイア科 パパイア属
 Carica papaya
パパイアは、英語でPapaya,Pawpaw,Papaw,Melon Treeなどと表記す
るので、「パパイア/パパイヤ」のほかに「パウパウ」、「ママオ」、
「ツリーメロン」とも呼ばれている。中国名は「万寿果、番木瓜」

南メキシコなど熱帯アメリカの低地帯(アメリカ熱帯雨林気候区)
原産の常緑小高木で、高さ5~8mになる。現在では世界の熱帯・亜
熱帯で栽培されている。日本でも沖縄・鹿児島県地方で植栽されて
いる。半木本状の幹は1本で、枝分かれすることは少ない。雌雄別株。
まっすぐに伸びた茎の先に全体で長さ1m近い大きな葉をまとめてつ
ける。ヤツデに似た葉は5~7裂する。長い葉柄があり、葉は掌状に
大きく切れ込みが入っている。葉質は薄くて柔らかい。

パパイアは多年生であり、背が高くなり、茎も次第に太くなるので、
「樹木」のように見えるが、茎は非常に柔らかく、台風に遭うと簡単
に倒れる。そして、倒れたものが枯れると、1カ月も待たずに腐って
とろける。つまり木質化していない。

花は茎の先端近く、葉の下側に出る。通常は雌雄異株。雌花は幹に直
接つくような感じなので、実も幹の周りにこぶのようにくっついている
ように見える。雄花は長い花序になって垂れ下がる。花は黄緑色で目立
たない。

果実は直径30cmぐらいになり、熟すると黄色くなる。粒々とした黒い
種子を中央に持ち、種子の周りの果肉を食べる。葉や種子にはアルカイ
ドのカルパインを含む。種子は駆虫剤になる。また乳液にはタンパク
質分解酵素のパパインが含まれ、ビールの清澄熟成剤や肉類の軟化剤、
消化剤、サナダムシの駆除剤に利用される。

沖縄では古くから庭木として植えられており、野菜として食べる場合
は、まだ未熟な緑色のうちに収穫して実の皮をむき、果肉を千切りに
して刺身のつまにしたり、水にさらして炒め物にするという。果物と
して食べる場合は、樹上で果実の1割から2割程度色付けさせてから収
穫し、追熟で黄色く柔らかくしてから食べる。

パパイアの株には性型があり、雄、雌、両性の3タイプがある。雌株
と両性株では果実品質に大差なないが、両性株の果実は洋ナシ型にな
り、雌株の果実は丸みを帯びている。市場評価が洋ナシ型の果実の方
が高いため、経済栽培には両性株を用いる。
 
パパイア属(Carica)は、熱帯よび亜熱帯アメリカに約25種が分布。
幾分多汁質の低木、まれにつる性。通常は雌雄別株。しばしば不完全
花(単性花)株がある。直幹で掌状浅裂葉が樹冠を形成する。花は最
上部の葉腋に生じる。属名のcaricaとはラテン語でイチジクの意。葉
がイチジク(クワ科)に似ることによる。

 なお、下記のWebサイトには、素晴らしいパパイアの花の画像が掲
載されています。
 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/papaia.html

ツバキ(椿)・イチコワビスケ(一子侘助)

2007年12月25日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・一子侘助(いちこわびすけ)
 2007年12月7日




2007年12月7日(金)、大船渡市末崎町大浜にある「世界の椿館・碁石」
の大温室内の「わびさび(茶花椿)の景」コーナーに植えられた「一子
侘助(いちこわびすけ)」という名の椿が花を咲かせていました。
名札には「一子侘助(いちこわびすけ)花期:11~3月、花色:濃紅色、
花形:一重、猪口咲き、産地:中部」と書かれていました。



「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・イチコワビスケ(一子侘助)
 2006年12月14日




2006年12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」
の「わびさび(茶花椿)の景」コーナーに「イチコワビスケ(一子
侘助)」というツバキが花を咲かていました。
名札には、「イチコワビスケ(一子侘助) 花期:11~3月、花色
:濃紅色、大きさ:小輪、産地:中部」と書かれていました。






ツバキ(椿)・イチコワビスケ(一子侘助)
ツバキ科 ツバキ属 Camellia 'Ichiko-Wabisuke'
誠文堂新光社発行の「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会
・編)には、下記の通り記載されています。

 一子侘助(いちこわびすけ)愛知 [花]濃紅色の一重、猪口咲き、
筒しべ、侘芯の極小輪、12~3月咲き。[葉]楕円、小形。[樹]立性。
[来歴]愛知県幸田町の民家の栽培種から選抜。1970年に上田敏朗の
命名・発表、侘芯ツバキの第1号。

ウナズキヒメフヨウ(姫芙蓉)/マルウァウィスクス・アルボレウス

2007年12月25日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のヒメフヨウ(姫芙蓉)
/ウナズキヒメフヨウ 2007年12月21日



2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
に行きました。「花の館」温室の「亜熱帯温室」に「ヒメフヨウ」と書
かれた名札がついた木に赤色の花が咲いていました。




「岩手県立花きセンター」のヒメフヨウ(姫芙蓉)
/ウナズキヒメフヨウ 2005年12月15日


岩手県立花きセンター「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」
の部屋に植えられていた上記画像の名札に「ヒメフヨウ(姫芙蓉)
Malvaviscus arboreus Cav. var.penduliflorus shery 常緑低木
花は赤色 十分に開かずに終わる 分布:メキシコ」と書かれていま
したが、図鑑で調べてみたところ「ウナズキヒメフヨウ」と呼ばれて
いるもののようです。



ウナズキヒメフヨウ/マルヴァヴィスクス・アルボレウス
アオイ科 ヒメフヨウ(マルヴァヴィスクス)属
 Malvaviscus arboreus
メキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、高さは
2~3mになる。葉は披針形~卵形でほとんど無分裂。裏面に綿毛が
あり、表面はざらざらしている。花は単生、赤色の他にピンク色、
白色もあり垂れて咲く。

マルヴァヴィスクス属/ヒメフヨウ(姫芙蓉)属について

熱帯アメリカに約60種分布する。樹全体に剛毛または軟毛がある。
葉は単葉で互生し、無裂、あるいは掌状に角をもつか分裂する。花
は赤色で、葉腋に単生し、ときに頂生の総状花序または集散花序と
なる。属名は「Malva(アオイ属)」と「Viscus(とりもち)」から
なり、果実に由来する。

 なお、下記のWebサイトに関連した画像が記載されています。

 http://apki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hime-fuyou.html

http://www.iz2.or.jp/hana2/main3_sub138.htm

http://www006.upp.so-net.ne.jp/kamugallery/htm/himefuyou.htm

http://www.geocities.jp/good_walk/b02umeno0053.htm