peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

クワズイモ(不喰芋)

2007年12月23日 | Weblog
「岩手県花きセンター」のクワズイモ(不喰芋)
 2007年12月21日





2007年12月21日(金)、金ケ崎市六原にある「岩手県立花きセンター」
に行きました。「花の館」温室の「亜熱帯温室」に「クワズイモ(不喰
芋)が大きな葉を広げていました。



クワズイモ(不喰芋)サトイモ科 クワズイモ(アロカシア)属
Alocasia odora
アロカシア属(クワズイモ属)は、熱帯アジアに約70種あり、
日本には2種ある。その一部が観葉植物として栽培されている。
多年草で茎は太く短い。葉は主として楯状または矢尻状心臓形
である。高温多湿を好み、冬季に低温多湿下では腐死する。
20℃以上あれば常に生育する。

インド北東部から中国、フィリピン、日本(東南アジア熱帯
雨林気候区)の常緑樹林の中に生える多年草。日本では、四国
(南部)、九州(南部)、沖縄などに自生する。耐寒性があり、
3℃まで耐えるとのこと。
サトイモ(里芋)に似ているが、芋が有毒で食べられないの
でこの名がある。

茎は太く、長さ60cmほどにもなる大きな楯形の数枚の葉を出す。
葉には長さ60~120cmの太くて長い柄がある。花茎は高さ15~25
cmになり、先端に緑白色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
肉穂花序に小さな粒々のような花がびっしりとつく。
花期は5~9月。 果実は赤く熟す。