peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

愛媛県産のイヨカン(伊予柑) 2012年3月9日(木)

2012年03月11日 | 植物図鑑

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2012年3月9日(木)、一関市東山町長坂のJAひがし「いちば館」(A-COOP ひがしやま店)に立ち寄りました。果物等の陳列棚に「愛媛県産イヨカン」(1袋4個入り・398円)という蜜柑があったので、買い求めて食べてみました。

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イヨカン(伊予柑) ミカン科 ミカン(キトルス)属 Citrus iyo

日本に自生している柑橘類の一種で、明治時代に山口県萩市で発見されたが、愛媛県(伊予の国)に伝わり「伊予柑(いよかん)」として盛んに栽培され好評を得た。別名:イヨミカン(伊予蜜柑)。樹高は3~4mほどになる。葉は先端がさじ状で直立する。葉柄には翼がある。

開花は5月頃で、白い花が咲く。果実は扁球形で、重さは250~300gと大きめ。濃橙色で美しく、よい香りがする。果肉は柔らかく、多汁で風味がよい。皮を剥く手間から、最近は敬遠されがちで、栽培数を減らす農家も多い。寒さに弱いイヨカンは、西南暖地が栽培に適する。瀬戸内の太陽光と夏場の適度の水分が、酸味と甘味の絶妙な調和を生み出す。木の負担を減らし、霜による凍傷を防ぐため12~1月に収穫した果実は、2~3月まで熟成して出荷する。

品種は、普通イヨカンと、その枝変わり(ある枝だけが突然変異して、異なる性質をもったものになること)である「宮内イヨカン」、さらにその枝変わりである、「大谷イヨカン」などがある。現在の主流は、約50年前に松山市の樹園地で発見された、果皮が滑らかで色づきの早い「宮内イヨカン」。山口県では大島が主産地になっている。

植え付けは3月。植え付けをした年の冬には腐葉土などで根元を覆い、寒さから根を保護してやる。接ぎ木した部分が地上に出るようにする。実がなるまでの期間は、庭植え・鉢植えとも3年ほど。温暖な気候を好み、また、樹勢もウンシュウミカンよりも寒さに弱いので、春先の剪定では、込み合う部分を間引くようにし、強く切り詰めないようにする。病害虫:そうか病、アブラムシ、ミカンハモグリバエ、ハダニ、ゴマダラカミキリ。水和剤1000倍を散布する。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&成美堂出版発行「わかりやすい果樹の育て方事典」(河合義隆:監修)&下記Webサイトより]

http://www.chugoku-np.co.jp/Ryouri/itsuzai20.html [お料理1週間 古里逸材:イヨカン-瀬戸内の恵み凝縮]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%AB%E3%83%B3 [イヨカン(Wikipedia)]

http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/iyokan.htm [イヨカン(伊予柑/いよかん)]

http://www.kajuen.co.jp/introduction/item02.htm [伊予柑(いよかん):のま果樹園]

http://www.afftis.or.jp/senjin/iyo.htm [日本の「農」を拓いた先人たち (社)農林水産食品産業技術振興協会]