2012年3月9日(木)、一関市役所川崎支所(川崎町薄衣字諏訪前)の県道168号線を挟んだ向かい側(北側)の高台にある一関藩の御蔵場跡に行ってみました。半ば野生化したオモト(万年青)が緑色の葉を広げ、朱橙色に熟した実をつけていました。
砂鉄川堤防に沿って造成された県道282号(薄衣東山)線を歩いて、一関市立川崎中学校の下を通り、一関市役所川崎支所の方に戻ってきたのですが、中学校を100mほど離れた道路際の山裾に野生化したオモト(万年青)が、朱橙色の実をつけていました。
ユリ科 オモト(ローデア)属 Rohdea:日本と中国に2~3種が分布する。常緑の多年草で、地下の根茎は太く、地上茎は斜上する。葉は革質、披針形あるいは長楕円形で根茎に互生する。葉腋から太い花茎を直立し葉よりも短い穂状花序に密に花をつける。花は短い苞をもち、花被片は6で短く皿状に合着し、雄しべの花糸も花被に合着する。果実は液果で赤色の球形。オモトのみが栽培される。
オモト(万年青) ユリ科 オモト(ローデア)属 Rohdea japonica
暖地の林の中に生える常緑の多年草。濃い緑色の艶やかな葉を観賞するため、古くから栽培されてきた。1根茎に3~4葉を束生し、長さ30~50cmの披針形で、先は尖る。2~3年で新しい葉と入れ替わる。新葉の生長に先駆けて高さ10cm前後の太い花茎を伸ばし、5~6月、淡黄色の小さな花を多数(15~30)つける。果実は直径10mmほどの球形で、秋に赤く熟す。分布:本州(関東地方以西)~九州。
葉にいろいろな模様が入ったものや、形の変わったものなど、園芸品種も非常に多く、主として、斑入り葉の園芸品種が鉢物、庭植え、切り花として栽培される。切り葉には、’都の城’cv.Miyakonojyou(白覆輪)、’大草冠’cv.Daisoukan(大葉、濃緑)、鉢用に’白斑獅子’cv.Shirafujishiや’大統領’cv.Daitouryouなど数多い。栽培:植替えはサクラ、モクセイの咲く頃に行い、地下茎が隠れる程度の浅植えとし、繁殖は株分けによる。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E5%B9%B4%E9%9D%92 [万年青(Wikipedia)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A2%E3%83%88 [オモト(Wikipedia)]
http://www.hana300.com/omoto0.html [万年青(オモト)]
http://www.omoto.net/ueka_01.html [オモトの植え方、管理]
http://www.houmeien.co.jp/ [おもと(万年青)豊明園]
http://www1.tmtv.ne.jp/~omoto/ [万年青を楽しむ]
http://bbs9.aimix-z.com/photovw.cgi?room=enoboru3&image=18.jpg&s=fn [オモト(万年青)のスライドショー]